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子どもがよく転ぶ原因はなに?すぐに泣く子どもへの対応やケガの対処

子どもがよく転ぶ原因はなに?すぐに泣く子どもへの対応やケガの対処

泣いたら叱らずに共感の言葉をかける

転んだことは仕方ないと思う一方、外出先などでは早く泣き止ませなければ、と焦るママは多いことでしょう。とっさに転んだこと、泣いていることを強い口調で叱ってしまうママもいるかと思います。

しかし、叱ってしまうと余計に事態が悪化する可能性があるため避けた方がよいでしょう。転んで痛いのに加えて、ママに叱られると「痛いのにママはわかってくれない」と余計に涙を止められないこともあるからです。

転んで泣いている子どもに必要なのは、共感の言葉です。「転んで痛かったよね」とまずは子どもの気持ちに共感して、必要ならば「◯◯をしちゃうと転ぶこともあるとわかったよね」「次からは気をつけようね」と続けると、子どもも受け入れやすくなりますよ。

ケガがあっても大げさに反応しない

転んだ際に子どもがケガをすると、つい慌ててしまいますよね。「たいへん!」「大丈夫!?」「血が出てる!」とママが大げさに反応してしまうと、子どももつられてどんどん不安になってしまいます。

ケガに対して心配する気持ちはもちろんわかりますが、まずは冷静になってください。ママが落ち着いていれば、子どもも転んだことは大したことではないと考えるようになります。

そして、どの程度のケガなのかを確認しましょう。まず流水で傷口を洗い、清潔な布で水分を拭き取って、傷口の状態を確かめることが重要です。

ケガの状態を確認することができれば、その後の対応にすぐ移れるため、過剰に心配せずに冷静に行動するようにすることをおすすめします。

転んで膝や腕などを擦りむいたときの対処法

軽いすり傷は家庭で応急処置する

実際にケガをしてからだと焦ってしまうため、あらかじめ家庭で対応する傷、医師の診察が必要な傷について知っておくと安心ですね。

血がにじむ程度であれば、家庭での応急処置で十分です。水道水で傷口を洗い流して、傷口の周りについている水分を拭き取ったあと、絆創膏を貼るだけで構いません。

絆創膏はハイドロコロイド系のものを使用するのがおすすめです。傷口は乾燥させてかさぶたを作って治すといわれていた昔とは違って、今は湿った環境下の方が、傷口ははやくきれいに治るといわれています。

ハイドロコロイド系の絆創膏は、浸出液によって絆創膏が白っぽくなります。定期的に貼り替える必要があるため、一日一回は傷口を確認するとよいでしょう。

すり傷で病院に行く目安

「子どもは傷だらけになるものだよね」「すり傷くらいであれば絆創膏を貼っておけば大丈夫でしょう」と考えるママもいるかもしれません。基本的には家庭での処置で問題ないのですが、医師の診察が必要となるレベルのすり傷もあるため頭の片隅に置いておいてください。

まずは、明らかに範囲が広かったり深かったりする傷です。適切な治療をした方が傷の治りがはやいのはもちろん、下手をすると一生傷が残ってしまいます。

もう一つは、傷口に異物が残ってしまった場合です。流水で洗ったあと、絆創膏を貼る前に傷口をしっかり確認してください。

砂利などの異物が傷口に残っていると、そこから化膿する危険性が高くなります。そのため、病院を受診して異物を取り除いてもらうと安心です。

子どものすり傷は何科で診てもらうの?

すり傷で病院にかかろうとしたとき、「とりあえず小児科でよいよね」と思っていませんか?何かあったときこそ、かかりつけの小児科に連絡するママは多いと思います。

実は、ケガをしたときには小児科だと対応できないことが多いのです。小児科は風邪などの内科治療がメインであるため、傷の治療などはほかの科に連絡した方がスムーズに対応してもらえますよ。

軽いすり傷の場合は、まずは皮膚科に連絡するとよいです。ただし、皮膚科では傷口の洗浄やぬり薬・はり薬といった処置はできますが、深い傷の治療はできないため、形成外科を紹介されることもあります。

できるだけはやく適切な治療が開始できるよう、悩んだ場合は病院へ電話して症状を伝え、その病院で対応可能かを尋ねてみてもよいですね。

転んで顔や頭を打ったときの対処法

顔面を打ったら目、鼻、口を観察する

転ぶのにも慣れていない子どもにとっては、「うまい転び方」がわからず、顔面から地面に激突することも多いです。

顔面を打ったときすぐに確認してほしいのが、目、鼻、口です。とくに目の粘膜が傷ついてしまうと、失明の危険性もあります。

また、出っぱっている鼻は、顔面から転んだときに打ちつけやすい部位の一つです。転んだあとしばらく経ってからも、子どもが鼻の痛みを訴えるようであれば、鼻の軟骨を骨折している可能性も考えてください。

口も、転んだ際に噛み締めて唇が切れたり、強く打ちつけて歯が欠けたり抜けたりすることがあります。少し血が出るくらいであれば様子見で構いませんので、しっかり経過観察をしましょう。

たんこぶや鼻血の対処法

頭や顔を打ったときにたんこぶができたら、まず冷やすことが大切です。打ちつけて腫れた場合には、たんこぶに限らず冷やすことで痛みが和らぎ、はやく治すことができます。

保冷剤や氷を布で包んで、医療用のネットで固定するとよいでしょう。ネットがなければ、冷えピタなどの冷却シートをたんこぶができた部位に貼るのも効果的ですよ。

さらに、たんこぶだけでなく鼻血が出ることもあるため、すぐに止血できるようにティッシュやハンカチは必ず持ち歩いておいてください。

ただし、ティッシュを丸めて鼻に詰めるのはNGです。鼻血が止まったと思ってティッシュを外した際に、その刺激で再び出血することがあるため、血が垂れないように押さえる程度にしておきましょう。

頭を打ったときは様子を見て受診を

頭を打ったときに問題なのは、たんこぶや鼻血だけとは限りません。頭を強く打ちつけたあとすぐに症状が出る場合もあれば、何日も経ってから急に様子がおかしくなって、生命の危機に瀕することもあります。

わかりやすい判断基準としては、「血が出ているかどうか」。出血している場合には、程度によって傷口を縫合しなければならないこともあります。

傷口以外でも、耳から出血していたり、サラサラの鼻血があったりするときも要注意です。脳や頭蓋骨が傷ついたことによる出血の可能性が考えられます。

「なんとなく変な気がする」といったママの直感も重要です。普段よりボーッとしている、ウトウトしている、吐き気がある・嘔吐したといった症状があれば、迷わず受診してください。
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