保育園への入園後に退職!猶予期間や退園を避ける方法を知っておこう
子どもが無事に保育園へ入園しても、なんらかの理由でママが会社を辞めることがあるかもしれません。子どもが保育園に通っている場合、すぐに退園することになるのかどうか気になりますね。今回はママが退職してから子どもが退園するまでの猶予期間や退園を避ける方法などをみてみましょう。
退職から退園までの猶予はどのくらい?
自治体によって異なるが約1~3カ月
自治体によって違いがありますが、通常はママが退職してから保育園を退園するまでには約1~3カ月程度の猶予期間が設けられています。ママがその期間内に再就職をすると、継続して保育園に通うことができるケースがほとんどです。
しかし猶予期間が終わる2週間前までに、自治体に再就職を証明する書類の提出が必要です。そのためママが退職してから再就職するまでの期間は猶予期間よりも短いと考えましょう。
退職を隠しても保育園へはすぐにバレる
保育園へは1年に1回、働いていることを証明する書類を提出する必要があります。また子どもの体調不良などで保育園から前勤務先に緊急連絡があった場合、すでにママが退職したことを伝えるでしょうから、保育園へは退職したことを正直に話しておきましょう。
さらに待機児童がいる場合、ママが隠していることによって保育園に入園できない子どもがいることも忘れてはいけません。大事な子どもを預ける保育園なので隠しごとをすることなく、良好な関係でありたいですね。
再就職以外にも在園できることがある
例えばママやパパの介護を必要とする家族がいたり、保護者が障害者手帳を持っていたりする場合は自治体に申請をすることで、保育園へ通うことができます。
また出産前後の産休中や育休中の数か月間や、病気や怪我などの療養中の場合、在学中の場合なども在園可能なケースがあります。お住まいの自治体によって違うので確認してみましょう。
退職後も保育園継続するためのポイント
退職前に求職スケジュールを立てておく
たくさん有給休暇が残っている場合は注意しましょう。子どもの体調不良などで急に仕事を休まなければならなくなったときのために、有給休暇を使ってこなかったというママの声を聞くことがあります。退職が決まったら残っている有給休暇を消化したいですね。
しかし有給休暇を消化していたら退園しなければならない可能性が出てきます。残っている有給休暇や猶予期間などを含め、計画的に考えてみましょう。
時短勤務になる場合は注意が必要
入園できるかどうかは、入園希望者の家庭それぞれの状況を評価し、家庭での保育が困難であることを示す点数が高い順から決まります。また基本的に保護者がフルタイムで働いていることが、入園の条件の一つです。
自治体によって違いがありますが、ママが時短勤務になると点数が変わるケースもあるようです。もし点数が変わると、ほかの家庭と順番が入れ替わって、入園の内定が取り消される可能性があります。
しかし働き方が多様化していることなどから、時短勤務でも対応している自治体が多いようです。一度お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
入社日が猶予期間を過ぎていないか確認
入社日が退園までの猶予期間を過ぎていないかどうかを忘れずに確認しましょう。猶予期間は自治体によって違うので、待機児童が多い地域などは期間が短い場合がありますよ。
もし入社日が猶予期間を過ぎていたら新しく勤める会社に相談してみましょう。二重労働の禁止などの就業規則や、法律に違反している場合でなければ、入社日を早めてもらうことができるかもしれません。
もしそのままにしていると、新しい職場が決まっていても保育園を退園することになってしまいます。このことからも在職中から早めの求職活動を始めましょう。
求職活動しても決まらないときは?
自治体の担当部署へ相談しよう
特にママ自身のスキルアップが目的の場合は、しっかりと会社を見極めて就職したいですね。そのため求職活動してもなかなか決まらないことがあるかもしれません。
そのような場合は、自治体の担当部署へ相談しましょう。退園までの期間や再就職先での勤務時間の確認のほか、勤務形態を変更した場合の保育園継続条件などについて聞いてみるとよいですよ。求職活動の視野が広がったり、それまでとは違った視点から求職活動をするきっかけになったりするかもしれません。
また退職や再就職に必要な書類についても確認しましょう。