冬の車は危険がいっぱい!事故にあわないための対策や注意点
だんだんと日が落ちるのが早くなると、交通事故に巻き込まれる可能性も上がるためママは心配ですよね。ママがしっかりと事故原因を知っておけば、一緒に歩きながら子どもにも注意を促せますよね。簡単に取り入れられる事故予防グッズについてもご説明します。
冬に起こる車での事故原因について知ろう
日没が早いことで視野が低下する
人間の目は暗さに慣れるまで時間がかかります。少し薄暗くなる程度ではヘッドライトの点灯を躊躇する人が多いため、視野が悪い状態になり交通事故が発生する危険性が高まります。子どもが暗くなってから帰宅する場合には、十分に注意を促す必要がありますね。
視野が悪くなる一因として、積雪も考えられます。ドライバー側からすると積雪によって死角が増え、見通しが悪くなります。ガードレールやミラーのほか、垣根なども雪によって隠れてしまうため、子どもの背丈では車道から見えなくなってしまうこともあるのです。
路面の凍結による転倒やスリップでの接触
前の車の轍(わだち)を通っていたとしても、車がスリップしてしまうことはあります。また、タイヤの溝に雪が入り込むことによって、タイヤの表面に溝がなくなります。
車はタイヤに溝があることでブレーキをしっかり効かせられるので、表面が平らになるとブレーキの効きが悪くなります。そのためブレーキを踏んでから停車するまでの時間が長くなり、場合によっては停車しきれず車体が滑ってしまうスリップ状態に陥るのです。
歩行者も路面がツルツルになっていることで、滑って転倒しやすくなっています。小さな子どもでは特に、雪が降ったことではしゃいで走って転ぶ、などということが事故に繋がることもあるでしょう。
積雪による雪道での事故
ただでさえスリップしやすい状況下のため、車が少し滑っただけで歩行者と接触してしまう可能性があり、とても危険です。
足元が悪いため、歩行者の目線は下にいきがちになりますが、頭上にも危険は潜んでいます。屋根や街路樹に積もった雪が不意に落ちてきて怪我をしたり、転んで車道側に倒れこんでしまったりすることも考えられます。
積雪によって音が吸収され、車の接近にも気づきにくくなるため、定期的に顔を上げて周りを確認するように子どもには伝えておきたいですね。
親子で行う事故回避のための対策について
運転手が気づきやすい目立つ色の服を着る
ヘッドライトが点灯していない場合では、ブレーキを踏んでも間に合わないほど近づいてからやっと歩行者に気づく、などということも起こりかねません。
事故に遭わないようにするためには、まずドライバーが気づきやすいよう、白や蛍光色など薄暗くなっても目立つ色を選ぶようにしましょう。小さな子どもでは特に気づきにくいため、明るい色のマフラーや帽子なども身につけているとよいです。
防寒具をしっかり身につけることによって、転んだときの衝撃も軽減されます。
反射材用品やLEDライトを活用する
そのためジャケットに反射材を貼るか、反射材が付いたジャケットを選ぶのが一番目立ちます。
「ジャケットまでは必要ないかな」と思っているママにおすすめなのが、アクセサリータイプの反射材やLEDライトです。ブレスレットタイプであれば子どものお洒落の一環として取り入れられます。またランドセルやバッグに付ける反射材であれば、付け忘れることもなく便利です。
一点注意が必要なのが、薄暮れ時でヘッドライトをつけていない車に対しては反射材の効果が薄い点です。時間帯や場所に応じて選択するとよいですね。
滑りにくい靴を履いて外出する
走ることでも転倒の危険性は高まります。雪道、凍結した路面では決して急がないように子どもに伝えてください。
転倒を予防するために、雨や雪が降った翌日は滑りにくい靴を履かせてあげてください。長く履いている靴の場合は、靴底がすり減ってツルツルになっていることも考えられるため、しっかりと靴底に溝があるか確認が必要となります。
もし心配な場合は、今持っている靴に貼るタイプの滑り止めを使用してみるとよいでしょう。また、小さな歩幅で、足裏全体を地面につけるようにして歩くと、滑りにくいため安全に歩くことができます。
冬に子どもと外出をするときの注意点とは
時間に余裕を持って行動する
ドライバーも人間であるため、浮かれ気分でハンドルを握っている人も多いでしょう。またイベントに加えて、忘年会や新年会で飲酒の機会が増えます。
アルコールを摂取することによって気が大きくなって、無謀運転によって大変な事故になった例も聞きます。飲酒運転はあってはならないことですが、歩行者としては気をつけるに越したことはありません。
歩行者が事故に巻き込まれないための対策は、「余裕を持って行動する」ことです。ママはもちろん、子どもにも気をつけるよういってあげてください。冬で道も滑り転びやすいため、急がず慌てず行動するようにしましょう。