新生児期の生活リズムはどう作る?基本の生活リズムや整え方のコツ
出産が終わりいざ赤ちゃんとの生活が始まってみると、昼夜の区別がなく睡眠や授乳のタイミングもまばらで、なかなか生活リズムがつかめないというママは多いですよね。そこで今回は新生児期の赤ちゃんやママの生活リズム、生活リズムを整えるためのポイントなどをご紹介します。
目次
- 新生児期の赤ちゃんの生活リズム
- 睡眠と授乳のサイクル
- おむつ交換のタイミングと回数
- 沐浴の時間帯と1回の時間
- 寝過ぎで心配な場合、寝なくて心配な場合
- 睡眠時間と授乳量は一定ではない
- 起こして授乳した方がよいとき
- 空腹以外にもある、起きて泣くとき
- 赤ちゃんの生活のリズムを整えたい理由
- 発育、発達に赤ちゃんの生活リズムは大切
- 生活リズムの月齢別のおおよその目安
- 新生児期は生活リズムを作る準備期間
- 新生児と過ごすママの生活のリズム
- 新生児期はママの産褥期
- 赤ちゃんのペースに合わせるのが基本
- 里帰り、産褥入院などを利用して
- 新生児期は生活リズムを作る準備期間
- 昼夜の区別はなくても、朝は朝
- 家族の生活リズムも見直して
- ママがストレスを溜めないことも大切
- 家事は手抜きして育児に専念しよう
- 赤ちゃんが寝ている時間はママも睡眠を
- 完璧を求めず「まあいいか」の気持ちで
- まとめ
新生児期の赤ちゃんの生活リズム
睡眠と授乳のサイクル
赤ちゃんによっては、新生児期から長く寝る子もいるので、ぐっすり寝ているようであれば起こさずに様子を見ても大丈夫でしょう。5時間以上寝るようであれば、起こして授乳をしてくださいね。
まだ昼夜の区別がついておらず、お腹が空いたりおむつが気持ち悪かったりすると何時でも起きます。昼夜の区別をつけるために朝はカーテンを開けて日光を取り入れ、夜はカーテンを閉めて静かに過ごすようにすると、2〜4カ月ごろには赤ちゃんの体内時計が整ってきますよ。
おむつ交換のタイミングと回数
おむつ交換のタイミングは、基本は授乳の前後や沐浴時です。寝ているときでも、うんちであればすぐにおむつ交換が必要です。おしっこの場合は、紙おむつは吸収してサラサラな状態を保つので、ぐっすり寝ているのであれば次の授乳まで待っても大丈夫でしょう。
布おむつは湿気が溜まりやすく漏れやすいので、紙おむつよりも頻繁に交換が必要です。おしっこの大体の間隔が把握できるまでは、1〜2時間おきに確認してくださいね。
沐浴の時間帯と1回の時間
夏場は、たくさん汗をかくので1日に数回沐浴しても大丈夫です。夏場は、おむつかぶれになりやすい時期です。かぶれが酷い赤ちゃんは、おむつ交換をするたびに沐浴した方がよい場合もあります。
冬場は寒く汗をかくことは少ないですが、ホコリなどの汚れがついているので1日1回は沐浴しましょう。沐浴の1回の時間は赤ちゃんの体力を考え、できるだけ10分以内がよいですよ。湯冷めしないように、沐浴後の着替えを用意するのを忘れないでくださいね。
寝過ぎで心配な場合、寝なくて心配な場合
睡眠時間と授乳量は一定ではない
1回に飲む量は、赤ちゃんの胃の容量と同じくらいです。飲む量の計算式は、(日齢×10)~(日齢×10+10)mlです。簡単にいうと、生まれた日~生後1日の赤ちゃんは10~20ml、生後2日では20~30ml、生後1週間で70~80ml程度です。
生後1カ月までは、80~120ml程度を飲みます。飲む量の目安はありますが、飲むとき飲まないときの差があるので一定ではありませんよ。
起こして授乳した方がよいとき
新生児は、お腹が空いていても眠りが深いときは寝続けてしまう場合もあります。5時間以上の睡眠は、脱水症状が心配なので起こして授乳をしましょう。力なくぐったりしていたり、唇が乾燥していたりすると脱水のサインかもしれません。
1日の授乳回数は生後2カ月までは8回以上、3カ月は7回以上がよいといわれています。授乳回数が少なく体重が増えないときは、積極的に授乳しましょう。
授乳間隔が長くなると、ママも乳腺炎になりやすくなります。乳腺炎になると胸が痛み高熱が出て辛いので、胸が痛くなる前に赤ちゃんに吸ってもらうことが大切です。
空腹以外にもある、起きて泣くとき
赤ちゃんの生活する部屋の温度は、暑いときで25〜28℃、寒いときで18〜20℃が適温です。室温を調整していても、服装や布団のかけ方など色々な要因によって汗をかいたり寒かったりして起きてしまう場合があります。
ほかにも、おむつが濡れて気持ち悪くて起きるときもあります。授乳をしたのに泣き止まないときは、まずは室温やおむつのチェックをしましょう。寂しさから泣いている場合は、添い寝をするとママのぬくもりで赤ちゃんが安心することもありますよ。