子どもと日本文化を体験しよう!伝統行事や遊びと役立つ習い事を紹介
日本には数多くの伝統文化があります。日本人として、子どもに伝統文化を伝えたいと考えるママもいることでしょう。そこで今回は、子どもが日本文化に触れる意義と生活の中で体験したい日本文化、日本文化を学ぶことができる習い事などについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもが日本文化に触れる意義とは?
グローバルな時代だからこそ知っておきたい
海外に出ると、現地の人から「日本には色々な伝統文化があるらしいけれど、何か披露してみて」と言われることも珍しくありません。また日本に来た外国人に「どうして茶道では人前でわざわざお茶をたてるの?」というように、日本文化について質問をされることもあるでしょう。
グローバルな時代だからこそ、自国の文化についてより深く知っておくことが大切です。子どもに教えていくようにしたいですね。
日本の礼儀や習慣を学べる
たとえば海外でも人気の合気道や柔道といった武道を習うと、相手に敬意を払う、ずるをせずに誠意をもって取り組むといった精神を学ぶことができます。また、茶道や日本舞踊といった習い事では、日本らしい礼儀や習慣を身につけることが可能です。
このように、日本の伝統文化を学ぶことにより、より深く日本の礼儀や習慣を学ぶことができるので、これからのグローバル社会を生きる子ども達には大切な習い事の一つといえるかもしれません。
日本人としてのアイデンティティが育つ
海外に出ると、私たちは「日本」という目に見えない看板を背負って歩いているようなものです。現地で知り合った人と話が弾み、日本文化について教えてほしいと聞かれることもあるでしょう。
「お寿司の作り方を教えて」「着物ってどうやって着るの?」といったことを聞かれることも珍しくありません。そんなとき、自国の文化でありながらちゃんと説明できずにいると、子どもが歯がゆい思いをしてしまうかもしれません。
日本人として、日本文化についてきちんと説明できるようにしておきたいものですね。
生活の中で日本文化を体験しよう
歴史的文化を体験するなら忍者村や江戸村
京都にある「東映太秦映画村」には、アトラクション施設であるからくり忍者屋敷で体を動かして遊んだり、時代劇の衣装に身を包んで記念撮影をしたりすることもできます。
長野にある「チビッ子忍者村」では、忍者服を着たままアスレチックやからくり屋敷で遊ぶことができ、吹き矢や手裏剣投げの体験も可能です。
日光にある「日光江戸村」では、江戸時代の衣装を着て江戸時代の遊びや職業体験をすることもできるので、家族で楽しむことができますよ。
節分や七夕など日本独自の季節の行事
節分にはどうして鬼に豆を投げるのか、七夕にはどうして笹に願い事を書いた短冊を掛けるのか、など、子どもにわかりやすく説明することも大切です。
小さなころから家庭の中で日常的にそれらの行事に触れることにより、子どもの日本人としての感性も育っていきます。大きくなってから「節分ってなあに?」ということにならないように、今のうちから家族で行事を祝うようにしたいですね。
行事を通じて、家族の楽しい思い出も残していくことができますよ。
百人一首は家で子どもと楽しめる!
百人一首と聞くと、まだ小さな子どもには早いような気がするかもしれませんが、最近では幼児向けの百人一首かるたなども出ているので、探してみてくださいね。
小さいうちは短歌を覚えて札をとるということは難しいので、最初は坊主めくりをして遊んでみるのがおすすめです。昔ながらの着物を着た人物の絵を見ながら、自然とその時代の衣装について学ぶことができます。
ひらがなが読めるようになったら、少しずつ短歌を教えていくのもよいですね。子どもは遊びの中でぐんぐんと成長するので、百人一首で刺激を与えてみましょう。
日本文化を学べる人気の習い事は?
和の伝統を身につけられる茶道や日本舞踊
茶道は和室で行いますが、和室には掛け軸、生け花などが飾られていますよね。また、きれいな絵柄のついた和食器や茶釜などに触れるので、自然と日本の伝統的な道具に囲まれることになります。つまり茶道を習うことにより、様々な日本文化に同時に触れることができるのです。
日本舞踊は三味線を使った音楽に合わせて、着物姿で踊ります。美しい身のこなしを学べるだけでなく、着物をきれいに着こなすことができるようになります。流派によって踊り方も違うので、チェックしてみましょう。