生理前のうつで仕事がつらい!原因や対策を知って乗り切ろう
うつ病とPMDDは一緒にしないこと
このことから、治療法も違います。PMDDは生理前のホルモンの乱れによるものが大きく、専門的にいえば脳機能の障害のようです。そのため、治療には薬物療法が行われます。
一方で、うつ病は身体的にも不調が起こり、長期間に渡って症状が続きます。医療機関による治療を受けるという点では同じですが、薬物療法のほかに、休養、精神療法が行われます。この三つを連動させながら治療を進めるので、生理が終わってからも不調が続くようであれば、専門機関を受診してみてくださいね。
生活に影響が出そうなときは専門家へ相談を
PMS、PMDDは自覚症状に合わせたセルフケアを行うのが一般的です。前述で紹介した、食事や入浴、睡眠、軽い運動など生活習慣を整えることで対処します。しかし、それでも自分の気持ちをコントロールできず、日常生活に支障が出てきた場合には専門機関へ相談した方がよいでしょう。
具体的には、「1日中眠たくて、何もできない」「イライラしてパパや子どもに暴力をふるってしまう」「市販薬の効き目悪い」などが挙げられます。受診を迷っている間に悪化することもあるので、悩む前に受診してくださいね。
まとめ
もし心当たりがあれば、まずは生活習慣を整えられるようにセルフケアをしたり、周りへ理解してもらったりするとよいでしょう。時期や症状にも個人差があります。自分でコントロールできなくなったと感じたときは早めに病院に受診しましょうね。
また、PMDDはうつ病の1種ではあるものの、うつ病とは異なります。長期的に心身の不調を感じるようになったときは迷わず専門機関へ受診してくださいね。