卒乳したいけど寝ぐずりして困る!無理のない卒乳方法や対策とは
そろそろ卒乳したいな…と思っていても、寝ぐずりがあってなかなか踏み出せないというママは多いのではないでしょうか。寝かしつけの最強アイテムである「おっぱい」を、無理なく卒業する方法があれば知りたいですよね。寝ぐずりのある子どもの無理のない卒乳方法や対策を紹介していきます。
卒乳すると寝ぐずりするのはなぜ?
個人差はあるが、卒乳の平均は1~2歳ごろ
平均的な卒乳の時期は、母乳(またはミルク)以外から十分に栄養が摂取できるようになる1~2歳ごろです。1日3回の食事と、コップやストローで水分補給ができるようになっていれば卒乳しても問題ないでしょう。
子どもの成長具合に個人差があるように、卒乳のタイミングにも個人差があります。離乳食の進み方や子どもの性格などを総合的に判断しながら卒乳を目指しましょう。
安眠グッズのおっぱいがなくなり不安に
これを卒業するということは、子どもにとって不安や寂しさを感じることになるでしょう。特に寝つきが悪く、寝ぐずりをするような子どもの場合は、ママのおっぱいが精神安定剤になっている可能性があります。
3度の食事をしっかりとっているからといって、卒乳できるわけではないのです。お腹よりも心が満たされることが、卒乳にとって大切な要素といえそうです。子どもが納得していないのに卒乳を強いると、情緒不安定になることもあるので注意が必要です。
なかには卒乳後に安眠してくれる子も
添い乳で寝ている子どもは、夜中におっぱいが口元にないことで目が覚めがちです。夜中に何度も目が覚めると、ママは慢性的な寝不足になってしまいます。卒乳することで朝までぐっすり寝てくれれば、日中活動的に遊ぶことができ、夜になればまた深い眠りについてくれるという好循環が期待できます。
ただし卒乳したからといって、子どもが必ずしも長時間寝てくれるとは限りません。卒乳だけでなく、十分な食事や運動など、様々な条件がそろってこそ安眠につながります。焦らず子どものペースを乱さないように進めていきましょう。
卒乳のために生活リズムを整えよう
飲ませる時間や回数を減らしていく
まずは子どもに悟られない程度に授乳の量を減らしていきます。これまでの授乳時間が1回10分くらいだったら、今週は8分間、来週は5分間といった具合に徐々に短くしていくとよいでしょう。
そして、1日の授乳回数も徐々に減らしていきます。卒乳を目指す1~2歳ごろの子どもは好奇心旺盛で、遊ぶことに夢中です。楽しいことをたくさんさせて、おっぱいから目をそらすように仕向けてみてください。「授乳の間隔が日に日に長くなっていき、気づいたら卒乳していた」というのが理想的ですね。
昼間は運動して夜は寝るモードに
昼間の授乳がかなり減ってきていても、夜寝るときのおっぱいは子どもにとって特別なものです。そう簡単に手放せるものではないでしょう。おっぱいなしですんなり寝てもらうには、「疲れさせる」のが得策です。
昼間のうちに活発に運動して、夜はおっぱいを飲む間もなく「寝るモード」にしてしまうという作戦です。その際、食事やお風呂やお昼寝のタイミングなども重要になります。卒乳に向けて生活リズム全体を徐々に調整していきましょう。
おっぱいバイバイを子どもにきちんと説明
「◯◯ちゃん(くん)はお姉ちゃん(お兄ちゃん)になってきたからそろそろおっぱいにバイバイしなくちゃね」と、バイバイする理由も含めて何度も言い聞かせます。最初はキョトンとしていたり、「いやだ」と拒否されたり、微妙な反応かもしれません。
一緒に楽しい遊びをたくさんして十分にスキンシップを取ることで、子どもの気持ちも満たされていきます。「あと◯日でおっぱいにバイバイしようね」「2歳のお誕生日におっぱいバイバイだよ」と、根気よく伝えて納得してもらいましょう。
卒乳での寝ぐずり対策をしたママの体験談
いつも以上のスキンシップで安心感を
「甘えん坊の息子はおっぱいが大好きだったので、1歳で卒乳できるか不安でした。寝るときに『大好きだよ』と言いながら抱きしめると、息子も私の首に腕を巻き付けてギュッとしながら寝ていました。この作戦で意外にもすんなりと卒乳できました!」
授乳は栄養補給という以外にも、母子の精神安定剤のような役割を果たしています。直接肌と肌を合わせることで、ママも子どももこの上ない安心感を得ています。
夜暗い部屋で眠るというのは、子どもにとって怖くて寂しいものです。ママのぬくもりを感じられれば、安心して眠ることができますね。卒乳を目指して寝かしつけをするなら、いつも以上のスキンシップで安心感を与えることがポイントです。