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赤ちゃん用スプーンの選び方。成長に合わせて適した種類を用意しよう

赤ちゃん用スプーンの選び方。成長に合わせて適した種類を用意しよう

赤ちゃんが使いやすいものを選ぶ

自分でスプーンを持つようになったら、赤ちゃんが使いやすいものを選んであげるようにしましょう。握る部分に滑り止めがついていたり、滑りにくい仕様になっていたりするものがおすすめです。

また、赤ちゃんはスプーンを握って持つので、手の形にフィットするようにカーブしているタイプや口に入れる部分が曲がっているタイプのものを選ぶママが多いです。すくった食べ物が落ちにくいよう、ある程度の深さも必要です。

スプーンと同時にフォークも練習させる場合は、先が尖りすぎていないフォークを選ぶことが大切です。フォークは食べ物に刺して使うことが多くなるので、刺した食べ物が落ちないようギザギザがついているものもよいですよ。

離乳食後期ごろからのおすすめスプーン

離乳食後期になると、食べ物の大きさも粒が残る大きさにまで変化してきます。そのため、深さのあるスプーンがおすすめです。

スプーンをまだ上手に使えない赤ちゃんでも、一口分がしっかりとすくえて、口まで運べるスプーンにしてあげるとよいでしょう。また、スプーンを口の奥まで入れすぎてしまわないよう、ストッパーがついているタイプだとママも安心です。

スプーンを嫌がってしまったり離乳食自体を好んでくれなかったりする赤ちゃんには、好きなキャラクターが描かれているものを選ぶのもよいアイデアです。

自分で食べることを楽しんでいる赤ちゃんにとっても、一人で食べ物を口まで運ぶことは一苦労です。握りやすさ、口への入れやすさを考慮したスプーン選びをしてあげましょう。

スプーンの素材とそれぞれの特徴は

扱いやすいプラスチックやシリコン

プラスチックやシリコン製のスプーンを選んでいるママは多いのではないでしょうか。スプーンをおもちゃのように扱ってしまうこともある赤ちゃんには、テーブルから落としたり投げてしまったりしても安心の素材になります。

また、軽くて持ちやすい点も選ばれている理由の一つです。安く購入できることもあり、壊れたり色移りしてしまったり、歯が生えてきてからは歯形がついてしまったりしても、気軽に買い換えることができます。

特にシリコン製のスプーンは、口当たりがほ乳瓶の乳首に近い感触なので、赤ちゃんも違和感なく使うことができるでしょう。お手入れもしやすく、汚れても買い換えやすいプラスチックやシリコン製のスプーンを選んでみてはいかがでしょうか。

軽量で柔らかい口当たりの木製

赤ちゃん用のスプーンを選ぶときに、木製のタイプのものもよいですよ。木製のスプーンは、赤ちゃんにとっても口当たりも柔らかく違和感を感じにくい素材です。

ただし、赤ちゃんは離乳食を食べながら、スプーンをテーブルに叩きつけたり、落としたりすることがあります。その際、木製の素材だと傷がついてしまったり欠けてしまったりする可能性もあります。

また、毎食後にきちんと洗って消毒していても、水分が残りやすいので衛生面で気をつけたほうがよいかもしれません。さらに、木を削り出して作るため、口に入れる部分が肉厚に作られていることも多いです。

離乳食初期の赤ちゃんや、口の小さな赤ちゃんには少し食べづらく感じるスプーンかもしれませんね。

食事に慣れてきたらステンレス製にトライ

大人でも使用することの多いステンレス製のスプーンにも赤ちゃん用があります。耐久性が高く、汚れも落としやすいことから、使いやすく多くのママに人気の素材です。

汚れが落ちているのかを目で見て確認することができ、ママも衛生面で安心でしょう。けれど、離乳食初期の赤ちゃんにとっては、ステンレスの冷たい感触を異物と捉え、嫌がってしまうこともあります。

きちんと離乳食を食べてもらうためにも、初期の赤ちゃんへの使用は避け、離乳食後期から完了期ごろの一人でスプーンを使えるようになってきた赤ちゃんに使うのがおすすめです。ステンレス製のスプーンは、赤ちゃんにとって持ち手が滑りやすいので、グリップのついているものなどがおすすめです。

スプーンを嫌がるときの原因と対策

スプーンの材質を変えると解決することも

離乳食をなかなか食べてくれないときは、ママもとても心配になりますよね。そのような場合には離乳食の内容を見直すだけでなく、スプーンを変えてみるのも一つの方法です。

赤ちゃん用品を多く作っている有名ブランドのスプーンであっても、赤ちゃんによっては嫌がってしまう可能性があります。食べ物をすくう部分が深かったり、スプーンの大きさが自分の口に合わなかったりするなど、食べづらく感じる原因がどこかにあるのです。

