子どもと一緒にお月見行事!親子で楽しめるアイディアを紹介
夏の暑さがひと段落して、虫の音が聞こえるころになると、そろそろお月見シーズンです。みなさんは、お月見をしたことがありますか?お月見は古くから日本に伝わる素敵な文化であり、これからも伝えていきたい行事です。今回は、お月見行事が楽しくなるアイディアを紹介しますので、ぜひ家族みんなで楽しんでみましょう。
子どもにわかりやすくお月見を説明しよう
お月見の由来は?子どもにどう説明する?
またお月見に関連して「中秋の名月」や「十五夜」という言葉があります。これらは旧暦の8月15日(現在の9月24日ごろ)が一年で一番、月がきれいに見える日にあたるため、このように呼ばれるようになりました。
子どもに説明するときには、「秋は食べ物がたくさん採れ、そのことを月に感謝する日」また「昔から一年で一番月のきれいな日に月を眺める習慣がある」と伝えるとわかりやすいですよ。
お供え物やススキの意味は?
ススキは、「お月見の時期はまだ稲穂がないため、代わりに稲穂に似ているススキを飾った」と伝えるとわかりやすいですよ。また昔は稲穂には月の神様が宿り、子孫繁栄や作物の豊作を見守ってくれるといわれていたそうです。
ほかにも里芋やその時期に採れた野菜を、感謝の気持ちをこめてお供えします。
お月見を絵本で紹介しよう
たとえば『おつきさまこんばんは』という絵本です。赤ちゃんにも楽しめる内容で、空に昇る月が優しいタッチで描かれています。お話が楽しめる年齢になったら『おつきみうさぎ』という本もおすすめです。ススキを取りに行ったときにばったり出会ったうさぎ、なんと月から落っこちてしまったのだとか。うさぎさんは、無事に月に帰れるのでしょうか?ワクワクしながら、お月見を身近に感じられる一冊です。
ほかにもかわいいネズミの兄弟がでてくる、14匹のシリーズから『14匹のおつきみ』もおすすめですよ。
親子一緒にお月見遊びを楽しもう
親子で楽しめるお月見の歌
お月見に関係する歌としては、わらべ歌や童謡として歌われている『うさぎ』や『十五夜お月さん』、月に関するものであれば『月』などがあります。
これらの歌は、日本の古くから受け継がれてきたものです。このような歌を子どもに教えることは、日本の文化や歴史を伝えることにもなります。ぜひ大切にしていきたいものですね。静かなメロディーなので子どもが歌いにくい場合は、慣れるまでの糸口としてママが明るくアップテンポで歌ってみると、歌いやすく好きになるかもしれません。
親子で楽しめる手遊び歌
一つ目は『十五夜さんのもちつき』です。二人で向かい合い、お餅つきの動作を歌に合わせて行います。お餅をつく役の人が一定のリズムで手拍子を縦に打ち、こねる役の人がリズムに合わせて手拍子の間に手を差し出す遊びです。こねる人の動作が難しいので、子どもにつき役、ママがこね役をするとよいですよ。
二つ目は『おつきみぺったん』です。うさぎさんになってお餅をぺったんぺったん手をたたいてつきましょう。そしてできあがったお餅をモグモグ食べます。子どもはモグモグ食べる仕草が大好きなので、きっと一緒に真似して楽しんでくれるでしょう。詳しくはインターネットなどで動画が見られますので、チェックしてみましょう。
親子で楽しめるお月見クラフト
まず黄色など、ススキの色に近い折り紙を用意します。四つ折りをしたあと縦長に持ち、上部1/4くらいまで縦に切れ込みを複数入れます。次に折り紙を開き、紙の左下の角から右上の角に向けて斜めにくるくると巻いて止めます。するとススキの完成です。
これ以外にもうさぎ型に切り抜いた黒画用紙を、LEDシーリングライトのカバー内側に貼り付けます。すると月に映るうさぎの完成です。蛍光灯などは発熱により紙が燃える可能性がありますので、避けましょう。
親子でお月見だんご作りに挑戦しよう
定番!お月見だんごの作り方
材料
・だんご粉300g
・水220cc
だんご粉に少しずつ水を加え、耳たぶぐらいの柔らかさになるまでこねます。こね終わったら丸めて形を整え、沸騰したお湯でだんごを茹でます。だんごが浮き上がってきたら、さらに3~4分茹でましょう。その後ザルにあげれば、できあがりです。
だんご粉がない場合は、白玉粉に水のかわりに豆腐を入れて混ぜ合わせて茹でると、時間がたっても柔らかいおだんごができますよ。