無添加のケーキを子どもに食べさせたい!選び方や注意するポイント
子どもが大好きなケーキ。糖分やカロリーは気にしても、添加物を気にしているママは少ないかもしれません。しかし、市販のケーキには添加物が多く含まれていることがあるのです。今回は、安心して食べられるケーキの選び方や、注意するポイントなどを紹介します。お誕生日やクリスマスを無添加のケーキでお祝いしませんか?
添加物入りの市販のケーキにご注意!
ケーキ作りで使用されている添加物
ケーキによく使われる添加物としては、
・リン酸塩
・ガゼインナトリウム
・膨張剤
・カロテン色素
・加工デンプン
・乳化剤
・保存料
などがあります。
特にリン酸塩、膨張剤、加工でんぷんには注意が必要です。リン酸塩は、カルシウムや鉄分の吸収を妨げる働きがあります。膨張剤には、アルミニウムの一種「ミョウバン」を使用していることが多く、過剰摂取は神経や腎臓への影響があるといわれています。
また、加工でんぷんの中には「製造過程で使用される化学物質に、遺伝毒性や発がん物質の可能性が否定できない」ものもあり、避けたい添加物といえます。
牛乳を使用していないクリーム
通常「生クリーム」は、牛乳を原料とした動物性で、乳脂肪分18.0%以上のものをいいます。しかし「生クリーム風」は、パーム油などの植物性油脂を主原料に、乳化剤や安定剤を加えたもので、人工的に合成したクリームなのです。このクリームは安価なうえ、型崩れを防ぎ、日持ちがするため、大量生産向きといえます。
しかし、植物性油脂は「トランス脂肪酸」を多く含むものです。トランス脂肪酸は、動脈硬化や悪性リンパ腫の原因、乳ガンや心疾患と関連があるといわれてる物質です。さらにそこに安定剤や乳化剤も加わっているので、体への影響が気になりますね。
市販のケーキを選ぶときの注意点
まず、「冷凍」していたケーキは避けたほうがよいかもしれません。大手スーパーやパンメーカーで作られているケーキには、冷凍したものを解凍後、陳列しているものがあります。冷凍しても味が落ちないよう、植物性油脂のクリームと乳化剤が使用されているのです。クリスマスシーズンには、1カ月以上前に作り置きしたものが多く並ぶことも。
ケーキを買うなら、お店の奥で実際に作っているケーキ屋さんで買うのがおすすめです。添加物をあまり使用していないケーキは、日持ちがしません。「日持ちが短いケーキ」も選ぶポイントになりますよ。
市販されている無添加ケーキを探そう!
添加物を子どもの口に入れないように
添加物を子どもの口に入れないように、ケーキも「無添加」のものを選んでみましょう。見た目だけでなく、原材料欄を確認してみてください。できるだけ原材料がシンプルな物を選ぶとよいですよ。近くの販売店で無添加のケーキを見つけられない場合は、お取り寄せや手作りなども考えてみましょう。
添加物の過剰摂取は、体への悪影響が懸念されます。育ち盛りの子どもには、なおさら体によいものを食べさせたいですよね。
近所のお店や遠方からお取り寄せも
もし近所にない場合でも、大手ショッピングサイトを利用すれば、無手添加ケーキを遠方からお取り寄せすることが可能です。サイト内では、様々な地域でつくられている無添加ケーキを探すことができますよ。
たとえば、北海道から要冷蔵で届けてくれるデコレーションケーキのお店があります。無添加、無農薬の安心自然素材で作られているうえ、種類も豊富で、自宅にいながら選べるので便利ですよ。
無添加ケーキが購入できる宅配サービス
たとえば「生活クラブ」では、リン酸塩、植物性油脂、乳化剤、膨張剤不使用のロールケーキがあります。生活クラブは「着色料や保存料などの不要な食品添加物は使用しない」として、食品添加物に対して屈指の厳しい基準を設けている生協です。
また、無農薬野菜で有名な「大地を守る会」でも、こだわりの原材料で作られたケーキを種類豊富に取り扱っています。「らでぃっしゅぼーや」のケーキは、合成着色料、保存料、香料不使用。安全と美味しさを追求したケーキです。いずれも原材料が細かく確認できるので、安心できますよ。
無添加ケーキ作りに挑戦してみよう!
手作りなら無駄なものを入れなくてよい
ケーキを膨らませるのに必要な膨張剤(ベーキングパウダー)は、「アルミニウムフリー」で、成分のコーンスターチが「遺伝子組み換えでない」ものを選んでみましょう。また、小麦や砂糖など食材一つ一つにこだわってみるのもよいですね。
手作りすることは、無添加ケーキが作れる以外にも様々なメリットがあります。たとえば、自分で作ればレシピを気分にあわせて変更できるので、ケーキのバリエーションが増えますし、子どもと一緒に作れば、親子のコミュニケーションにも繋がります。
ケーキ作りに慣れてくれば、ママの素敵な趣味になるかもしれませんね。