幼児期にバランス感覚を身につけよう!おすすめの遊び方や玩具を紹介
子どもは走ったりジャンプしたり、一日中動き回って遊んでいますね。動き回ることで筋肉や骨を鍛え、元気で健康な体をつくっています。それと同時に、自然とバランス感覚も身につけていきます。ここでは、幼児期にバランス感覚を身につける大切さについて考え、バランスを活かしたおすすめの遊び方、玩具を紹介します!
幼児期のバランス感覚は大切な運動能力
バランス感覚ってどんな運動能力なの?
でも人は、知らないうちにもバランスをとっています。歩くにも、ただ立つにもバランスが必要なのです。人は2本足で足の裏だけを地面につけて立ちますが、これにはほかの動物にはない、優れたバランス感覚なのです。
バランス感覚には身体のさまざまな器官が関わっています。よく知られているのが、耳の奥にある三半規管といわれる器官ですが、そのほかにも皮膚感覚や視覚、皮膚と内臓の中間領域で感じる深部感覚などがあります。これらの器官と脳が連携し、うまくバランスをとっているのです。
最近は転びやすい子どもが増えている
このような現状で、子どもたちは多くの時間を部屋の中で過ごします。部屋の中は、床がきれいに平らですし、限られた小さな空間です。外に出ると、砂利道や坂道、階段など、何かとバランスを使うのですが、部屋の中ではバランスを崩すような場所もほとんどありませんね。
今の子どもたちは、何もない場所でも転ぶことが多いそうです。日常生活でバランス感覚を鍛えるチャンスが少ないので、昔の子どもに比べると弱っているのだといわれています。
バランス感覚を鍛えるとどんな効果がある?
小学生になるころには、バランス感覚のよい子ほど優れた運動能力を発揮します。男の子は特に、ヒーローのように身軽に動き回れるのは、かっこよくて憧れですよね。
大人になっても、物を運ぶときや子どもを抱っこするときなど、さまざまな場面でバランス感覚が必要です。このようにバランス感覚は一生使い続けます。よりよいバランス感覚を身につけることで、生涯楽しく健康に暮らせますね。
親子で楽しめるバランスを鍛える遊び
肩車してあらあら、きりんさんごっこ
やり方はまず、パパが床に膝たちした状態で子どもを肩車します。ちょっと重いですが頑張って、肩の上の子どもを軽く左右にゆらすように体を動かします。子どもはパパの肩から落ちないように重心を中心に戻しながらバランスをとります。
首の長いきりんのようなので「きりんさんだよー」といってあげると、子どもの想像も広がって、より楽しい遊びになります。子どもはバランス感覚を鍛え、パパはお腹の横にある腹斜筋を鍛えることができます。身体を後ろにそらすなど、無理な姿勢をとると腰を痛めることもあるので注意してくださいね。
新聞紙を使ったバランスゲーム
やり方はまず、新聞紙を用意します。各自1枚ずつもらい、床の上にしいて、その上に立ちます。この新聞紙は自分の住む島です。みんなでじゃんけんして、負けた人は一旦新聞紙から降りて、新聞紙を半分にたたみ、またその新聞紙の上に立ちます。
こうしてじゃんけんと新聞紙をたたむを繰り返していくと、負けた人はどんどん島が小さくなっていきます。足で立てる場所が狭くなり、バランスを失ってたおれてしまったら、その人の負けです。新聞紙だけを使う遊びなので、今すぐにでもはじめられますね。
風船を使ったバランスゲーム
まず最初に紹介するのが、紙コップ運びゲームです。やり方は、風船を膨らまし、その上に紙コップを乗せて運ぶだけ。紙コップが落ちないように、バランスをとりながら慎重に運びますよ。
次は、風船を手作りスティックで運ぶ遊びです。まずはスティックを作ります。紙皿の中心部を丸くくり抜いて、ドーナツ形にします。これをラップの芯にくっつければスティックのできあがりです。スティックの紙皿の部分に風船を乗せて、落ちないように運びましょう。
紙コップ運びは、風船が小さいほど難しいですし、手作りスティックの遊びは、風船が大きいほど難しいです。子どもに合わせて風船を膨らませましょうね。
バランス感覚を鍛えるおすすめの玩具は?
大人も一緒に長く楽しめるトランポリン
トランポリンでジャンプするのは、見た目より難しいです。連続してジャンプするには、空中に浮かんでいる間に体勢を正しく整えなくてはいけません。不安定な空中で、腕や足も使ってバランスをとり、体中の筋肉も使って正しい姿勢に戻します。こうしてジャンプを繰り返しているうちに、自然とバランス感覚も筋力もつきます。
大きなトランポリンは無理でも、室内で飛べる小さなトランポリンが販売されています。小さくても、耐荷重は大人が乗れるくらいあるので、パパとママのシェイプアップにも使えますよ。