つらい食べづわりと戦うママへ!和らげる方法や注意してほしいこと
体重管理を求められる妊娠中のママにとって、食べなければ気持ちが悪くなってしまう食べづわりは、精神的にもつらいものですね。今回は食べづわりの症状を和らげながら、食べても罪悪感の少ない食べ物や、太りにくい食べ方など、食べづわりのママが精神的にもゆとりを持てるような情報をお伝えします。
食べづわりが起こるのはなぜ?対策も知ろう
ホルモンバランスの変化が関係しているかも
妊娠するとhCGと呼ばれるホルモンが分泌されるようになります。このホルモンは妊娠を継続するのに欠かせない大切なものですが、副作用として体がなんらかのアレルギー反応を起こしてしまい、つわりのの症状を引き起こしているのではないかというのです。
また妊娠中は女性ホルモンのバランスも崩れやすく、血糖値を下げる働きのあるホルモンが過剰に分泌されることにより低血糖状態に陥りやすくなります。低血糖になることで体が食べ物を欲するようになり、食べづわりの症状が表れるのではないかといわれているのです。
いつからいつまで続くかは個人差が大きい
しかしつわりは千差万別で、同じママでも妊娠のたびに症状や期間がまったく違うことも少なくありません。つわりがまったくないママや、妊娠初期から赤ちゃんが産まれるまでつわりに苦しんだというママまでさまざまです。いつ終わりがくるかは誰にもわからないということですね。
そう聞かされると、まだまだつわりが終わらないのかとゲンナリするママも多いでしょう。しかしつわりの期間はどんなに長くても10カ月です。必ず終わりがきますので、工夫してつらさを和らげながら乗り切りましょうね。
食べづわり対策はちょこちょこ食べが効果的
食べづわりの症状を和らげるためには、ちょこちょこ食べが効果的です。1回で食べる量の食事を何度かに分けてとることで、総カロリーを抑えながら空腹の時間を減らすことができます。
このときパンよりもご飯を選ぶほうが腹持ちがよいので、食べるメニューにも気を配りましょう。玄米や雑穀を白米に混ぜ込んで炊くと噛み応えがあり栄養バランスもよくなりますので、苦手でないママはぜひ試してみてくださいね。
食べづわりと戦うママに注意してほしいこと
食べ過ぎによる体重の増加
食べ過ぎはママや赤ちゃんの命にかかわる妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になるリスクを高めるといわれており、さらに産道が狭くなることで難産になりやすいともいわれています。
しかし食べづわりの最中に食事制限をするのは精神的にもダメージが大きいもの。無理に食事量を減らすのではなく、食べる方法や食事内容に気を配ることで対応しましょう。
またイライラすると甘いものが食べたくなるので、適度に運動をして太陽光を浴び、自律神経を安定させるのも効果的です。
ちょこちょこ食べによる虫歯
食べ物を食べると口の中は虫歯になりやすい酸性の状態に傾きます。これを唾液が中性の状態に戻すのですが、食べる回数が多いと唾液による中性化が追いつかなくなってしまうのです。
妊娠中はただでさえ唾液の分泌量が少なくなり、ホルモンバランスの変化で虫歯になりやすい環境です。食べた後は丁寧な歯磨きを心がけたいですね。
しかし毎回の歯磨きを負担に感じるママも多いでしょう。そんなときは殺菌効果のある緑茶で口をゆすぐだけでも虫歯を防ぐ効果がありますので、試してみてくださいね。
家族に理解してもらうことが何よりも大切
特に第一子の場合、パパの知識が乏しいことが多くママの苦しみが理解できません。ですからママはなにが原因でどんな風につらいのかなど具体的にパパに伝え、どうしてほしいのか指示するようにしましょう。
言わなくてもわかってよ!と言いたくなる気持ちもわかりますが、察することが苦手なパパは多いもの。ママが楽になるためにも、ここはぐっとこらえて理解を求めましょう。
食べづわりで太らないための食べ物や飲み物
食べるのに時間がかかる「飴やガム」
ミント系の味でムカムカがおさまりすっきりしたというママもいれば、フルーツ系の味が甘いものを欲する気持ちを静めてくれた、というママもいます。自分に合った味を見つけてくださいね。
シュガーレスタイプのものを選ぶと糖分のとりすぎを防げますし、キシリトールが配合されたものならば虫歯の防止に役立ちます。どれがよいか迷ったときは、こういったところにも着目して選んでみてくださいね。