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5歳児の特徴に合ったボール遊び!楽しく遊びながらルールを学ぼう

5歳児の特徴に合ったボール遊び!楽しく遊びながらルールを学ぼう

5歳ごろの子どもは、体のバランスをとるために必要な筋肉が強くなり、脳神経も成熟してきます。ボール遊びも転がす、軽く投げることから、遠くに投げることや、ルールに沿って行うゲームも楽しめるようになっていきますよ。バランス感覚が養えたり、社会性が高まったりする、5歳児が楽しめるボール遊びをご紹介します。

5歳児の特徴に合うボール遊びとその効果

遠くに投げる動作をするボール遊び

子どもは5歳くらいになると筋肉が強くなり、運動しているときの安定感が増しますね。ママは我が子の体つきが「しっかりとしてきた」と実感できるでしょう。このころは体の発達に合わせるように、ボールを使った遊びが上手になります。

1歳半くらいのころはボールを転がして遊んでいた子どもが、徐々に下手投げでボールを投げたり、上手投げでボールを投げたりできるようになっていきます。さらには、より遠くにボールを投げられるようになりますよ。

ボールを放り投げるだけではなく、遠くで待つ相手の呼びかけに応じてボールを投げる遊びも楽しむようになります。ボールを投げるという運動機能の発達だけではなく、コミュニケーション能力も向上するためといえますね。

全身のバランス感覚を養える

ママにとって「ボールを投げる」という動作は、難しいとは感じないでしょう。ですが、ボールを投げる動作は複雑な体の動きが必要となります。何気ない動作ですが、全身をバランスよく使わなければならないのです。

つかもうとしているボールの重さや硬さを考えどのくらいの力でつかめばよいのかを瞬時に把握しなければなりません。さらに遠くに投げるためには片足立ちでバランスを取ったり、上半身にひねりを加えたりする工夫も必要となります。

また狙って投げたり、投げられたボールをキャッチしたりするには、空間認知能力を使います。より遠くに、早く投げるためにどうしたらよいかも考えるようになりますね。ボール遊びは体だけではなく脳への刺激にもなる遊びといえるでしょう。

ルールや挨拶を身につける機会に

5歳ごろの子どもは、コミュニケーション能力が高まり、友だちと一緒に遊ぶ姿が見られるようになりますね。ボールを使った遊びも2人でボールを投げ合う遊びだけではなく、ルールに従いゲームを楽しむサッカーや中当ても楽しむようになっていきますよ。

ボールを使ったゲームを楽しむためには、決められたルールを守り、友だちと声を掛け合い協力することが必要となってきます。ゲームを始める前には「よろしくおねがいします」、ゲームの終わりには「ありがとうございました」といった挨拶を交わす場面もでてきますね。

楽しく遊ぶためにはルールを守ることや、声を掛け合い、挨拶を交わすことが大切であることを自然と身につけるでしょう。

5歳児の手軽に楽しめるボール遊び

様々な素材のボールを使う「弾ませる遊び」

ボールは大きさや素材により弾み方が異なります。色々な大きさや素材のボールを用意して、「どれが一番弾むかな?」とママが問いかけて子どもに考えてもらう遊びもよいですね。同じボールでも弾ませる高さを変えたり、弾ませる場所を変えたりして、一番よく弾むポイントを探すのも楽しいですよ。

箱を用意して弾ませたボールを箱に入れる遊びもあります。直接箱に投げ入れるよりも難易度が高く脳へのよい刺激となるでしょう。

弾ませる遊びは室内でも可能です。タオルを用意して、柔らかなゴムボールをその上に乗せます。タオルを上下や左右に動かすことで、ボールを弾ませる遊びができます。ボールに触らずタオルだけ動かしキャッチボールをしてもよいですね。

ゲーム感覚でできる「後ろ投げ遊び」

ボール遊びといえば前に投げたり蹴ったりすることが多いですが、後ろに投げても遊べますよ。見えない場所にボールを投げるという難易度が高い遊びとなりますが、チャレンジしようという気持ちが芽生えます。

最初は後ろにいる人に向かってボールを投げ、後ろの人がキャッチするという遊びがよいでしょう。投げる人は後ろの人がキャッチしやすいようボールをコントロールします。キャッチする人はどこに飛んでくるかを考えながらボールから目を離さないという集中力が養えますよ。

後ろに箱をゴールとして置いて、玉入れのようにボールを入れる遊びも楽しいでしょう。複数のゴールを用意して、それぞれに点数をつけて合計得点を競うゲームにしてもよいですね。

柔らかいボールでの「キャッチボール」

キャッチボールはボール遊びの中では基本といえますが、最初は上手にできない子どもが多いものです。とくにキャッチできないことは多いため、飛んできたボールが体に当たりやすくなります。硬いボールを使うとボールが体に当たったときに痛く、ボールに恐怖心を抱く原因となりますよ。キャッチボールをするときには、体に当たっても痛くない柔らかいボールで行うとよいでしょう。

両手で大きなボールを投げ合うだけではなく、片手で握れるサイズの小さめのボールを使ったキャッチボールも5歳ごろにはできるようになります。片手で投げるときには、子どもがしっかりと握れるサイズのボールを選ぶようにしましょう。大きなボールを使うと片手では投げづらくキャッチもしづらいですよ。
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