赤ちゃんがスプーンを嫌がるときは、スプーンの材質を変えてみるとよいでしょう。スプーンの材質を変えるだけで問題が解決することもあるので、離乳食をしっかりと食べてもらうためにも検討してみるとよいでしょう。

低月齢の赤ちゃんには反射が残っている

低月齢の赤ちゃんには「押し出し反射」といわれる反射があります。これは、吸ったり飲み込んだりできない形状のものが口に入ってきたときに、異物を舌で口の外へ押し出す反応のことをいいます。

押し出し反射により母乳やミルク以外のものが口に入ってきたときに、赤ちゃんが間違って異物を飲み込んで窒息する危険が少なくなります。命を守るために大切な反応ですが、まだ押し出し反射が残っているころに離乳食を開始してしまうと、食べ物を吐き出したり、スプーンを舌で押し出したりしてしまう可能性があるのです。

押し出し反射は生後5~6カ月ごろになると自然に消失していきます。離乳食を始めるのはそのころからがよいかもしれませんね。

持ちやすさや食べやすさを見直そう

スプーンを使ってくれない、離乳食を食べてくれないといった原因には、持ちにくさや食べにくさが関係していることがあります。まずはスプーンに興味を持っているかどうかをみてみましょう。

スプーンに興味を持ってもらえるように、ママやパパがスプーンを使って美味しそうに食べてみせるのも一つの方法です。楽しそうに食事する姿を見せると、赤ちゃんも自分でやりたくなることでしょう。

また、赤ちゃんの好きなキャラクターのスプーンにしてあげるのもおすすめです。しかし、ママやパパと赤ちゃん用のスプーンが違う場合、嫌がるケースもあります。

その場合は、大人用のスプーンと同じものや似たものを赤ちゃんに持たせてあげることで解決することもあります。

誕生祝いや百日祝いにスプーンを贈ろう!

欧州では銀のスプーンを贈ることも

ヨーロッパでは銀のスプーンを贈る習慣があるというのを知っているママもいるかもしれません。昔から銀のスプーンは裕福さを象徴し、「赤ちゃんが一生食べ物に困らないように」という願いを込めて誕生祝いに贈るようです。また、銀には魔よけ効果があると信じられており、銀製のスプーンが赤ちゃんのお守り代わりになるという説もあります。

銀製のアクセサリーで有名なブランドからも銀製のスプーンが販売されているので、チェックしてみましょう。名前や生年月日などを刻印するとよい記念品になりそうです。

ただ銀製品は手入れが大変なため、忙しいママにとって実用的ではありません。実際に使ってほしいのであれば、ほかの素材でできたスプーンを選びたいですね。

木製スプーンに名前を刻印してもらう

実用性があり、かつ記念になるようなスプーンをプレゼントしたいのであれば、木製スプーンがおすすめです。使えば使うほどに味がでて、赤ちゃんの口にも馴染みそうですね。木製スプーンであれば、お手頃価格で見つかりますしお店によっては名前の刻印をしてもらうことも可能です。

誕生祝いに贈る場合、「ほかの人からのプレゼントとかぶるのでは?」と考えるかもしれません。しかしスプーンはなくすことも多いので、複数あっても便利です。実際知人は外出先で何度かスプーンを失くしてしまい、その度に買い替えていたと話していました。

赤ちゃんやママが使いやすそうな木製スプーンを探してみましょう。ネット通販でも刻印サービスをしているお店がたくさんありますよ。

かわいい飛行機の形をしたスプーン

子どもが離乳食を食べるとき、子どもが嫌がって口を閉じて食べないこともあります。その度にどうやって子どもに口を開けてもらうか、悩むママもいます。ヨーロッパでは、「スプーン飛行機が飛びます。お口に着陸しますよ」と子どもにやさしく声をかけながら気をひいて、口を開けてもらうこともしばしばあります。

ヨーロッパでは子どもが楽しく食べられるよう、かわいい飛行機の形をしたスプーンもありますよ。楽しい形をしたスプーンであれば、好奇心いっぱいの子どもが積極的に口を開けて離乳食を食べるかもしれませんね。

日本でもネット通販や輸入雑貨を取り扱うお店などで見つけることができるので、探してみましょう。オリジナルなプレゼントにママも喜んでくれますよ。

まとめ

赤ちゃんの離乳食を始めるにあたって大切なスプーン。食べやすく持ちやすいスプーンを選ぶことが大切です。

スプーンの素材や形状には様々なものがあり、すべて特徴が異なります。まずは赤ちゃんがどんなスプーンなら嫌がらずに食べてくれるか、色々試してみましょう。

スプーンを嫌がって離乳食を食べてくれないことがあるようなら、素材を変えてみるのも一つの方法です。柄に飛行機などの飾りがついたスプーンもよいですね。赤ちゃんにとって食事の時間が楽しく、美味しく食事をしてくれるスプーンを見つけてみましょう。
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