赤ちゃんのずりばいはいつから?練習方法と部屋の注意点について
寝返りやお座り、ずりばいなど、親として赤ちゃんの成長は楽しみですよね。とくにずりばいは赤ちゃんが自分で移動できるようになる大きなステップです。いつごろからずりばいが始まるのか気になるママもいるでしょう。今回は赤ちゃんがずりばいをする時期や練習方法、部屋の安全対策などをご紹介します。
ずりばいの動きや時期としない原因について
そもそもずりばいとはどのような動き?
ハイハイは手とひじ、ひざから足先までを床につけ、お尻を持ち上げお腹を床から離した状態で進みます。一方でずりばいは、頭を持ち上げお腹をつけたままの状態で、手や足の力で前後や左右に進めるようになった状態です。
左右の腕の筋肉の発達が偏っている場合や、腕と脚の動きのタイミングが合わないうちは、後ろに進んだり円を描くように動いたりすることもあります。
ずりばいでも動きの速い赤ちゃんも多く、気がついたら部屋から出ていたなど、ママは目が離せない時期に突入します。
ずりばいを始める目安は生後7~8カ月ごろ
生後3カ月で寝返りをする赤ちゃんもいれば、寝返りを8カ月ごろまでしない赤ちゃんもいます。ずりばいは寝返りをするようになってから始まるので、寝返りを一つの目安と考えてもよいですね。
ただし、赤ちゃんの発達の仕方はそれぞれです。寝返りからずりばいをしないでハイハイする赤ちゃんや、お座りができたと思ったらずりばいやハイハイはあまりせず立つようになる赤ちゃんもいます。
なかなかずりばいが始まらない場合でも心配し過ぎないようにしましょう。
ずりばいをしない原因は筋力不足も
首がしっかり持ち上がっていない場合や持ち上げても頭がすぐに床についてしまう場合は、首の筋肉が十分に発達していない可能性があります。首以外にも肩や背中の筋力も不足していると、頭を支え持ち上げた状態を維持することが難しくなります。
また、腕やひじで上半身を支えながら動くため腕や腹筋、背筋も必要です。動くときは足で押し出す力も必要になるので、下半身の筋力が強いとスムーズに動けます。
下半身より上半身の力が強いと前ではなく後ろに進んでしまいますが、ずりばいを繰り返していくうちに下半身の筋肉も鍛えられ好きな方向へ進めるようになりますよ。
赤ちゃんのずりばいを促す練習方法
ママが後ろから足裏を押してみよう
赤ちゃんが足をキックするようになったら、足の裏をそっと押します。足裏を床や壁に押しあてキックができるようにサポートする方法もありますよ。
キックした反動で前に進む感覚が分かると、少しずつずりばいのコツがつかめるようになります。また、腕を上手に前に出すことが難しい赤ちゃんには、腕を左右交互に優しく引っ張り動かし方を教えましょう。
赤ちゃんが嫌がるほど、無理に長い時間行うのはNGですよ。ゆっくり赤ちゃんのペースに合わせて行うことが、ずりばいができるようになるポイントです。
パパやママが少し離れた場所から呼びかける
赤ちゃんが腹ばいになり機嫌のよいときを見計らって、パパやママが優しく赤ちゃんに呼びかけます。笑顔で手を広げ「おいで」と声をかけましょう。
最初は手足がうまく使えずお尻が持ち上がった格好のまま止まってしまうかもしれません。根気よく呼びかけ練習を続けていくことで、少しずつ前に進むようになりますよ。
大好きなママとパパのところへ行きたいという気持ちがずりばいの上達には効果的なはず。少しでも進んだら抱きしめてたくさん褒めましょう。赤ちゃんに呼びかけながらする練習は、親子のコミュニケーションにもなりおすすめです。
30cmくらい離れた所におもちゃを置く
おもちゃに手が届きそうになったら少しずつ距離を広げていきます。あまり遠くに置いてしまうと赤ちゃんの視界に入らないので、30cmくらい離れた所がちょうどよいでしょう。
届きそうになるたびにおもちゃを遠ざけてしまうと、諦めてしまうかもしれません。数回に一度は赤ちゃんにおもちゃをつかませ、手に入れる楽しさを教えます。
おもちゃの代わりにぬいぐるみを置き、「◯◯ちゃん来て!」「遊ぼうよ」とママが声をかけたり、鏡を置いて赤ちゃんの顔を映したりするのもおすすめですよ。
危険がいっぱい!部屋の環境を見直そう
家具やコンセントにはカバーをつけよう
コンセントは赤ちゃんの興味を引きやすく、穴に指を入れて遊ぼうとします。コンセントにはカバーをつけ、赤ちゃんが触れないようにしましょう。
また、テーブルやTV台などの角をコーナークッションで保護することも大事です。つかまり立ちや歩くようになってからも役に立ちますね。
赤ちゃんは引き出しを開けて物を出すのも大好きです。引き出しや扉にはロックをつけて開かないようにしましょう。ママも赤ちゃんの目線で部屋全体を見渡し、ほかに危険はないか確認することが赤ちゃんの安全に繋がりますよ。