2歳児の激しい夜泣きの原因とは?理由を知って対処のヒントにしよう
夜泣きというと赤ちゃんのイメージですが、2歳になっても激しく夜泣きをしてしまう子もいます。また、終わったと思ったらまた始まってしまい、大変な思いをしているママもいるのではないでしょうか。2歳児の夜泣きの原因や理由、対処法などを紹介していきます。
2歳児の夜泣きの特徴と原因
昼寝が上手に取れなかった日の夜泣き
お外でしっかり遊んだ日などは、夕方に寝てしまうことがあります。夕方に寝てしまうと、
・夕食やお風呂、就寝の時間が遅くなる
・ぐっすり寝れず夜泣きをする
・朝すっきり起きられない、起床時間が遅くなる
そして、また昼寝をするべき時間に眠くならないという悪循環に陥ってしまいます。生活のリズムが乱れてくると、夜泣きがなかなか改善できません。
また、いつもは昼寝をするのに、なにかしらの理由で昼寝をしそびれたときも、夜泣きをする場合があります。
2歳児の夜泣きの特徴と原因
・睡眠サイクルの乱れ
夜に目が覚めたときに、今が昼なのか夜なのか分からなくなり泣いてしまいます。朝の光をしっかり浴びる、寝室は光を遮断するなどして、昼と夜の区別をつけ、睡眠サイクルを整えましょう。
・恐怖心から
目が覚めたときに、暗い部屋に1人だと恐怖を感じてしまいます。ママやパパがそばにいないことに不安を感じる子もいます。
・情緒不安定から
成長していくにつれ、色々な感情を感じ、環境の変化も察するようになります。神経質な子や我慢をしてしまう子が夜泣きをしやすいといわれています。
断乳や卒乳が原因の夜泣き
おっぱいには精神安定の効果があるので、なかなか諦めきれず、激しく泣く子や夜泣きが何日にもわたることもあり、疲れてしまうママもいるでしょう。
「おっぱいは赤ちゃんのものといい聞かせる」「背中をトントンする」「隣に寝るときは、子どもの顔がおっぱいにあたらないように、背中から抱きしめて落ち着かせる」「喉が渇いたんだね、と優しくいい、お水やお茶をあげる」などをして、断乳や卒乳が原因の夜泣きを乗り切ったママが多いですよ。
2歳児の夜泣きの対処法をご紹介
夜はできるだけ一緒に添い寝しよう
また、寝入るときに「今日は抱っこして寝る?」「手を繋いで寝る?」など、子どもに選ばせるとママやパパが隣にいるという意識が強くなり、夜に目を覚ますことや、夜泣きが減ってくることがあるそうです。
朝まで1人でぐっすり寝てくれることが理想だとは思いますが、夜泣きを改善するためには、できるだけ添い寝をしてあげてください。
添い寝を繰り返し、目を覚ますたびにママやパパがいることを確認し、安心して再度寝入ることができると、朝まで泣かずに寝るようになってきますよ。
日中は公園などで活発に体を動かそう
寒い時期などは難しいかもしれませんが、できれば公園やお散歩など、日中に少しでも外に出ることをおすすめします。
外で遊ぶと、太陽の光にあたることができ、走ったり、登ったりと運動量が自然に増えます。また、五感が刺激され脳も疲れますので、心身ともにぐっすり眠る効果が期待できますよ。
夜にパパと体を使って遊んでもらう子もいると思いますが、体を動かすと脳が活性化され、覚醒してしまいます。夜はゆっくりし、日中に思いっきり体を使って遊ぶほうが理想的です。
生活リズムを整えていこう
昼と夜の区別がきちんとついていないと、夜中に起きたときに昼なのか夜なのか分からず怖くなり、泣いてしまいます。
ママやパパも週末くらいはゆっくり眠りたいと思ったり、ちょっと遅くまでお出かけしたいときもあるでしょう。しかし、睡眠リズムを体が覚えるまでは、夜泣き対策と思って生活リズムを整えることを優先してください。
朝は7時に起こし、夜は8時までにベッドに入れるように生活のリズムを整えると、だんだん睡眠リズムも作られてきます。
夜泣きをせず朝までぐっすり眠れるようになるまで、ママとパパも子どもの生活リズムに合わせるようにしてくださいね。
夜泣きではない?考えられるほかの原因とは
足が痛くて夜泣きする「成長痛」
成長痛といえば、小学生高学年以上の成長期というイメージがありますが、幼児期でも成長痛を訴えることがあります。
成長痛は夕方から夜にかけて起こることが多いため、痛みで夜泣きのように泣いてしまう子がいます。
朝には痛みが引き、昼間は普通に過ごしている場合は成長痛かもしれません。成長痛が出る場所は人それぞれですが、膝や足首など下肢が多いです。
幼児期の成長痛は身体的なものだけではなく、精神的なことが関わっている場合がありますので、保育園でのできごとや、環境の変化などなかったか考えてみてください。話を聞いてあげただけで治ったということもありますよ。