意外と知らない喪中と喪明けのこと!基礎知識から贈答品のマナーまで
のしやギフトの内容にも注意が必要
普段はのしの上段に「◯◯内祝い」「内祝い」と書きます。しかし、喪中は「祝」の文字を使わず「御礼」を使うのが通例です。特に相手方が喪中のときは、感情を害してしまいますので間違えないようにしましょう。
贈り物の内容もいくつかのタブーがあります。「死」「苦」「涙」「葬儀」「切れる」は別離や死、縁が切れるなどを連想させるため避けるようにします。
例えば、お茶は香典返しに使われたり、白いハンカチは故人の顔に掛けたり、涙を拭いたりするため死のイメージがあるでしょう。また櫛は「苦」と「死」の両方と繋がり、刃物も縁切りをイメージさせます。このように、不幸を思い起こさせるものはやめておくようにしましょう。
お中元やお歳暮は贈ってもよい
ただし、忌中は避けてください。もし、忌中に重なってしまうときは少し時期をずらし「残暑御見舞い」や「寒中御見舞い」などとして贈るようにしましょう。
また、のし紙にも注意が必要です。喪中のときはのし紙ではなく、無地の掛け紙もしくは短冊を使用します。
同封する添え状や挨拶状にはお祝いの言葉を使わないのが慣例です。ほかには、相手方が喪中のときに故人宛に贈らないように気をつけましょう。逆に知らずに故人宛に届いた場合は、永眠したことやお礼を認めてお礼品を贈ります。
まとめ
基本は喪中も忌中もお祝いごとを避け、身を慎む期間ですね。そのうち忌中は、さらに強く控えなければならない期間ということを知っておきましょう。
喪中に子どものお祝いごとがある場合は、親戚の了解を得て忌明け後に行います。また、結婚式に招待されたときは、相手方に相談しましょう。
また、お中元やお歳暮はお礼ですから喪中でも贈ることも受け取ることも問題はありませんよ。