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赤ちゃんの生活リズムを整えよう!月齢別生活リズムと環境作りのコツ

赤ちゃんの生活リズムを整えよう!月齢別生活リズムと環境作りのコツ

授乳の間隔が決まってくる3カ月頃

授乳の間隔が決まってくるこの時期になると、夜まとまって眠る赤ちゃんもでてきます。そうすると朝起きる時間も定まってくるのではないでしょうか。

朝7時半から8時頃に時間を決めて赤ちゃんを起こすようにしてみませんか(お昼寝の時間から逆算して、起こす時間を決めましょう)。朝カーテンを開けて「おはよう」と赤ちゃんに声をかけてあげてください。

パパやママと遊ぶことや、お散歩に行くことが赤ちゃんの生活リズムを作ることに役立ちます。昼間は活動的にすごしましょう。

午後はなるべく早めにお昼寝をすませるようにしましょう。夕方のお昼寝は夜の眠りを妨げます。夜は新生児期と同じく早めに静かな環境を作って、赤ちゃんが眠りにつきやすくしてあげましょう。

活動量が多くなる8カ月頃

生後8カ月頃には、1日2回の離乳食が定着してきます。この離乳食に合わせて生活リズムを整えると赤ちゃんだけでなくお世話をするパパやママも楽なのではないでしょうか。

朝6時から7時の間に授乳をしたら、10時に1度目の離乳食、14時に2度めの離乳食の時間にするとよいですよ。離乳食の前には、パパやママとたくさん遊んだり、お散歩に出かけましょう。赤ちゃんの食欲も旺盛になると思います。日々成長している赤ちゃんは、エネルギー発散が大切ですから、なるべく赤ちゃんにつきあってあげてください。

遊びと離乳食をすませたら、すんなりとお昼寝ができますよ。こうして遊び、離乳食、昼寝の流れで生活サイクルが整ってくるのです。

今すぐ実践!生活リズムを整える習慣

一日の流れをパターン化しよう

赤ちゃんの生活リズムを整えるとメリットがたくさんあることはわかったけれど、実際に何から始めればよいのでしょうか。まず大切なのは一日の流れをパターン化することです。

毎日規則正しく同じような生活をおくりましょう。生活リズムが赤ちゃんに定着するには、時間がかかります。例えば私たちは何も考えずに毎日歯を磨きます。これは歯を磨くことが長い年月の間に定着したからです。

だから毎日同じ時間にカーテンを開けて赤ちゃんを起こしましょう。離乳食や昼寝、お風呂の時間もある程度決めてしまいましょう(30分や1時間の違いは大丈夫ですよ)。

毎日同じリズムですごせば、お世話する人もあれこれ考えなくてすむので楽ですし、赤ちゃんにも安心感が生まれます。

お昼寝の時間と授乳の間隔を調整しよう

赤ちゃんにお昼寝をさせるのにもいろいろな苦労があります。昼寝をしている赤ちゃんを起こすなんてもったいないですよね。

でも、長すぎる昼寝は夜の睡眠に影響します。2時間くらいたってもまだ眠っているときには、赤ちゃんを起こしましょう。特に午後のお昼寝が長引くと、起きるのが夕食の頃になってしまいます。起きてすぐでは、赤ちゃんの食欲も出ませんよね。

生まれたばかりの赤ちゃんには、欲しがるだけミルクをあげますが、生後8カ月を過ぎた赤ちゃんには少し授乳時間の間隔を開けることも考えましょう。4時間位は間隔を開けても大丈夫です。

授乳の間隔を開けることで食欲が出て、離乳食をよく食べるようになると、その後のお昼寝もスムーズにできます。結果、生活リズムが整うのです。

外気浴や外遊びで活動量を増やそう

外には葉っぱや土、風など赤ちゃんの好奇心を刺激するものがたくさんあって、長い間、遊べます。だから外気浴や外遊びで活動量が増えるのです。活動量が増えれば、食欲も出て離乳食をキチンと食べられます。その後のお昼寝もスムーズにできるようになるでしょう。

それに昼間の日光に当たると、夜に「メラトニン」というホルモンが出て、スムーズに眠りにつけるようになるそうです。夜の寝つきも良くなるのですから、パパやママはうれしいですね。だから赤ちゃんの生活リズムを整えるためには、外気浴や外遊びはおすすめです。

もちろんその日の天気や気分によって、出かける先は変わるでしょう。でも、外気浴や外遊びの大切さは忘れないでくださいね。

それでもリズムが狂ってしまった時は

朝は決まった時間に部屋を明るくしよう

いろいろと工夫しても、赤ちゃんの生活リズムが狂ってしまうこともあるでしょう。でもパパやママの生活リズムも何年もかかって完成したものです。生まれて一年未満の赤ちゃんの生活リズムが狂ってしまうのは当然です。

赤ちゃんの生活リズムを取りもどすために、朝は決まった時間に部屋を明るくしましょう。明るくするだけでも赤ちゃんの目覚めを促せます。部屋を明るくして、しばらくしたら「おはよう」と声をかけてみてください。赤ちゃんも自然に目が覚めるかもしれません。

人間は朝決まった時間に起きるほうが生活リズムが整いやすいのです。赤ちゃんが目覚めたら、顔を拭いたり、着替えさせてあげましょう。こんな毎日の習慣が生活リズムを取りもどすのに役に立ちます。

夜泣きはいつまでも続かない

生後8カ月を過ぎて、活動量も増えて離乳食もよく食べているのに、夜中に泣いて起きる赤ちゃんがいます。いわゆる夜泣きですが、なぜ泣いているのか原因がわからない場合が多いのです。

赤ちゃんだけでなくパパやママも睡眠不足になってしまいますから、夜泣きはとてもつらいものです。でも、赤ちゃんを朝寝坊させるのはほどほどにしてください。できかけた生活リズムが、一からやり直しになってしまいます。赤ちゃんはリズムが狂うことで余計に夜泣きをすることもあるそうです。朝はなるべくいつもの時間に赤ちゃんを起こすようにしてください。

夜泣きは何年も続きません。睡眠不足はお昼寝で補って、手を抜けることは抜いて、なるべく体を休めるようにして、なんとかこの時期を乗り切りましょう。

大人もなるべく子どもリズムで

赤ちゃんの生活リズムを整えなくてはと考えるときに、赤ちゃんだけを切り離して考えていませんか?赤ちゃんだけに早寝早起きをさせようすると、赤ちゃんの生活を大人の都合でコントロールしようとすることにつながってしまいます。

そんな気持ちは赤ちゃんにも伝わってしまいますよ。それは寝かしつけに苦労する原因になってしまいます。それよりも、家族みんなで健康的な生活をしようと考えてみてください。人間は本来昼間は活動して、夜は暗くなったら眠るようにできています。

赤ちゃんの誕生をきっかけに大人リズムの暮らしを子どもリズムに変えてみませんか?たとえ赤ちゃんの夜泣きがひどいときでも、赤ちゃんと一緒に休んでいればなんとか乗り切れますよ。
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