新生児期の生活リズムはどう作る?基本の生活リズムや整え方のコツ
新生児期は生活リズムを作る準備期間
昼夜の区別はなくても、朝は朝
生後3カ月ごろには授乳間隔が安定してくるので、まとめて寝てくれる子も増えていきます。新生児期から生活リズムを作る準備をしていれば昼夜の区別がついてきて、昼間は起きている時間が増え、夜は寝る時間が長くなるでしょう。
生活リズムが整うと、夜に質のよい睡眠を取ることができます。夜はぐっすりと寝て朝起きて遊び、たくさん母乳やミルクを飲むことで、赤ちゃんのぐずりも減っていきます。
また、十分な睡眠時間の確保は、赤ちゃんの成長にもつながります。初めての経験をしたとき、脳は睡眠中にその経験を整理します。赤ちゃんは初めての経験だらけなので、脳の整理の時間の確保は大切です。成長ホルモンの分泌も睡眠中なので、夜ぐっすりと寝られるように生活をしていきましょう。
家族の生活リズムも見直して
赤ちゃんの生活リズムを崩してしまっては、夜泣きがひどくなったり体調を崩してしまったりとよくないこともあります。赤ちゃんの生活リズムを優先して、家族の生活リズムも見直していきましょう。
朝はママと赤ちゃんだけの時間になることが多いと思いますが、食卓を家族みんなで囲めるとよいですね。明るさや賑やかさを覚え、赤ちゃんが朝を認識しやすくなります。
夜は、赤ちゃんの寝かしつけの時間にパパが帰ってきてしまうときもあるでしょう。帰宅したときにママが寝かしつけをしているのであれば、一緒に寝転がって寝かしつけを助けてもらうのもよいですね。
夜の睡眠は、赤ちゃんの成長にとって大切な時間です。パパやほかの家族が赤ちゃんと触れ合うための時間を夜に作ると、寝る時間がバラバラになってしまうこともあります。早寝早起きで朝に家族の時間を作れるように、家族の生活リズムを考えていきましょう。
ママがストレスを溜めないことも大切
家事は手抜きして育児に専念しよう
先ほどご紹介したように、産褥入院をするのもよいですが、補助が出ない場合は1日の利用でも高額なため躊躇してしまうママも多いでしょう。周りに頼るのが難しい方は、なるべく家事を手抜きして育児に専念できる環境を作ることが大切です。
例えば、ネットスーパーを利用する、洗濯乾燥機や食器洗い乾燥機を活用などの便利家電を活用する、掃除は1日に一箇所と決めて完璧にこだわらないなど、手抜き方法は色々ありますよね。育児に専念できる環境ができれば家事との両立にストレスを感じることが減り、ママの身体の負担も減らせますね。
赤ちゃんが寝ている時間はママも睡眠を
ママが少しでも疲れやストレスを解消できるように、赤ちゃんが寝ている時間はママもできるだけ一緒に寝てみませんか?赤ちゃんが寝ている間に家事をしたり、ネットなどを見てひとりの時間を楽しんだりするのもよいですが、寝不足によって産後うつに陥る方も多いのです。
赤ちゃんが寝ている間に一緒に睡眠を取れば、まとまった睡眠は取れなくても少しは疲れが解消されますよね。ストレスを溜めないために、ママの睡眠の確保をしましょう。
完璧を求めず「まあいいか」の気持ちで
疲れやストレスが溜まれば心に余裕が持てなくなり、赤ちゃんが少しぐずっただけでも「うるさいな」「早く寝てよ」とイライラするものです。また、ママがイライラすれば赤ちゃんにも伝わり、赤ちゃんは余計にぐずることが多くなります。
赤ちゃんとの生活リズムが整い心に余裕が持てるまでは、何事にも完璧を求めず「まあいいか」という気持ちで取り組みましょう。自分を甘やかすことで心に余裕が持て、ママに笑顔が増えるとよいですね。
まとめ
生後3カ月ごろには昼夜の区別がついてきますが、このころに昼夜逆転してしまう子もいます。夜型の生活をしていると昼夜逆転する可能性が高いので、朝型の生活を心がけましょう。
育児と家事の両立でママは辛いかもしれませんが、パパや周りに頼ったり家事を手抜きしたりして、笑顔で過ごす時間を増やせるとよいですね。