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【第2回】自分を表現!楽器でのコミュニケーションで「音」を楽しむ

【第2回】自分を表現!楽器でのコミュニケーションで「音」を楽しむ

幼児におすすめの楽器はあるの?

いろんな楽器に応用が効く「ピアノ」は、楽器の中でもおすすめのものです。ただピアノは、身体の発達によっては、幼児ではしっかり弾くことが難しいこともあります。そのため、幼児のうちは「電子オルガン(ヤマハ・エレクトーンなどのこと)」をおすすめしています。
電子オルガンは、ピアノに近い音色が出て、毎回しっかりした姿勢を維持して弾くことができるので、ピアノへと移行したいと考えている場合に最適で、ピアノの鍵盤に比べて、弾くときに力を要しないため、小さな子どもでも演奏しやすくなっています。
また弦楽器や管楽器、またドラムやパーカッション、動物の鳴き声など様々な音色が入っているので、一つでいろんな音の表現や広がりを感じることができ、曲のパート分けをすれば、パパやママ、友達と一緒に家庭でアンサンブルを楽しめるので、コミュニケーションのきっかけにもなります。

子どもがまだ幼く、本格的な楽器を始めるに迷うなという場合は、おもちゃの楽器から始めて、音楽を楽しむことを大切にするのも良いです。

小さい子の場合なら、太鼓やマラカスなどの単純に音ができる楽器から始めるのもよいですね。ただ鍵盤楽器なら「音階や音程がしっかりとれているもの」、そして「1つ1つの鍵盤の幅がピアノやエレクトーンと同じ幅のもの」を選ぶようにしましょう。

音楽的な発達の時期だからこそ、音階のあるものは、たとえおもちゃでもしっかりとした「音」をだす楽器を選ぶのが大切です。
弾けるようになるためには練習などを大変なこともあるので、大前提として、子どもが楽しく続けられるように、子どものやりたいもの、楽しいものを選べるといいですね。

楽器の選び方はある?

鍵盤楽器では、やはりアップライトピアノやグランドピアノなどのアコースティックピアノがおすすめです。ただ環境的にアコースティックピアノが難しい場合もあります。そうした場合、音量調整が自由にできる「電子ピアノ」や、鍵盤のタッチはアコースティックピアノのまま、電子ピアノと同様に音量調整が自由にできる「ハイブリッドピアノ」などもあります。

住まいや環境、希望に応じていろんなタイプがあるので、検討する際は、一度楽器屋さんに相談してみましょう。

もしギターやヴァイオリンなどの場合は、正しい姿勢の維持が弾くときに重要なので、楽器のサイズ感が子どもにあうものがよいです。子ども用サイズの楽器を置いてあるお店もあるので、実際に触ってチェックしてみるといいですよ。

楽器の学び方、楽しみ方

音楽をやらせたいなら習い事

パパやママの考え方もあると思いますが、もし音楽をしっかりやらせたいなら「教室で習う」のがベターです。子どもの年齢、発達にあわせたカリキュラムを行っているところが多く、基本から身につきやすいためです。

ヤマハ音楽教室の場合は、「きく→うたう→ひく→よむ→つくる」というプロセスで、幼児からの豊かな音感と演奏力を身につけていきます。教室で習うことで、効率よく学べ、本物の音やいろんな音楽に触れたり、アンサンブルなど人と演奏する機会も多くなります。

家族で楽しむきっかけとしての楽器

今はタブレットと電子ピアノや電子オルガンなどを繋いで、家族でパート分けをして演奏を楽しむ方も増えてきているそうです。子どもも好きな楽器であれば積極的に演奏したり、触れ合ったりしてくれます。

「1人で楽しむだけでなく、みんなで演奏することで、音楽の楽しさを感じたり、コミュニケーションの時間になります。昔、楽器をやっていたパパやママにとってもいい刺激になりますよ。」

大人になって楽器を始める人も多くいるように、音楽は年齢を問わず、生涯を通じて楽しむことができます。楽器を演奏する、演奏できるようになるという目的はもちろん、子どもの可能性をより広げる音楽、楽器という世界を、親子で楽しんでみてください。

まとめ

幼児期から楽器を弾くとなると、やはり早期の音楽教育的なところを感じてしまいがちですが、成長の過程や大人になってから、音楽から受け取るものは少なくありません。

パパやママも、子どもと音楽との出会いをきっかけに、いろんな音楽や音に触れることで広がる豊かな世界を、子どもと一緒に楽しんでみてもよいかもしれません。

監修

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