スプーンを使うとこぼす2歳児!上手に食べられるようになる工夫
練習中にパパとママが気をつけたいこと
すくいやすい食材から始めよう
ゼリーやとろみのついたものはすくいやすいですね。柔らかくて固まっていますから、すくってしまったらこぼれにくいのです。
やわらかいものがすくえるようになったら、じゃがいもや人参、さつまいもなどの食材をサイコロ状にして挑戦してみましょう。サイコロ状になっていたらすくいやすくもあり、スプーンですくっても転がりにくく落ちにくくなります。
すくう食材は子どもが好きなものをサイコロ状にするとよいでしょう。子どもが「すくいたい」「食べたい」と思えば積極的にすくう練習をしてくれそうです。
こぼしても当たり前と受け止めよう
そうわかっていても、食べ物をこぼして汚されたらママはイライラしてしまいますよね。こぼすたびにママに怒られて食事を嫌がるようになっては困りますから、ママがイライラしなくてすむように周りの環境を整えるのもポイントです。
子どもの服が汚れないようにするために食事用エプロンをつけ、床が汚れないように新聞紙やレジャーシートを敷きましょう。ママが少しでも楽に練習に付き合えるような環境に整えて、こぼしても当たり前と受け止めて見守れるとよいですね。
遊びを通して練習してみよう
スプーンで食器を叩いたり、手で食べ物をつかんだりと、ママから見たら食べ物で遊んでいるように見えますが、そうして色々なことを学んでいきます。遊びに見える動きをしながら、無意識のうちに手先の細かな運動を練習していますし、食材の特徴も学んでいくのです。
また身体や手先を使った遊びは手先の器用さを養ってくれます。実際にスプーンを使って練習しなくても、そうした遊びを通して道具を使うことにつながるのです。スプーンを練習させようとママが必死になるよりも、遊びの中で練習する方が子どもにとってもママにとってもよさそうですね。
まとめ
子どもの持ちやすい素材と形状、すくいやすい深さや口に入れやすい大きさ、など子どもに合ったものを選びましょう。すくいやすい食材ですくう練習をし、こぼしても周りが汚れないように環境を整えて練習をしてみるとよいですね。
日ごろから手先を使った遊びをしていると、手の器用さも発達しスプーンの使い方もうまくなってきますよ。ママも叱らずに見守りましょう。