子どもと花を育てるメリットを知る。栽培キットやおすすめの花を紹介
植物や作物と触れ合うことで、子どもの五感を刺激し、生命の大切さを学ばせることができます。しかし建築物が増え、都市化が進む現代では、植物や作物に触れ成長を見る機会が減ってしまっています。広いスペースがなくても、狭いスペースで育てられる花を紹介します。ぜひ、お子さんと一緒にチャレンジしてください!
子どもが花を育てるメリットを知ろう!
子どもの優しい心や強い心を育てる
植物も生きているということを、分からせるのは難しいですよね。しかし花を育てることで、水をあげなくては枯れてしまう、ちぎると戻らないということを経験していきます。「お水をあげたから元気だね」「花が痛がっているから、優しくしてあげようね」とママが話してあげることで、子どもの心の中に花に対しての愛おしさや優しさが生まれます。
また、大事にしていた花が枯れたとき、子どもはショックを受けますよね。このとき、枯れてしまった=死んでしまったものは戻ってこないと、命の大切さを教えてあげましょう。
子どもの探究心を育てる
お水をあげているのに元気がないなと思えば、もっとたくさんお水をあげるのか肥料をあげるのかを考えます。さらに、お水も肥料もあげているのに元気がないと、日当たりのよい所に動かしてみようと対応策を考えるかもしれません。
花をお世話する中で色々なことを考え、実践していきます。失敗や成功を繰り返すことで、失敗してもへこたれない力や物ごとへの探究心を身につけていくでしょう。
親子のコミュニケーションが増える
しかし、一緒に花を育てることで、自然と子どもとの時間ができます。日々、花の成長を観察することで、子どもと共通の話題ができます。まだ子どもが小さく会話が成り立たない時期でも、花のお世話を一緒にすることで子どもとの時間ができますよね。
一緒にお世話をしている、という環境がコミュニケーションを取るには適しているでしょう。花のお世話を子どもに任せてしまったり、親がやってしまったりせずに親子で楽しんでくださいね。
まずは手軽に始められる花栽培キットを紹介!
ヒアシンス水栽培用ポット
水栽培用ポットと球根がセットで売られていますが球根だけを買う場合は、1本の茎が伸びて花が咲くダッチ系と言われる球根が適しています。茎が複数に伸びるローマン系という球根は、球根の上の部分が広がりやすく、バランスが悪くなりやすいです。ローマン系を水栽培で育てることもできますが、安定していて倒れにくい容器を選んでくださいね。
植える時期は、秋から冬です。ヒアシンスは、寒さにあたらないと発芽しないので、しっかりと寒さにあててください。ベランダなどに置いておくとよいですね。お水は、汚れてきたらこまめに変えましょう。春頃には、可愛い花が咲きますよ。
チューリップ水栽培用キット
植物を育てていると小さな虫がつくことがあります。チューリップは、虫の心配が少ないお花なので、虫が嫌いな人にもおすすめです。花が枯れてきたら、種をつける前に花を取ってしまえば、球根に栄養が残ります。うまくいけば、来年も綺麗な花を咲かせてくれるでしょう。
植える時期は、秋から冬です。春頃には、花が咲きます。春に咲くお花は、根が生えるまでは冷暗所で保管するのがよいです。冷蔵庫で保管するというやり方もありますよ。
ペチュニア栽培キット
春先に苗が店先に出てくるので、プランターなどに植えて育てます。日当たりを好み暑さには強いですが、寒さや雨には弱いです。水をあげすぎると根腐れするので、土が乾いたら水をあげるのがよいでしょう。
春先に植え、秋頃まで長く花を楽しめます。花は絶えず咲き続けるので、1週間に1度ほど液体肥料を与えると元気よく咲き続けます。寒さには弱いので、冬は花が枯れてしまうことが多いですが、茎の根元のあたりから切り落とし、土が凍らないところで管理することで、翌年も綺麗に花を咲かせてくれます。