ストライダーは女の子には心配?安全面に配慮してお気に入りを選ぼう
公園などに出かけると、ペダルなしの自転車「ストライダー」に乗っている子どもをよく見かけますよね。最近は女の子が喜ぶカラーデザインも増えていて、男女と問わず子どもに人気の乗り物です。今回はストライダーに乗るときの注意点や選ぶときのポイントなどを、女の子にスポットを当てて紹介します。
ストライダーの特徴と対象年齢は?
ペダルやブレーキのないコンパクトな自転車
小さな子どもにとって、硬くて握れないブレーキやこぐのが難しいペダルを取り外し、コンパクトで軽量化された作りが特徴です。操作は簡単で自転車のようにまたがって、自分の足で蹴ってバランスを取りながら進みます。
徹底的にシンプルにすることで初めてでも見よう見まねで乗ることができ、2輪に乗ることが難しいといわれる小さな子どもでも扱いやすくなっています。
一般的な対象年齢は1歳半~5歳ごろ
また対象年齢だけでなく、身長も考慮が必要です。ストライダーはまたがった状態で地面を蹴って進み、足でブレーキをかけて操作します。そのためサドルに座ったときに、しっかり足が地面につくかどうかも乗るうえでは大切なポイントです。
さらにストライダーには、体重制限も設けられています。ストライダーは自転車に乗れるようになると卒業するパターンが多いですが、いつまで乗れるか体重も頭に入れておきましょうね。
発育の様子をみて2歳以降に乗せてみる
2歳も過ぎると、ひとり歩きも安定してきます。また力もついてくるので、ハンドルをしっかり握れるでしょう。さらに子どもの中にはジャンプをしたり走ったりする子もいて、体を活発に動かすのが楽しくなる時期です。そのため体全体を使って乗るストライダーはピッタリですよ。
ストライダーデビューでは、子どもが興味を持つことがなにより大切です。初めてが楽しい思い出になるように、焦りは禁物ですよ。2歳を過ぎても本人が興味を示さない場合は、もうしばらく様子を見ましょうね。
女の子をストライダーに乗せてみよう
膝当てとパンツを履くスタイルが基本
たとえば可愛い女の子のスカートですが、ストライダーに乗るときには不向きです。ひらひらしたスカートはこぐときに邪魔ですし、タイヤに巻き込んでしまう危険性もあります。さらに2歳とはいえ転んで下着が見えるのは避けたいですよね。そのためパンツスタイルを基本にしましょう。
また転倒や衝突から体を守るために、ストライダーに乗るときはヘルメットを必ず着用してください。初めは転びやすいので、膝当てや肘当てもつけておくと安心ですよ。
三輪車は女の子でも意外と飽きてしまう
三輪車はママが後ろから押せたりおもちゃを入れるスペースがあったり、なにかと便利な乗り物です。しかし一方でペダルがこぎにくく動きが限られるため、すぐ子どもが飽きて乗らなくなってしまったという話もよく聞きます。
また、公園などでほかの子がストライダーに乗ってアクティブに遊んでいるのを見ると、子どもは自分も乗りたくなるものです。そのうち女の子も自転車に乗るように、基本的に乗り物に男女の区別はありません。そのため女の子にもストライダーはおすすめですよ。
自転車トレーニングが不要というメリットも
自転車の練習で一番難しいのはバランスですよね。ストライダーに乗っていると、小さなころから2輪のバランス感覚をつかむことができるのです。そのため実際に成長して自転車に移行した際に、トレーニングをしなくてもスムーズに乗れるようになったという声が多くありますよ。
また足で地面を蹴って進むので、脚力を鍛えることもできます。脚力は自転車のペダルをこぐときに大切ですし、足も速くなるメリットもあります。さらにバランス感覚を養うと、体の使い方が上手になります。すると運動神経にもよい影響を及ぼしてくれるのです。
女の子向けのストライダー選びの注意点
ハンドルバーパットという保護材をつける
安全性を高めるためには、前述のようにヘルメットやプロテクターの装着とあわせて、ストライダー本体にもハンドルバーパットを装備しておくと安心です。
グリップとグリップの間にある、硬いハンドルバー部分に取りつけて使用します。クッション性の優れたパットなので、衝突や転倒の衝撃から顔や胸を守ることができます。パットはストライダーのタイプによって標準装備されている場合と、追加オプションの場合があるので確認しましょう。