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子どもはうんち絵本が大好き!親子で楽しめるうんちの絵本を紹介

子どもはうんち絵本が大好き!親子で楽しめるうんちの絵本を紹介

小さな子どもはなぜか「うんち」や「うんこ」という言葉が大好きですよね。「うんち」というだけで大笑いしたり、絵本にうんちが登場するだけで大喜びしたりします。でもなぜ、子どもはうんちが好きなのでしょうか?今回は子どもが「うんち」を好きな理由と、親子で楽しめるうんちの絵本を紹介します。

子どもが「うんち」を好きなのはなぜ?

便を出すと気持ちよいという快感から

電車に乗っているときや外出先で突然お腹が痛くなり、トイレに走ったことはありませんか?便を出したときはホッとした気持ちになり、なんともいえない快感が得られますよね。

このように、ため込んだり我慢したりしている状態から解放されたときの快感を「カタルシス」といいます。

大人は映画や音楽などに触れて泣くことで精神的な快感を得ることができますが、子どもは映画や音楽ではじゅうぶんな快感を得ることができません。そのため、「便を出すと気持ちよい」という肉体的な快感を求めるようになります。

また、小さな子どもは「うんち=汚いもの」という意識があまりないため、うんちは「出すと気持ちよいもの」となり、結果的に「うんち」が好きになるといわれています。

うんちは子どもにとって身近な存在

生まれた日から排便を始める人間にとって「うんち」は身近な存在ですが、小さな子どもは、うんちを大人とは違う感覚で見ているといわれています。

例えば、トイレの水を流すことをうながすために、「うんちさん、バイバイしようね」と声をかけたことはありませんか?これは「うんち」をお友だちや動物のような存在として見立てた言葉です。

また、うんちが大好きになる年齢の子どもは、トイレトレーニングに取り組む年齢でもあります。「うんち」という言葉を聞く機会が多くなるため、より身近に感じられるのではないでしょうか。

さらに、子どもは自分のうんちを「自分の子ども」のような感覚で見ているという説もあります。いずれにせよ、うんちは子どもにとって身近な存在ということですね。

周囲の大人から注目してもらえるから

トイレトレーニングは大きく分けて、「おむつのなかにおしっこが出たと伝える」「大人の誘導でトイレに行く」「子どもがトイレに行きたいと伝える」という三つの段階に分けることができます。

どの段階でも、子どもが「うんち」というと、大人は子どもを放っておきません。家事や仕事の手を止めて駆けつけ、トイレまで付き添ったり、「えらいね」と褒めたりします。

また、1人でトイレに行ける年齢になると、「うんち!」といっても褒めてもらえることは少なくなりますが、何度も「うんち」というと「やめなさい」などのリアクションが返ってくるようになります。

子どもにとって「うんち」という言葉は、周囲の大人に注目してもらえる魔法の言葉です。大好きになるのも当然かもしれませんね。

子どもが楽しめるうんち絵本の世界

五味太郎さんのセンスが光る「みんなうんち」

福音館書店「みんなうんち」は、独特な雰囲気の絵とリズミカルな言葉で作られた五味太郎さんのセンスが光る絵本です。

ゾウやネズミ、魚などの生き物のうんちはそれぞれ違うということ、うんちをするときやした後の習性に違いがあることが、小さな子どもにもわかりやすい言葉で書かれています。

また、「生き物は食べるからみんなうんちをするんだね」という一文には、うんちをするのは自然なことだというメッセージが込められています。「うんちをするのは恥ずかしいことではないよ」と伝えることができるのではないでしょうか。

シンプルに「うんち」という言葉を楽しむことはもちろん、「うんち」をとおして生き物の不思議に気づくこともできる一冊です。

フランスのロングセラー「うんちっち」

あすなろ書房「うんちっち」は、「うんちっち」しかいわないウサギの子どもを主人公にしたフランスのロングセラー絵本です。

何度も繰り返される「うんちっち」という言葉の軽快さとインパクトのある絵が子ども心をつかむこの本は、絵本にまだ興味がない子どもでも喜ぶ絵本としても評判になっています。

大人にとっては少し下品な印象があるかもしれませんが、先の読めないストーリー展開と意外なオチは、子どもだけではなく大人も楽しむことができるのではないでしょうか。

ただし、子どものなかには絵本のまねをして「うんちっち」しかいわなくなる子もいるようです。子どもが「うんち」といい続けることに困っているというママは避けたほうがよいかもしれませんね。

ユーモアたっぷり「うんこ!」

文溪堂「うんこ!」は、犬のお尻から出た「うんこくん」が、みんなに「くさい」といわれて自分の居場所を求める旅に出るというストーリーの絵本です。

子どもが大好きなうんちをテーマにしているというだけではなく、うんちに関する言葉を使ったダジャレや言葉遊びなどのユーモアがたっぷり詰まっています。

また、旅に出た「うんこくん」も最後は畑の肥料になるというストーリーになっており、一見役に立たないものや嫌われるものも、実は大切な役割を持っているというメッセージとして読みとることができますね。

ただし、取り扱っているテーマやダジャレの内容が「下品」と感じるかもしれません。好き嫌いが分かれるため、購入などをする前に内容をチェックしてみるのもよいでしょう。

トイレトレーニング向けの絵本3選

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