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高価な装置なしで始める水耕栽培!親子でも楽しめる家庭菜園の方法

高価な装置なしで始める水耕栽培!親子でも楽しめる家庭菜園の方法

子どもと野菜を育ててみませんか?植物に触れることでママの息抜きにもなりますよ。今回ご紹介するのは初心者でも気軽に挑戦することができる「水耕栽培」です。畑ではなく水と液体肥料を使った育て方で、難しそうと思われがちですが、じつは家にあるもので簡易的に、また気軽に始めることができるんですよ。

水耕栽培にはたくさんのメリットがある

野菜のストレスが少ないので成長も早い

一般的に野菜は畑で育てますよね。でも同じ野菜を続けて作っていると連作障害がおきたり、季節によっては温度管理をしなくてはならず、うまく育てるには手をかけてあげる必要があります。

一方水耕栽培なら手間が少なく、初心者でもストレスなく挑戦できます。初心者にストレスがないだけでなく、水耕栽培は野菜が水中に根を伸ばすため、野菜自体にもストレスがかかりにくいのです。

ストレスが少ないことから早く大きく根が伸びるので、どんどんと栄養を吸収できます。それにともない水耕栽培で育つ野菜は、畑など土で育つときよりも約1.5倍早く成長するそうです。成長が早いと子どもが飽きる前に、楽しく育てて食べることができそうですね。

虫がつきにくく無農薬で栽培することが可能

畑で野菜を育てていると、虫との戦いはつきものです。虫の発生は、虫が苦手なママや子どもにとって大問題です。

虫が発生する条件の一つが土です。土に卵を産む虫が多いことや、土の中にもぐった虫は見つけにくいことが、畑の野菜に虫が発生してつきやすくなる原因なのです。

その点水耕栽培なら、土を使わないので虫が発生しにくくなります。また虫が入ってきにくい室内で育てれば虫がさらにつきにくく、ママや子どもも安心して育てることができます。

虫がつきにくいことで、別のメリットも生まれます。それは虫を殺すための農薬を使わずにすむことです。とくに生で食べるとおいしいレタスやトマトなどは、農薬を使用せずに育てることでより安心して食べることができますね。

室内でできるから親子で一緒に育てやすい

水耕栽培は日当たりのよい部屋の中で栽培ができます。また日光の代わりにLEDライトを浴びせて、安定的に育てることも可能です。いずれにしても部屋の中の目につきやすい場所に置いておけば、子どもと気軽に楽しめますね。

子どもと野菜を育てることは、教育的にもよい影響を与えるとされます。例えば水が足りているかどうか、毎日のチェックを子どもの仕事にすることで、責任感が生まれやすくなります。また野菜が育つ様子を間近で見ることで、子葉や本葉、茎や実などを気軽に観察できますね。

野菜の栽培をとおして、野菜嫌いの子どもが食べられるようになることも多いようです。さらに育てた野菜を調理することで、ますます野菜に興味が出るかもしれませんね。

水耕栽培に必要な容器と肥料の選び方

水耕栽培に適した容器とはどんなものか

水耕栽培に興味を持ったら必要な道具をそろえましょう。まず用意したいのが野菜を育てるための容器です。店で購入できますが、まずはコストをかけずに手持ちのアイテムを利用するのもよいですね。容器選びのポイントをご紹介します。

まず一つが耐久性です。数十日間は水を入れたままになるため、紙コップなどは不向きです。次に低めの容器を選びましょう。高さのある容器だと根が水を吸い上げて水かさが減ったとき、根に水が当たらなくなってしまう可能性があります。

また光を遮ることも大切です。容器に光が当たることで苔や藻が発生しやすい環境になるためです。苔や藻は養分を吸ったり、水中の酸素を奪ったりするため、うまく育ちにくくなってしまう恐れがあります。

お家にあるペットボトルでも簡単にできる

家にあるものを使って水耕栽培に挑戦するなら、ペットボトルはいかがでしょう?ペットボトルなら何本か常備しているお家も多いかと思います。

ペットボトルを使うには準備が必要です。工作のように加工するので子どもと作業するのにぴったりです。

まずペットボトルの上から1/3の部分を床から平行にカットします。次にペットボトルの下の部分に、上下逆さにした上の部分を差し込みます。これでできあがりです。

ペットボトル栽培に向いているのはバジルやミントなどのハーブ類、またリーフレタスのような葉物です。ペットボトルの容量は500mlでも2Lでもよく、野菜が大きくなるにつれて手軽に大きさを変えられるのも利点の一つです。ぜひ挑戦してくださいね。

水耕栽培には液体肥料が必要不可欠

野菜を上手に育てるには「栄養」が不可欠です。栄養が不足すると育ちの悪い、おいしくない野菜になってしまいます。

水耕栽培の場合、「栄養」は「液体肥料」です。液体肥料とは固形の肥料を水に溶かして液体にしたもので、吸収率は固形のものより高くなります。そのため濃い濃度で使いすぎると枯れてしまうので、はじめは規定量よりも少なめで様子を見ながら増やしていくようにしましょう。

液体肥料で初心者でも使いやすい「1液性」がおすすめです。栄養バランスがよく、長期で育てたいときでも使用しやすいです。

液体肥料はなんと自作もできます。例えば米のとぎ汁と牛乳を8対2の割合で混ぜ合わせて2週間発酵させれば、上澄みを自家製液体肥料として使用できます。

野菜を育てる際の収穫までの基本的な流れ

好きな種を用意しスポンジに種を植える

野菜を育てるため、まずは種を用意しましょう。初心者におすすめなのがハーブ類です。ハーブはもともと厳しい自然環境でも育つため初心者でも育てやすいのです。お料理にも使いやすいですね。

種まきはスポンジを使います。まずスポンジを2cm角に切り、表面に十字の切り込みを薄く入れます。切り込みに種を植えて、切り込みを上にして小皿のような容器を準備しそれに入れます。スポンジの半分くらいが浸かるよう水を入れれば、種まき作業は完了です。

種まきから発芽までは水に浸けるだけで、液体肥料は使いません。スポンジが湿っていないと発芽しないので、ときどき確認してくださいね。どの野菜の種かによって違いますが、早ければ3、4日後には発芽するようです。
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