子どもに共感の言葉をかけよう!共感できないときの対処法も紹介
子どもが最初に、一番多くコミュニケーションをとる相手はママですよね。子どもはママとの会話や触れ合いを通して社会性を学んでいきます。ここで、大切なのが「共感」です。ママが子どもに共感する必要性と共感できなかったときの対処法をご紹介します。
子どもに共感の言葉をかけるメリットとは
自己肯定感が高まり落ち着くことができる
ただ、そこで「ダメ」と一喝してしまうと、子どもは自分が否定されたと感じ、自信が持てなくなってしまう恐れがあります。なぜダメなのかを説明することも大事ですが、まずは「共感する」というワンステップを挟むよう心がけてみましょう。
子どもが何か欲しがっているとき、手に入れられない物でも「これが欲しいよね。かっこいいよね」と最初に共感の言葉をかけます。
そうすることで、子どもの高ぶっていた感情も落ち着いて、ママは自分のことを分かっている、愛されていると感じられ自己肯定感が増しますよ。
感情を表現する方法のお手本になる
共感とは相手の気持ちに寄り添い、同調することです。子どもの気持ちをママが代わって言葉にすることで、子どもは共感してもらえた、分かってくれたと感じられます。そして、これらが子どもにとってどのように表現すれば思いが伝わるかを学ぶ絶好の機会になります。
子どもが「そうそう!それを言いたかったんだ!」と感じる体験を積み重ねることで、表現力が豊かになります。ママは子どもの手本となるように、言葉遣いや表情にも気をつけてみましょう。
叱る言葉を素直に受け止められる
しかし、子どもにとって「ダメ!」と言われるだけではその内容が理解できないことがあるので、なぜダメなのかを説明することが大事です。そして、その前に一言ママが「それ、やりたくなっちゃうよね」などの共感の言葉を伝えると、その後の言葉も受け止めやすくなります。
誰でも、頭ごなしに叱られたのでは素直になれないときがあるのではないでしょうか。ママが子どもの立場になって、その行動に理解を示すことで子どもはママの言葉を素直に聞けるようになるはずです。
日常生活で子どもに共感を伝える方法
共感を伝える言葉の基本は「オウム返し」
子どもが「今日はお友だちと喧嘩して泣いちゃった」と言ったら、ママは「今日はお友だちと喧嘩しちゃったんだね」「泣いちゃったんだね」と繰り返すだけです。さらに「悲しいね。明日仲直りしたいね」など、子どもの気持ちを汲み取ってママが表現することもよいですね。
日々の会話の中でこうしたオウム返しを心がけることで、子どもは安心感を得ることができるようになります。
子どもの話に耳を傾けて質問もしよう
ママは家のあれこれで忙しいので、つい子どもの話に耳を傾ける時間を取れないままにしてしまいがちですが、1日に10分でも子どもの話を聞き、共感するようにしてみましょう。どうしても忙しいときは「あと10分待っててね」など、後で話を聞くことを約束します。
子どもの話を聞くときは、すぐに解決策やアドバイスを伝えるのではなく、まず子どもの気持ちや思っていることに共感しましょう。さらに子どもがどうしたいのか、どう思うかなどを質問していくと、子どもは「自分の話に興味を持ってもらえた」と嬉しくなるのです。
いつもの遊びや絵本も共感を伝えるツール
子どもとママが一緒に遊ぶとき、絵本を読むときは、まさに時間と経験を共有しているといえますよね。たとえば、絵本の読み聞かせはママが絵本の内容を伝える側、子どもは受け取る側になります。しかし、それは決して一方的な伝達ではなく、絵本を共有して行うコミュニケーションです。
絵本に描かれている様々なものについて子どもは質問してくるかもしれません。「このうさぎは可愛いね」「そうだね」など、親子のやりとりの中から共感が生まれていきます。
なかなか共感できないときの対処法とは
気持ちに余裕がないと共感するのは難しい
さらに忙しいとき、やらなければいけないことが山積みのときに、子どもが駄々をこねていると「まずは共感する」など不可能ですよね。まずはママの余裕を取り戻して、穏やかな家事、育児ができるようにしましょう。
好きな音楽を聴いたり、ショッピングに出かけたり、ママの好きなことを大切にして、優しい気持ちでいられるように気分転換をしてくださいね。