子どもの歌がうるさく感じる。大きな声で歌う原因と対応法
うるさい声を上手にコントロールする方法
騒音問題がないフィンランドの保育園
また、フィンランドの子どもは静かだといわれています。フィンランド人は「子どもはシャイでよい」といい、そこに住む日本人は「子どもに覇気がない」と感じるそうです。
フィンランドの親は、家で子どもが大声を出すと叱りますし、遊んでテンションが上がってくると「寝つきが悪くなる」と静かな遊びに切り替えます。保育士は、子どもが大声を出すと、近所への配慮ではなく自分が不快に感じて注意するのです。
日本で「子どもはうるさいもの」だという認識なのは、元気な子どもを育てている証拠なのです。
声の大きさを数字などの目安で伝える
そこで、声の大きさの目安が分かるように数字やもので例えると、子どもが理解しやすくなることがあります。
声は5段階くらいに分けるのがおすすめです。数字が分かる子や数字が好きな子には「1の声」から「5の声」と教えるのもよいですし、子どもの好きな動物を例にして「ねずみさんの声」から「ぞうさんの声」までと分けるのもよいでしょう。子どもの興味に合わせて考えるのも楽しいのではないでしょうか。
また、ママが手で大きさを表現する方法もあります。見た目で分かるので子どもが理解しやすいですよね。
ルール作りと大声の原因にあった対処
「建物の外に出てから声を出そうね」「大きな声は公園に着いてからね」「電車から降りたら声を出していいよ」など、シチュエーションにあった約束が効果的です。
また、大声を出さない時間を作って練習するのもよいですよ。短時間で終わりが分かるように「朝の会だけ」「トイレに入ってる間だけ」などから始めて、少しずつ回数や時間を増やしていきましょう。
また「我慢できたらカラオケに連れて行ってあげる」と約束してうまくいったという話もありますよ。
まとめ
子どもが大声を出すには理由があります。大声を出してしまう状況を知り、それに合った対処をするようにしましょう。大切なのは、大声を出すときと出さないときを教え、大声を出す機会も作ってあげることです。
もしも自閉症などの発達障害を疑う場合、自己診断は禁物です。
乳幼児健診では、一定の発達が見られないことがあると、保健師との定期的な面談や専門医の紹介をしてくれます。ママが不安に思う場合は、まずは自治体や病院で相談してくださいね。