生後1カ月を目安に外出デビュー!お出かけ先で授乳する際のポイント
生後、1カ月健診が終わるまでは特別なことがないかぎりほとんどの赤ちゃんは家で過ごしますね。1カ月健診が終わり異常なしと診断されれば、少しずつ外へ出る機会を設けるようになりますが、まだ首もすわっていないためママも色々と気を使うことでしょう。そこで、生後1カ月で外出するときのポイントをご紹介します。
生後1カ月を過ぎたら少しずつ外出できる
数分程度のお散歩や外気浴から始める
外気浴とは、赤ちゃんを外の空気に慣れさせるものです。最初は部屋の窓を開け、短い時間だけ外の空気に触れさせることから始め、徐々に時間を長くしていきます。しかし、冬は寒いですから暖かい時間を狙うなど気をつけましょう。
窓を開ける、ベランダや庭に出てみるなど段階を踏んでいきます。また、時間も数日間は1~2分程度から始めますが、徐々に長くしていき、5~10分と増やしていきましょう。ただし、直射日光に当たらないように気をつけてくださいね。
今まで家に閉じこもっていた赤ちゃんにとって、外気浴はよい刺激になるでしょう。
ママの気分転換のためにも出かけてみよう
最初は、5分ほど家の近所を一回りすることから始めてみます。このとき、人が多いところへはまだ行かないようにしましょう。
外出することは、ママにとって育児や家事の合間の息抜きになりますね。1カ月健診までは赤ちゃんだけでなく、ママも家に閉じこもりがちです。その状態では疲れやストレスを感じてしまっているかもしれませんから、ブラブラしてみるのも気分転換になるのではないでしょうか。
近所の一回りをしばらく続けたら、今度は近くの公園まで足を延ばしてみましょう。公園に行く道すがら、見えたものを言葉に出して話しかけてみてもよいですね。
赤ちゃんの体調をみながら徐々に慣れさせて
近所や公園へのお出かけは徐々に時間を延ばしていけばよいですが、そこばかりに行くわけにもいかないでしょう。ママには、日常に必要なものを購入するためにスーパーなどのお店へ買い物に行くという仕事があるからです。
「人混みに行けないなら、買い物にも行けないのでは?」と心配になるママもいるでしょう。しかし、これは生活に関わってくることですから、そうも言っていられませんね。
そこで、時間帯や滞在時間を考えて出かけましょう。晴れや気温が穏やかな日の開店直後で人が少ない時間を狙うのです。
お出かけ先での授乳で役立つアイテムは?
大きめのタオルは使い道いろいろ
大きめのタオルは、おむつ替え台が冷たそうなときにシートの代わりに敷いたり、ベビーカーや車のベビーシートで寝てしまったりしたときに上に掛けてあげることもできますよ。また、授乳ケープ代わりにも使えますし、授乳するときの高さ調節にも使えるでしょう。
ほかにも小さめのタオルや普通サイズのタオルは、赤ちゃんがミルクなどを吐いてしまったときや汗をかいたときにも役に立ちますね。大きくなってからは、離乳食をこぼしたときやエプロン代わりするなど重宝しますよ。
授乳ケープを持参していると安心
ほかには、義両親宅や親戚の集まりでの授乳にも役立ちます。たとえ別室に通されても、急にドアや襖を開けられないともかぎりません。そんなときにケープをかぶっていれば安心ですね。
また、授乳室の場所などをきちんと調べてそこを利用するつもりでいても、電車の遅延、自動車の渋滞などで予定どおりに行かないこともあるでしょう。お手洗いに駆け込んだり、自動車の中で授乳したりするときにケープを持っていると便利です。
予備の母乳パッドの用意も忘れずに
母乳がよく出るママはとくに、注意が必要ですね。予備の母乳パッドを忘れてしまうと、装着していたパッドが吸収しきれなかった母乳が服に染み出てきたり、服がびしょびしょになったりしてしまいます。服が濡れてしまっては、ママも外出中に恥ずかしい思いをしてしまいますし、衛生的にもよくありませんよね。
忘れるのを防ぐためには、予備の母乳パッドは事前に数枚用意しておくことをおすすめします。母乳パッドは腐るものでもありませんし、おむつに比べるとかさ張りませんから、マザーズバッグに数組入れておきましょう。
あらかじめお出かけの計画を立てておこう
長時間の外出は赤ちゃんとママの負担に
どこから線引きということは、はっきり区別できません。とくに上におにいちゃん、おねえちゃんがいて幼稚園などの送り迎えが必要なママにとっては、この時期は近場で5分くらいの外出といわれても無理な場合も多いですし、子どもがたくさんいるところへ出向くのも仕方のないことでしょう。
しかし、幼稚園の送り迎えも買い物も短時間ですませることはできますよね。1カ月が過ぎたからといってもまだ、ママも赤ちゃんも体調が万全ではありません。そのことも踏まえ、できるだけ負担を減らせるように考えて行動しましょう。