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2歳児の激しい夜泣きの原因とは?理由を知って対処のヒントにしよう

2歳児の激しい夜泣きの原因とは?理由を知って対処のヒントにしよう

夜中に耳が痛くなり発熱がある「中耳炎」

夜中にいきなり泣き叫び、発熱しているようなら中耳炎かもしれません。寝る前まで元気でも、中耳炎になると、急激に炎症を起こし発熱することが少なくありません。

夜中に耳が痛くなる原因は、横に寝ている状態だと鼻水が耳に流れやすくなり、鼻水が炎症部分を刺激します。

また、体が温まると痛みが強くなるため、体温が上がる睡眠中に痛みを訴えることが多く、また、夜中に痛みが酷くても、朝は痛みが落ち着くこともあるため、一過性のことかと思ってしまいがちです。

中耳炎はしっかり治療しないと悪化することがありますので、耳を押さえて泣いたり、「耳が痛い」と訴えてくるようなら、念のためかかりつけの小児科か耳鼻科を受診しましょう。

成長段階で起こる睡眠障害「夜驚症」

夜驚症(やきょうしょう)とは、幼児などの子どもに起こる睡眠障害の一種で、突然夜中に目を覚まし、強い恐怖感から激しく泣き叫んでしまいます。

夜驚症は寝入りから3時間以内の眠りが深い時間帯に多く起きることから、脳の一部分だけが覚醒し、ほかの部分は眠ったままという状態のため、泣き叫ぶ子どもを起こそうと言葉をかけても子どもには届いていません。

症状は30秒から5分ほどですが、翌朝、自分が泣き叫んだことを覚えていない子どもがほとんどだそうです。

原因がはっきりせず、家庭で対策できることもないとされていますが、成長とともに自然に治ります。夜驚症が繰り返し起こり気になるようなら、小児科や睡眠を専門に扱う医療機関などで相談してみましょう。

夜泣きで辛い時期に心がけたいこと

ママのしつけのせいではない

子どもが夜泣きをすると、ママによっては「自分のしつけのせいかも?」と悩むこともあるかもしれません。「甘やかしすぎているからかも」と考えるママもいるようですが、2歳児の夜泣きはママのせいではないので、自分を責めないようにしましょう。

パパや周りの家族から子どもの夜泣きについてママが注意されるケースもありますが、成長とともに落ち着くはずなので、聞き流すゆとりを身につけたいですね。

夜に子どもの泣き声が聞こえると、近隣から幼児虐待と疑われるのではとハラハラするママもいるでしょう。日頃から近隣の人と立ち話をしたときに「最近夜泣きが大変で」と世間話ついでに話しておくと勘違いされずに済むかもしれませんね。

夜泣きを叱らないようにする

ママも育児と家事で疲れているので、子どもが夜泣きをするとついイライラとして叱ってしまうかもしれません。しかし叱ると子どもはさらに泣くの逆効果です。

夜泣きは子ども本人のせいではないですし、ママやパパに叱られても何が悪いのか理解できません。むやみに声を荒げるのではなく優しく抱きしめてあげるようにしたいですね。

「夜泣きも今だけ」と自分に言い聞かせ、深呼吸をしてママの気持ちを落ち着かせてから子どもと接するようにしましょう。ママが優しく接すれば、子どもも安心してスムーズに寝入ってくれる可能性が高くなります。

ママが疲れていると気持ちのコントロールをするのも大変ですが、子どものためにもイライラしないよう心がけてみてくださいね。

休日は子どもの気持ちを満たす

平日ママが仕事をしていると、子どもとの時間が思うようにとれずどうしても一緒に遊んだり話したりする時間が短くなってしまうかもしれません。子どもによっては、ママにもっと甘えたくてママとの時間がほしくて夜泣きをすることもあります。

しかし平日はママも忙しいので、せめて休日は子どもの気持ちを満たすようにしたいですね。休日にしなければならない家事などもあると思いますが、できるだけ家事は簡単に済ませて子どもとの時間を優先にするようにしましょう。

成長とともに子どもも休日は友だちと遊ぶようになったり、ママと過ごす時間が短くなったりします。一緒に遊びたがるのも今だけです。

子どもの笑顔を見る休日は、きっとママの心も温かく満たしてくれることでしょう。

まとめ

2歳児の夜泣きは激しく大きな声で泣き叫ぶことも多く、ママとパパが寝不足で悩まされてしまうこともあるのではないでしょうか。

夜泣きと一言でいっても、色々な原因や対処法がありますし、夜泣きだと思っていたら違っていた、という場合もありますよね。

「よく食べ、よく遊び、よく寝る」を心がけ、生活改善をしても夜泣きがよくならない場合は、医師や保健師などプロの力を借りることも考えてください。

ママが疲れやストレスを感じていると、夜泣きがひどくなってしまうことがありますので、適度に人に頼り、息抜きをしてくださいね。
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