子どもの歌の音程が外れている!遺伝との関係や気になる場合の対処法
子どもと一緒に歌を楽しむコツとは
親子で歌に親しむ時間を作ろう
子ども向けの歌やパパやママが好きな歌を一緒に聞いてもよいですよ。子どもが聞きやすいようにアレンジしたクラシック音楽や映画のサントラなど、色々なジャンルの歌や曲を聞いて音楽に触れることを大切にしましょう。うたうことが好きな子どもの場合は、一緒に好きな歌をうたいましょう。
パパやママと一緒に歌に親しむことで、子どもに「歌が好き」という気持ちが芽生えたり、もっと楽しみたいと感じたりしてもらえるとよいですね。
お気に入りの歌を見つけよう
子どもは、同じ歌を繰り返し聞くことで興味や関心を深めていくといわれています。少しずつ、リズムやメロディを口ずさんだり、なんとなく歌詞を覚えたりしていきます。一度聞いただけでは、歌を理解したりうたえるようになったりすることは難しいですよね。ですから、繰り返し歌を聞いたりうたったりしましょう。
また、繰り返し聞くことで、子どもの好きな歌が分かるようになります。楽しそう、つまらなそう、無表情など色々な反応が見られるでしょう。子どもの反応から、お気に入りの歌を見つけて楽しみましょう。
ママは豊かな表情や歌声を心掛けよう
もしかすると、うたうことが苦手なママがいるかもしれませんね。なかなか気が進まないかもしれませんが、ママがうたうことで子どもが歌に興味を抱いて、うたいたいという気持ちになるでしょう。
また、ママが歌に合わせて表情を変えたり声色を工夫したりすると、子どもは喜びます。ママの真似をしながら色々な表現を身につけ、うたうことの楽しさを実感するでしょう。
歌をうたう、聞くなどの音楽に触れる環境を作ることは、子どもの五感を刺激し、感受性が豊かになるといわれています。始めは音程を気にせず、うたうことを楽しみましょう。
子どもの歌の音程が気になるときの対処法
子どもに話すときは高い声を意識する
子どもに話すときは、安心できるような高い声で、さらに抑揚をつけた話し方を意識しましょう。感情を込めて話すとさらによいですね。
赤ちゃんや小さな子どもを前にした男性が、子どもの声に合わせるように高い声をわざと出す場合があります。無意識にしていることかもしれませんが、子どもにとっては低い声で話し掛けられるよりも親しみが湧くようですよ。ですから、パパはとくに裏声を使って抑揚ある話し方を心掛けるとよいでしょう。
歌に自信のないママはCDをかけてもOK
親が嫌いなことを無理やりしていると、子どもに気持ちが伝わり、うたうことが嫌いになりかねません。その場合は、無理をしないでCDなどの音源を利用しましょう。
部屋の中でいろいろなジャンルの音楽を流すことで、子どもは自然に音楽に親しむことができます。
歌が苦手なママは「子どもに自分の歌を聴いて欲しくない。でも、子どもには上手にうたえるようになって欲しい」と、子どもが音楽教室に通うケースもあるようです。パパやママにも無理のない方法で、子どもが音楽に触れ合えるとよいですね。
音程が外れてもうたった子どもを褒めよう
反対に子どもの歌に対して「今ズレたね」「歌が下手だね」といってしまうと、子どもは苦手意識を持ちます。そこからうたうことすら嫌いになってしまうようです。
大切なことは、音程を合わせるよりものびのびと大きな声で元気よくうたうことです。大きな声でうたうことで音感が向上し、やがて音程も合ってきますよ。
大きな声でうたっている子どもは、一生懸命で可愛いですね。その一生懸命な頑張りを褒めて、ますます「音楽が楽しい」と思える環境を作りましょう。
まとめ
子どもが音楽に興味を持つためには、パパやママが一緒に歌ったりリズムを取ったりすることが効果的です。あまり歌が得意でない場合は、CDなどの音源を活用してもよいでしょう。
たくさんの音源に触れ、うたうことで子どもの音程が整っていきますが個人差はあります。ほかの子と比べず、子どもが歌を好きになるように一生懸命うたう姿を褒めていきましょう。