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年末大掃除の由来を子どもに伝えよう!一緒に伝統行事を行うメリット

年末大掃除の由来を子どもに伝えよう!一緒に伝統行事を行うメリット

年迎えの喜びを「あけましてのごあいさつ」

大掃除、餅つき、門松を飾るなどという、昔ながらのお正月準備がわかる絵本です。主人公の「みいちゃん」は「あけましておめでとうございます」をいいたいのですが、まだお正月ではありません。

はやくご挨拶をしたい「みいちゃん」が、お正月の準備を一生懸命お手伝する姿とあわせて、日本の伝統的な年越しの様子がわかります。今ではほとんどの家庭で餅つきはしませんし、お節料理を一から作ることは少ないかもしれません。

この絵本で子どもと、昔からのお正月準備の意味を語り合うひとときを持ち、部分的にでも一緒に準備ができたらよいですね。子どもが楽しんで大掃除をしたり、お節を喜んで食べたりするきっかけになるかもしれません。

巻末に行事のミニ解説が付いています。

歌で知る「おしょうがつさんどんどこどん」

おばあちゃんが歌いながら、女の子やネコやタコ、小坊主さんに正月準備の習わしを教えてくれます。そして「どんどこどん」の歌にのって、五穀豊穣をもたらすお正月の神様「歳神様」がやってくるという内容です。

米を食べる日本人にとって豊かな実りは家族の健康や幸せに関わり、それをもたらす「歳神様」に感謝したのかもしれませんね。「すす払い」「鏡餅」の意味や置く場所、黒豆、かずのこなどお節料理の中身一つ一つの意味を、おばあちゃんが説明してくれるので、子どもだけでなく大人も興味をもって読める内容です。

「お正月さん、どんどこどん、どんどこどんどこ、どんどこどん」と歌う調子が親しみやすく、親子で一緒に歌ってみると、楽しくお正月準備ができるかもしれませんね。

まとめ

大掃除の原点は平安時代の「すす払い」にあったのですね。日本には仏教の教えなど、さまざまな思想が入ってきましたが、それらと古来から受け継がれてきた考え方が融合して、わが国ならではの行事ができたそうです。

大人だけだと、なかなかやらないこともある大掃除などの行事です。けれど、行事の楽しい思い出が親子の絆を作りますし、子どもに日本の伝統を伝えることもできます。

大掃除をしたりお節料理の一部を作ったりすることで、きっとママも子どもも新しい気もちでお正月を迎えることができるのではないでしょうか。
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