2歳児の生活リズムを整える昼寝の取り方は?昼寝しない場合の対処法
子どもが2歳になると、走り回ったり、おしゃべりが上手になってきたり、とにかく元気いっぱいですよね。昼寝をすることで子どもの体力は回復しますが、「昼寝によって生活リズムが乱れそうで不安」と感じているママもいます。ここでは、適切な昼寝の取り方や、昼寝をしない場合の対処法などをご紹介します。
2歳の生活リズムを整えるための昼寝の役割
適切な昼寝が生活リズムを整えるのに重要
生活リズムは、規則正しい生活を送ることで自然と整っていきます。早寝早起きの習慣化や食事、遊、昼寝、入浴など、時間をしっかり管理できていると、子どもの生活リズムが整いやすくなりますよ。
生活リズムは、一度乱れてしまうと調整するのに時間がかかります。外出先でも昼寝の時間を意識しながら、予定を立ててくださいね。子どもが昼寝をしている間はママの自由時間として使うことができるので、ママにとっても昼寝は重要といえるでしょう。
昼寝にはストレス解消や免疫力が増す効果も
短時間でもぐっすり眠ることでストレスの解消を促したり、免疫力が増したりといった効果が期待できますよ。大人だけでなく、子どもでもストレスは溜まります。ストレスを上手に解消していかないと、情緒が不安定になる、短期になるなど、子どもの心にも悪影響を及ぼすため昼寝は大切な習慣なのです。
また、眠ることで分泌されるホルモンの影響で、子どもの免疫力を高めていきます。これは大人になるにつれて、効果が少なくなっていくといわれています。子どもが心身ともに健康でいられるように、積極的に昼寝を導入したいですね。
昼寝を取ることで夜の睡眠がスムーズに
子どもが夜にぐっすりと眠るためには、心を落ち着かせることが大切です。あまりにも眠たかったり、ストレスなどでイライラしていたりすると、気持ちが高揚して、かえって眠れなくなってしまいます。これは夜泣きの再発にもつながりますので注意が必要です。
2歳児に必要な睡眠時間は、およそ11~14時間といわれています。規則正しい睡眠を取り、足りない分は昼寝で補うと睡眠時間を十分に確保できますよ。
2歳の子どもに適切な昼寝の取り方とは
昼食の後1~1時間半の昼寝を
このときに気をつけておきたいのは、昼寝の時間は1~1時間半にとどめておくことです。子どもの発育のため、昼寝は夜の睡眠時間で足りない分を補うと考えておきましょう。また、昼食の後に昼寝を取ると、子どもの夜の睡眠に影響が出ずに済みます。子どもの昼寝は昼食が済んでから取り入れるのがおすすめです。
寝ている途中で子どもが起きてしまって昼寝の時間が短くなりそうなときは、ママが添い寝をしたり、優しい音楽などをかけたりして、睡眠を促してみましょう。昼寝が足りないと午後の活動に影響が出る場合もありますよ。
昼寝の理想の時間帯は12~14時まで
一般的に、子どもが眠気を感じるのは、昼寝の後の6時間後といわれています。子どもの成長ホルモンは22時ごろから分泌されることを考えると、子どもの就寝時間は20~21時が最適です。この時間から計算すると、昼寝を取る時間帯は、12~14時までの間が理想的となります。昼食の時間が遅くなった場合は、15時半くらいまでには昼寝を終わらせましょう。
あまり遅い時間帯からの昼寝は、子どもの就寝時間に影響が出てしまいます。夜の寝かしつけに失敗しないためにも、昼寝の時間帯は確認しておきたいですね。
昼寝は毎日同じ時間帯に取るのが理想
毎日同じ時間に昼寝を取ることで、子ども自身が昼寝の時間を覚えていきます。最初はなかなか決まった時間に眠れないかもしれませんが、毎日繰り返していくことで子どものほうから昼寝を取ろうとする場合があります。昼寝を取るという単純な行為にも、子どもの成長を感じられますよ。
昼寝の時間を毎日同じ時間帯に取ることは、子どもの食欲にも関わってきます。目覚めたばかりの時間は、食欲がなかなか湧きませんよね。昼食の後に昼寝を取れば、夕食の時間に影響が出ず夕食もしっかり食べてもらえるでしょう。
子どもが昼寝をしないときの対策方法
午前中に体を動かせば自然と眠気がくる
2歳児にとって午前中はもっとも体力に溢れ、活動的に動ける時間です。ですから、午前中は公園に行って遊んだり散歩に出かけたりなど、積極的に体を動かしましょう。そうすることで、子どもは適度に疲れて自然と眠気を感じますよ。
ポイントは、適度に疲れるという点です。子どもがくたくたになるまで疲れてしまうと、脳が興奮状態になり逆に昼寝をするまでに時間がかかる可能性があります。子どもは自由に体を動かすことで、ストレスを発散ができます。ストレス解消も睡眠の導入につながるので、上手に取り入れたいですね。