赤ちゃんのおむつ交換のとき手洗いをするべき?手洗いの必要性とは
赤ちゃんが小さいうちは、おむつ交換の回数が多くなりがちです。交換のたびに手を洗わないといけないのか、疑問に感じているパパやママもいるかもしれませんね。また、正しい手洗いの仕方を知りたい方も多いのではないでしょうか。今回は、手洗いの必要性や、除菌に便利なグッズなどについてご紹介します。
赤ちゃんのおむつ交換のとき手洗いは必要?
赤ちゃんは菌への抵抗力や体力がほぼない
ママからもらった抗体は、生後間もない赤ちゃんを病気から守ってくれます。そして、ママからもらった抗体がなくなってしまうのが、生後半年頃といわれています。
たしかに、赤ちゃんにはママからもらった抗体があります。しかし、それであらゆる病気を完全に防げるわけではありません。
もし赤ちゃんが病気になったとしても、菌への抵抗力や体の不調に耐えられる体力はほぼありません。赤ちゃんが苦しい思いをしないためにも、大人は手洗いなどをして、感染を予防する必要があるのです。
「赤ちゃんの排泄物は汚くない」は間違い
おむつ交換のときには、赤ちゃんの排泄物が手などについてしまう可能性があります。そして、菌がついたままの手で、赤ちゃんや身の回りの物に触れると、赤ちゃんの体内に菌が入ってしまい、病気を引き起こすこともありえるのです。
低月齢のうちは、おむつ交換の回数が多いため、手洗いがおっくうに感じられることもあるかもしれません。しかし、赤ちゃんを菌や病気から守るためにも、おむつを交換した後は毎回しっかりと手を洗うようにしましょう。
外から菌を持ち込まないよう手洗いは重要
仕事やお出かけから帰ってきたときは、外から菌などを持ち込みやすいタイミングです。しっかり手洗いをしたり、衣類などが汚れている場合は着替えたりして、清潔な状態で赤ちゃんに接するようにしましょう。
外から帰ってきたときだけでなく、家の中で過ごしているときも、手洗いはこまめに行うとよいでしょう。「赤ちゃんに触れる前には必ず手洗いをする」などと、手洗いのタイミングを決めて習慣化できるとよいですね。
おむつ交換の前後で異なる手洗いの役割
赤ちゃんの感染予防に!交換前に手洗いを
咳やくしゃみをするときに、多くの人は手で口を覆ったり、手で鼻をこすったりすると思います。その際にウイルスが手に付いてしまい、そのままの状態で身の回りのものなどに触れてしまうことで、ウイルスを広げてしまうのです。
ドアノブや電車の吊り革など、何気なく触れるものにウイルスが付いている可能性があります。知らないうちに手に付いたウイルスを赤ちゃんに移さないためにも、手洗いは大切ですね。
おむつを交換する前は手洗いをし、清潔な手で赤ちゃんに触れるようにしましょう。
交換後の手洗いはパパやママの感染予防にも
子どもの間で流行する病気は、免疫力が高い大人であれば感染する可能性は低いものです。しかし、赤ちゃんのお世話で疲れがたまり、免疫力が落ちているときなどは、ママやパパがウイルスに感染してしまうこともありえます。
ママやパパがウイルスに感染するのを防ぐには、手洗いが一番の対処法となります。おむつ交換の前だけでなく、交換した後にもしっかり手洗いすることを習慣にするとよいですね。
正しい手洗いを覚えていつも清潔に
まず、手洗いのときは石けんを使って洗うようにします。石けんは、しっかりと泡立てることで手のしわなどにも行き渡り、きれいに洗うことができます。
また、洗うときには手のひらをこすり合わせるだけでなく、手の甲、指の間、指先、手首までしっかりと洗いましょう。手全体をきれいに洗おうとすると、数十秒かかるそうですよ。
石けんを洗い流した後は手を拭きますが、このときに使うタオルが汚れていてはまた手に菌が付いてしまいます。清潔なタオルや、ペーパータオルなどで拭くようにしましょう。