幼稚園年長さんの教育はなにをすればよい?生活や学習面のポイント
小学校に入学すると、それまでの幼稚園や保育園での生活と大きく変わります。小学校に入ってから子どもが困らないように、幼稚園の年長さんから生活面や学習面の準備をしておくことが大切です。そこで、小学校入学を控えたママやパパがどのような準備をすればよいのかをご紹介します。
幼稚園年長の【生活面】の教育について
早寝早起きで生活リズムを整えよう
十分な睡眠は、子どもの成長にとっては欠かすことができません。睡眠時間が不足すると成長ホルモンの分泌が減り、その後の成長に悪影響をおよぼしてしまいます。
小学生の睡眠時間は、9~10時間は必要だといわれています。平日の起床時刻は6時台が多いので、夜は21時頃には眠るようにした方がよいでしょう。
早寝早起きの生活リズムは、子どもだけでは身につけることができません。保護者の協力がどうしても必要です。日中に太陽の光をたっぷりと浴びさせ、休みの日にも生活リズムを崩さないなど、子どもと一緒に生活リズムをつくっていきましょう。
お手伝いができるようになろう
子どもはお手伝いが大好きです。これは、自分の力を試したいという成長の証です。なかには積極的にいわない子どももいますが、気持ちは同じです。ママやパパからお手伝いの声かけを、ぜひしてあげてください。
子どもは、お手伝いをとおして家族から感謝される喜びを知り、自信をつけていきます。また、創意工夫を覚え、責任感も育てていくことができるでしょう。
子どもにお手伝いをさせるときのポイントは、無理をさせないことです。できなくて当たり前という気持ちで接し、温かな言葉かけをたくさんしてあげましょう。
自分が脱いだ服はたためるようになろう
また、わずか10分の休み時間で着替えることを求められる学校では、自分が脱いだ服をきちんとたためるのが理想ですよ。脱ぎっぱなしでは次に着替えるときに時間がかかってしまうからです。
小学校に入学するまでには、自分が脱いだ服をたためるようにしておきましょう。脱ぎっぱなしが当たり前だった子どもにとって、脱いだ服をたたむ作業はとても大変なことです。
時間をかけて、少しずつでもできるように教えてあげましょう。裏返しになった服を元に戻すことと、ボタン留めについては何度も練習するとよいでしょう。
幼稚園年長の【学習面】の教育について
生活の中で必要に応じて文字の読み書きを
幼稚園での生活では、五感を使った豊かな生活経験が大切です。豊かな自然体験や社会体験をすることによって、子どもは意欲的に学ぶ素地を身につけていきます。
小学校入学前は、自分の名前が読めて書くことができれば十分です。幼稚園の生活の中でも、持ち物に書かれた自分の名前を目にすることが多いので、自然に覚えていけるでしょう。
また、日常生活の中でも子どもがひらがなに触れる機会が多くあります。そのようなチャンスをうまく使って、必要に応じて少しずつ文字の読み書きを教えてあげましょう。
鉛筆の正しい持ち方を習得する
鉛筆を正しく持つことで、文字をきれいに書くことができるようになります。また、指にかかる力のバランスもとれて書いていても疲れることが少なくなります。
鉛筆の正しい持ち方のポイントは、次の三つです。
1.親指と人差し指、中指で鉛筆を三角に持つ
2.鉛筆は強く握らず、手のひらの中に卵が入るように優しく握る
3.鉛筆の角度は60度程度にする
慣れないうちは、三角鉛筆で練習をすれば正しく持てるようになります。
鉛筆を正しく持てるようになったら、大きな円やギザギザの線などを書く練習をさせましょう。迷路をたどるなど、遊びながら楽しく練習をするのがコツです。
勉強の習慣化を少しずつ身につける
小学校への入学準備として大切なことは、読み書き計算などの勉強をさせることではありません。なによりも、机に向かう習慣をつけてあげることです。
小学校では45分のサイクルで動いています。たとえ小学校1年生でも45分間席に座っていなければなりません。
そのためにも、入学前から少しずつ机に向かっている時間を増やし、集中できるように練習をしておきましょう。最初は5分程度で構いません。絵本やお絵描きなどで十分です。
ママがそばで見守り、少しずつ時間を増やしていきましょう。
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