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1歳3カ月の赤ちゃんの様子は?心と体の成長とお世話のポイント

1歳3カ月の赤ちゃんの様子は?心と体の成長とお世話のポイント

指さしができて物を持つのに慣れてくる

ママの言葉をニコニコ受け身で聞いていた赤ちゃんが、少しずつ自分から発信するようになりますね。喃語、一語、二語と言葉が増えていくように、身体でも意思を示していこうとします。その一つに指さしがあります。

指さしは、早い赤ちゃんなら生後9カ月から始まりますよ。しかし、個人差が大きいため、1歳6カ月ころまで様子見し、1歳半健診のときに確かめることになっているようです。

言葉が早い子は、比較的指さしも早く始まる傾向にあります。指さしをなかなかしなくても、個人差が大きいことを知って、気長に待ちましょう。

1歳になると、指でも意思を示します。要求や返答・応答、共感などがあげられるでしょう。このように指で色々な気持ちを示すようになると、指先を使った動作も増えてきます。ボールをつかむ、やわらかいボールをつまむ、積み木やブロックを一つ一つ摘み上げて重ねていくなど1歳までとは違った遊び方ができるようになるでしょう。

また、指先を上手に使えるようになることから、クレヨンを握ってお絵描きしたり、シール貼りをしたりなどもできるようになりますよ。

1歳3カ月ころの赤ちゃんの食事は?

1歳3カ月は離乳食完了期に移行する時期

1歳3カ月になると、離乳食も完了期へ移行している時期ですね。完了期とは、1歳~1歳6カ月あたりとされています。これまでに初期の重湯などから始まり、舌とあごですりつぶす中期、歯茎でつぶすように食べる後期を経て、幼児食の手前である完了期まで進んできましたね。

このころになると、普通食に近づいてきますので、離乳食を作るママの負担も初期や中期のころに比べると楽になっていることでしょう。食材のかたさは指で力を入れるとつぶれる程度、ちょうどバナナのかたさが目安になります。

もうすぐ離乳食が終わるといっても薄味、ご飯や野菜などもやわらかめにするのが基本です。普通食に近づいていますが、生もの、香辛料、油分、添加物は避けるようにしましょう。

スプーンなどで自力で食べる練習を

手づかみ食べが上手にできるようになり、スプーンやフォークに興味を持ち出したら自分で食べる練習をさせてみましょう。

赤ちゃん用スプーンとフォークは、素材・形がさまざまです。そのため、どれを選べばよいのか迷ってしまうママも多いでしょう。一番は、赤ちゃんが持ちやすそうなものですね。

ステンレスは丈夫な上、煮沸消毒もできるので清潔さは一番ですが、赤ちゃんによっては冷たさと硬さを嫌がることもあります。

プラスチックは、軽くて丈夫なのが特徴ですが、色移りや赤ちゃんの歯で傷がついて不衛生になってしまうのが難点でしょう。

木製は、口当たりの軟らかさが特徴ですが、洗ったり濡れたりしたあとの乾燥をしっかりしないとカビの原因になりますので注意が必要です。

離乳食は無理やり食べさせないように

離乳食には目安がありますが、すべての赤ちゃんに共通するわけではありません。赤ちゃんによっては、月齢どおりに食べてくれないこともあります。

後期から完了期へ移行すると、食材が大きくなったり、硬くなったりしますね。赤ちゃんによっては、それを受け入れられず、嫌がってしまうこともあるのです。

赤ちゃんが突然、離乳食を食べてくれなくなるとママは心配になり、焦ってしまいます。しかし、焦らなくても大丈夫ですよ。ここで強引に完了期の離乳食を食べさせるのではなく、食べてくれていた後期に戻したり、もう少し軟らかめにしたりして様子をみましょう。

そして、様子を見ながら1品だけ完了期のものにするなど工夫してみてはいかがでしょうか。

1歳3カ月の赤ちゃんのお世話のポイントは

上下が分かれた歩きやすい服装を選ぼう

1歳3カ月になると歩くのも上手になり活発になりますから、動きやすい服装を選ぶことが大切になってくるでしょう。

おむつ替えのときに、動いていても脱がせられるズボンなど、上下が分かれた服は便利ですね。また、素材は、丈夫で伸縮性があり、吸汗性に優れたものを選びましょう。動きが活発になるということは、一段と汗もかくからです。

そして、注意しなければならないのは、あまり大きすぎる服を着せないようにすることです。子どもはすぐに成長しますから、ジャストサイズだとどうしてももったいような気がしてしまい大きめを買ってしまいますね。

しかし、大き過ぎると袖を引っ掛けたり、裾を踏んだりして大変危険です。身体にあった安全な服を選ぶようにしましょう。

テレビやDVDなどは見せ方に気をつけよう

用事をしている間は、テレビやDVDを見せているというママも多いのではないでしょうか?テレビやDVDはなにがなんでも見せてはいけないというわけではありませんが、長時間視聴は言語発達や社会性を身につける上で悪影響があるといわれています。

親子の会話なしに長時間、子どもだけで視聴させることが多い家庭では、言語や社会性に遅れが生じる可能性が高くなっているそうです。そこで、視聴させる上で気をつけなければならないことがいくつかあります。

視聴時間は1回30分程度に制限し、内容も年齢に合ったものを選び、同じものばかりみせないようにしましょう。また、子どもだけで見せるのではなく、声掛けや見終わってからのコミュニケーションが大切ですよ。

だんだんと生活習慣を身に着けていこう

1歳3カ月には、安定した1日3回食になりますね。食事もママと同じような時間に摂れるようになりますから、起床時間や就寝時間なども含めリズムよく生活させることができるようになるでしょう。

保育園へ預けている場合と自宅で過ごす場合ではタイムスケジュールは違ってきますが、起床時間、食事時間、入浴、お昼寝、おやつ、遊びなどはそれぞれで計画が立てられますね。

起床時間と就寝時間、お昼寝時間をまず決めます。その間に食事の時間を設定し、残りの空いた時間に遊びなどほかのことを入れましょう。赤ちゃんや小さい子どもは、睡眠時間が重要ですから、それをきちんと確保するスケジュールが大切ですね。

また、トイレ、お着替え、お片づけなども教えていきましょう。

まとめ

1歳を過ぎるとできることが増え、自分でやりたいという好奇心が湧き、積極的になってくるころですね。今までしてもらうばかりだった赤ちゃんが、歩けたり、手や指を自由に動かせたりすることを知り、「わたしもできる。やりたい」という気持ちが出てくるのでしょう。

フォークやスプーンを使っての食事も、たとえ口や手がベトベトになったとしても楽しいものとなります。水遊びや砂遊びもそうでしょう。

ここで汚れるからやらせないということではなく、好奇心の目を摘まないようにママも一緒に楽しんでみるようにしましょう。
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