立ち仕事のママは早めの妊娠報告を!職場の理解を得るためのマナーも
立ち仕事をしているママは妊娠すると、仕事がきつくなりやすい傾向があります。早めに妊娠報告をして必要な配慮や配置換えなどを願い出たいものの、安定期前に報告するのは早いという考えもありますよね。今回は妊娠初期の立ち仕事で注意したい点や会社に妊娠報告する時期、報告するときのマナーなどについてご紹介します。
妊娠初期は立ち仕事をしても大丈夫?
初期流産と立ち仕事は直接的な関係はない
立ち仕事が初期流産と関係があることを示すデータはなく初期流産とは直接関係がないといわれますが、立ち仕事は座り仕事よりも体力を使うケースが多いですよね。仕事のしすぎや動きすぎは流産しかかっている状態である切迫流産の原因になる場合もあります。
スカートやストッキングを履くことが多い職種では脚が冷えやすく、昔から妊娠中の冷えはよくないといわれます。妊娠中はむくみやすくなるため、立ちっぱなしだと脚のむくみがひどくなる場合もあります。なるべく休憩を入れたりお腹を保温したりしてお腹の赤ちゃんを守りましょう。
つわりや体調変化でママがつらくなりやすい
このような状態だと体力を使うような立ち仕事がつらいかもしれませんよね。妊娠報告をしていなかったため、妊娠中と分からない妊娠初期に仕事をするのが一番大変だったという声もあります。妊娠を報告していても会社の人に迷惑をかけたくなくて我慢して仕事をしたというママもいます。
けれども我慢を重ねたために切迫流産で長期入院になり、よけい職場に迷惑をかけたというケースもあります。出血や腹痛などがあったら我慢せず、すぐに休憩や受診をするなどの対処をしましょうね。
貧血などのマイナートラブルに要注意
すると通常より多くの血流が必要になりママが貧血状態になるケースがあります。貧血になると立ちくらみやめまい、動機、頭痛が起こったり疲れやすくなったりします。立ち仕事中に貧血を起こせば転倒する可能性もありますよね。
転倒で必ず流産するわけではありません。ただ、胎盤が未完成で赤ちゃんを守るクッションが少ない状態の妊娠初期に転倒して腰やお腹を打つと、衝撃で流産につながる可能性がないとはいえません。
ママがつらさを感じるときは、「赤ちゃんのために少し休んでほしい」という体からのシグナルだと思った方がよいかもしれませんね。
立ち仕事を続ける場合は早めの妊娠報告が吉
立ち仕事のママはできるだけ早く報告を
先ほどお話したように、妊娠中の立ち仕事は負担が大きい場合があります。妊娠報告をしていないとつわりがひどくて思うように仕事ができないときに、どこか悪いのではないかと周りの人に心配をかけたり業務が滞って迷惑をかけたりする場合があります。
つわりでつらいことを隠しながら働くと体だけでなく心も疲れてしまい、赤ちゃんとママにとって好ましくありません。妊娠したら早めに上司に報告して、仕事の配分などを相談しましょうね。
重い荷物や重労働は回避して
そのため不調を感じないからと力仕事を続け、ある日突然出血をして切迫流産になったケースもあります。初期流産のほとんどが染色体異常ですし妊娠は病気ではないため過剰な配慮は不要です。しかし万が一を考えて力仕事は極力回避した方がよいですね。
法律でも妊娠中のママの重量物を取り扱う業務などを禁じています。重いものを持つなどお腹に力がかかることが多い仕事の場合は、上司と相談してみましょう。
通勤時間がラッシュと重なる場合は相談を
出勤で力を使い果たせば仕事がさらに大変になり、貧血や立ちくらみなどで倒れる可能性もあります。なにより押されてお腹や腰に衝撃がかかる可能性があるラッシュ時の電車は、お腹の赤ちゃんに危険な場合がありますよね。
上司と相談してラッシュを避けるために出勤時間をずらしてもらえるとよいですね。難しい場合は遠回りでも比較的に空いている路線や、ラッシュ前の電車での通勤を検討するのも一つの方法かもしれません。
ただし早く出勤することで体に負担がかからないように注意しましょうね。