1歳児が嫌がらない髪の毛の洗い方は?嫌がる理由から克服方法まで
バスタイムは親子のスキンシップが取れる楽しい時間ですが、なかには髪の毛を洗うのを嫌がる子どももいます。自分で動き回れる1歳児に、嫌いなシャンプーをするのは一苦労ですよね。お風呂が憂鬱という人もいるかもしれません。そんな悩みに今回は1歳児がシャンプーを嫌がる理由や上手な洗い方や克服方法などを紹介します。
1歳児がシャンプーを嫌がる理由とは?
シャワーの温度や音が嫌
子どもは様々な刺激に敏感です。そのためシャワーの「温度」が熱く感じているのかもしれません。同じお湯の温度でも、シャワーは水圧があるので溜めたお湯より熱く感じます。子どもに使用するシャワーは少しぬるめの「38~40℃」を目安にしてみましょう。また、使用中にシャワーの温度が変化することも、子どもは不安になり嫌がる理由になります。
さらに、普段から大きな音が苦手な場合はシャワーの「音」が嫌なこともあります。お風呂場は音が響くので、より大きな音に感じてしまうのでしょう。
お湯やシャンプーが目や口に入る
水に恐怖心がある子は顔に水がかかったとき、息を止めていることがほとんどではないでしょうか。「水が顔にかかる=息ができない」と感じ不安になるのです。そのため、水慣れをしていない子どもにとって目や口に水が入ることは、生命の危険を感じる怖い体験といえるでしょう。
また子どもが以前シャンプーのときに「お湯が口に入ってむせて苦しかった」「シャンプーが目に入って痛かった」など嫌な経験をしていませんか?過去の経験がトラウマとなって「同じ思いをしたくない、するかもしれない」という恐怖から、シャンプーが嫌いになることもあります。
力加減やシャワーの水圧が強すぎる
また、ママの爪が長いと当たって引っ掻いてしまうことがあります。そのため、爪の長さも注意してくださいね。
さらに、シャワーの「水圧」もチェックしてみましょう。大人は強めの水圧で流すと気持ちよく感じますが、子どもには刺激が強すぎてしまいます。「ちょっと弱いかな」と感じるぐらいがちょうどよいですよ。水圧を弱めると、水の飛び散りや音の軽減にもなります。
子どもが嫌がらない髪の毛の洗い方
美容院のように洗うとあまり怖くない
たとえば、美容院のように洗ってみるのはいかがでしょうか?まず、子どもを向かい合わせに抱っこして、そのままママの膝の上で仰向けにします。顔には直接水がかからないように、ガーゼなどを軽くのせてください。お湯やシャンプーが入らないよう、耳は指で塞ぎます。
「仰向けで洗う」「顔にガーゼをかける」ことで、顔にお湯やシャンプーがかかるのを防いでくれますよ。また「耳を指でふさぐ」とお湯やシャンプーが入ることを防ぐだけでなく、不快に感じるシャワー音を和らげることができます。
ママと密着して洗うと安心しやすい
ママがお風呂の椅子に座り、向かい合わせで子どもを膝の上に抱っこしてください。その姿勢のまま、子どもに上を向いてもらいシャンプーします。顔に水やシャンプーがかからないよう、ママの腕や胸を使って支えましょうね。椅子の上ではバランスが取りづらい場合は、バスマットの上にママが直接あぐらをかいて、その上に座らせてもよいですよ。
シャンプー嫌いの子どもは、シャンプー中ぎゅっと目をつぶっています。周りが見えない分、なにが起こるか不安になるものです。そのため、しっかりママに密着させて安心感を抱かせましょうね。
シャンプーハットなどで恐怖心を取り除く
シャンプーハットは、子どもの頭囲と合ったサイズを選ぶことが大切です。大きくて隙間ができるとお湯や泡が顔に流れてきてしまいますし、逆に小さいときつくて子どもがかぶるのを嫌がる原因になります。
また、柔らかなシリコン製やウレタン製の素材にすると、子どもの肌に優しくストレスなくかぶることができるでしょう。様々なデザインの物が販売されているので、お気に入りのキャラクターなど、かぶることが楽しくなるデザインを探してみてくださいね。