髪の毛を切るのを嫌がる3歳児。散髪をスムーズにするためのコツとは
3歳の子どもは美容院でじっとしていられないことも多く、自宅でパパやママが髪を切るという家庭も多いでしょう。しかし散髪自体が嫌いという場合、お店でも自宅でも苦労しますよね。そこで今回は、散髪が苦手な3歳児の髪の毛をスムーズに切るためのコツやポイントを紹介していきます。
3歳の子どもが散髪を嫌がる理由とは?
長時間じっとしているのが苦手
ハサミやバリカンを使うため、散髪中に動かれると危ないですよね。しかし、動かないように押さえつけたり、「じっとしていなさい!」と怒ったりすると、子どもは余計にストレスを感じてしまうでしょう。
「イヤイヤ」が発動したり、泣き出したり、ときには逃走したり、散髪から逃れようと抵抗します。いったん「散髪は嫌い」と思うとトラウマになって、次回からも嫌がるようになってしまうことがあります。
散髪の道具や音が怖い、または痛い
短髪に仕上げるときにバリカンを使う場合、音にびっくりして怖がる子どもも多いですね。「それでボクに何をするの~?」と恐怖の表情を浮かべるかもしれません。バリカンのスイッチを入れただけで泣き出す子どももいます。
また、ハサミやバリカンに髪の毛が引っ掛かり、一度でも痛い思いをすると「もう嫌だ」と敬遠されてしまうでしょう。3歳の子どもが怖さや痛さを我慢することはなかなか難しいため、苦手意識を持ってしまうとそこから立て直すのは至難の業です。「最初が肝心」と心得ましょう。
切った髪の毛がチクチクして不快
洋服にたくさんつくのを避けるために、暑い季節は子どもを上半身裸にして散髪するママもいます。しかし汗をかいた体に切った髪の毛がくっつくと、なかなか取れません。体にたくさんついた髪の毛が気持ち悪くて泣き叫ぶというパターンもあります。
長い髪の毛は指先でつまみながら切ることができるのであまり飛び散りませんが、短髪の男の子を散髪すると短い毛が周りに飛び散りやすく、お店でも顔や体につくことは避けられないようです。
散髪をスムーズにするためのコツとは?
DVDやオモチャ、声掛けなどで気をそらす
自宅で散髪する場合も、お気に入りのテレビ番組や映画などをつけて、子どもがじっと観ている隙にササっと切ってしまうのが有効的な手段です。集中して遊ぶのが得意な子どもなら、折り紙やお絵かきをさせておくのもよいですね。
3歳ごろはごっこ遊びが大好きな年齢です。「髪を切るよ!」と言うのではなく、「美容院ごっこをしよう!」と声を掛けてみると、すんなりと応じてくれるかもしれません。「お客さん、今日はどんな髪型にしましょうか?」と、ごっこ遊びの会話を楽しみながら散髪するとよいですよ。
散髪に使う道具を見直してみる
散髪用のハサミを選ぶ際は、先端が丸いものにすると子どもが動いてもケガをしにくくて安全です。すきバサミとセットになっているとアレンジするときに活躍します。
短髪の場合はバリカンが手早く仕上がって便利です。中でもカットした毛クズを吸引してくれる機能がついているものがおすすめですよ。子どもが動いても切った髪が飛び散らないので掃除も楽ちんです。また散髪中に子どもが暴れそうなら、コードレスタイプのバリカンが安全です。
切った髪の毛が気にならないようにする
自宅での散髪には、頭からすっぽり被れる散髪用ケープが便利ですよ。美容院などで使うケープと違い、裾にワイヤーが入っていてポケットのように髪の毛をキャッチしてくれる作りになっています。ケープの首元にタオルを巻いて、首の隙間から切った髪が入り込まないようにしておくと安心です。
中にはこのケープをつけること自体を拒否する子どももいます。そんなときは切った髪がすぐに洗い流せるように、お風呂場で散髪するのもよいですよ。その際、排水溝にネットを張るなどしておくと後処理が簡単です。