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5月5日は男の子の日?「こどもの日」の基礎知識と過ごし方

5月5日は男の子の日?「こどもの日」の基礎知識と過ごし方

縁起の良い一日に!端午の節句の過ごし方

3時のおやつに!柏餅やちまきを食べる

こどもの日には柏餅やちまきを食べる風習があります。食べる前に由来や意味をみてみましょう。

柏餅の柏の葉は昔から神が宿る木として大切にされ、さらに柏の木は新芽が成長しないと古い葉が落ちないことから「子どもが生まれて大きく育つまで親は長生きする」と言われ、縁起がよい食べ物とされています。また、柏の木は神事に使われ、赤ちゃんに丈夫に育ってほしいという願いも込められているそうです。

ちまきは二千年以上も昔、5月5日に「屈原」という中国の高名な詩人が国を憂いながら河に身を投げて亡くなりました。国民は屈原をしのび、毎年この日に竹筒に米を入れて河に投げ入れ供養しました。これがきっかけで、5月5日にちまきを食べて厄除けをする風習が生まれたそうです。

夜は家族で「菖蒲湯(しょうぶゆ)」に入る

端午の節句といえば柏餅やちまきを食べるのと同じくらい「菖蒲」が知られているのではないでしょうか?菖蒲は厄除けとして意味があり、昔から端午の節句に使われてきました。

無病息災を祈って、家の屋根や軒先にさしたり、お酒にひたして菖蒲酒にして飲んだりして邪気を祓っていたそうです。また、菖蒲枕として菖蒲を枕の下にしいたり、お湯の中に入れて菖蒲湯にして入ります。古くから薬草として菖蒲を利用していた中国で菖蒲湯は、漢方の湯治療の1つだったそうです。

いずれも身体に悪い気がつくのを防ぐという意味から使われるならわしです。こうした邪気を祓う風習が中国から伝わってきたのは約1300年前!昔から今現在まで受け継がれている伝統ある風習はこれからも大切にしていきたいですね。

5月5日の縁起風呂!菖蒲湯の作り方と効能

菖蒲湯は厄除けの意味だけでなく、体に与える効能も気になるところ。作り方と合わせてみていきましょう。

【準備するもの】
菖蒲(※花菖蒲と間違えないように注意)、菖蒲を結ぶ紐

【作り方】
菖蒲10本程度を紐で束ね、水を張った浴槽に菖蒲を入れてからお湯を沸かします。または、少し高めの温度に菖蒲を入れて香りを引き出してから、入浴に適した温度に冷まして入るのもオススメです。

【効能】
体が温まり、腰痛や肩こりにも効果があります。また、菖蒲の葉を鉢巻の様に巻くと頭が良くなるおまじないにもなると言われています。

菖蒲は5月5日のこどもの日が近くなると、スーパーマーケットや花屋さん、インターネットなどで手に入れることができるので、ぜひ試してみてください。

まとめ

5月5日は「端午の節句」であり「こどもの日」です。どちらも大切な子どものことを想い、健やかな成長や幸せな人生を願う、昔から日本に伝わる伝統的な家族の行事です。

お祝いは両家のおじいちゃんおばあちゃん、友人などの大切な人たちを招いて、食事をしたり、お話ししたり、みんなでお祝いしてあげられたら素敵ですね。なかなか集まれないお家やしっかりお祝いする時間がないお家もあるとか思うので、各家庭でできる範囲のお祝いの仕方を探してみてください。
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