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授かり婚の意味とは?割合や両親への報告とメリットやデメリット

授かり婚の意味とは?割合や両親への報告とメリットやデメリット

近頃は有名人で授かり婚をする人も多く、結婚の一つのスタイルとして受け入れられてきているのではないでしょうか。結婚も赤ちゃんも同時にできて幸せいっぱいなイメージですが、大変な部分もあるのです。悲しい結果にならないよう、授かり婚を選択する前に知って欲しいポイントなどをご紹介します。

授かり婚とは?割合や両親への報告

授かり婚とは?名前の由来

授かり婚とは女性が妊娠したことをきっかけに入籍するスタイルです。「できちゃった結婚となにが違うの?」と思われるかもしれません。

「できちゃった結婚」は予期せぬ妊娠から、結婚を決めた場合を指しますが、「授かり婚」は2人が子どもを作ることに同意し、妊娠したタイミングで結婚することを指す言葉です。

今までは、結婚前の妊娠で結婚したケースは、できちゃった結婚のイメージが強くありました。授かり婚とは、もともと結婚の意思のあったカップルの妊娠、結婚するケースを区別するためにできた言葉です。

近頃は、結婚をすることに執着しない人が多くいますが、妊娠を結婚に前向きに踏み切るきっかけととらえ、授かり婚というスタイルをとる人が増えているといえるでしょう。

新婚夫婦の約4人に1人は授かり婚

厚生労働省が発表している統計の中の「母の年齢階級別にみた結婚期間が妊娠期間より短い出生」という欄を見ると、平成22年の出生数の約25%が授かり婚ということが分かります。

そして、ママの年齢が若くなるほど、授かり婚の割合が高くなっていきます。20代前半は約6割、20代後半で約2割、30代では約1割となっています。

年代があがるにつれ、婚前交渉が妊娠につながる可能性があるという認識が強くなったり、人生の計画を立てるようになったりして、結婚してから子どもを作ろうと考えるのかもしれません。

平成22年の時点ですでに約4人に1人が授かり婚だったのですから、授かり婚がめずらしくない今は、もっと増えていると考えられますね。

両親への報告はできるだけ早く済ませよう

授かり婚の場合は、結婚と妊娠の報告が同時になります。親世代の授かり婚への反応が心配で、報告をためらってしまうかもしれません。

しかし、妊娠月が進んでからの報告や、女性の親が報告前に妊娠に気づいてしまうと、とくに女性の父親の理解を得ることが難しくなることがあります。また、出産前に結婚式を挙げたい場合も、報告はなるべく早く済ませた方がよいでしょう。

報告は男女それぞれが自分の親へ報告し、その後、2人揃って女性の親へ、次に男性の親へ挨拶にいくことが一般的です。報告するときは、結婚のことを先に伝えてから、妊娠を伝えた方が、スムーズにいくようですよ。

なるべく早く親から承諾を得て、妊娠中のママの不安や心配が減らせるとよいですね。

授かり婚によるメリットを知ろう

結婚へのきっかけになる

授かり婚は、つき合いが長くなったり、結婚はしたいけどタイミングはつかめないというカップルにとって、結婚を決意するきっかけになります。

多くの女性の社会への進出により、結婚よりキャリアに魅力を感じる女性が増えています。その一方で男性にも経済的な不安や趣味を優先したいという方もいるようです。

しかし、漠然と「いつかは結婚をしたい」「子どもを持ちたい」と思っている女性や男性も少なくありません。女性の妊娠を機に、結婚をして子どもを持つということが、現実として考えられるようになります。

付き合いが長く、妊娠を機に結婚するカップルは、男性側も子どもに対し前向きにとらえ、出産後も子育てに協力的になる場合が多いようですよ。

周囲から結婚を反対されることが少ない

授かり婚の場合、ママのお腹にはすでに赤ちゃんがいる状態ですので、親が反対をすれば「赤ちゃんはどうするのか」という問題が残ります。

親にとっては酷ですが、たとえ付き合いに反対をしていた相手であっても、しぶしぶでも承諾するしかないというのが実情ではないでしょうか。

ママやパパが、反対されていてもこの人と結婚したいと思っていた場合は、結婚できるチャンスになるといえるでしょう。また、ママやパパにとっては、結婚相手のことや結婚の時期などのことを、あれこれいわれるわずらわしさが減るという部分もあります。

赤ちゃんがお腹にいることで、最初は喜んで賛成できなくても、最終的には協力的になってくれる親が多いようですよ。

結婚後の不妊に悩むことがない

結婚した夫婦の6組に1組が不妊で悩んでいるといわれています。テレビや雑誌で「妊活」という言葉がよく聞かれるように、妊娠に向けて様々な努力をしている夫婦は少なくありません。

なかなか妊娠せず、苦しい思いをしている人たちにとっては、授かり婚についての悩みは贅沢なのかもしれません。

授かり婚はすでに妊娠しているのですから、結婚後に赤ちゃんが欲しいのにできない、親に孫の顔を見せてあげられないのが心苦しい、といった問題が起こりません。

子どもに恵まれず、離婚をしてしまう夫婦もいるなか、子どもが欲しいと思っているカップルにとって授かり婚は、妊娠と結婚の嬉しいことがダブルでおこる、幸せな状況なのではないでしょうか。

授かり婚によるデメリットを知ろう

結婚式までの時間が少ない

授かり婚にはメリットもたくさんありますが、少なからずデメリットもあります。授かり婚で、出産前に結婚式を挙げたい場合は、限られた短い時間の中で結婚式場を見つけ準備を進めていかなくてはいけません。

春や6月などの人気のある時期は、空いている式場がなかなか見つからず、希望どおりの式場で結婚式を挙げられない可能性があります。

また、妊娠中は体型も変化していきますので、ウエディングドレスの選択幅も狭まってしまうかもしれません。妊娠中の体調が不安定な中で、結婚式の準備は大変です。パートナーや親に協力を求めましょう。

結婚式は自分たちにとってもけじめとなり大切です。幸せなスタートをきれるよう、思い出深い素敵な時間になるとよいですね。
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