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小学校入学前の準備で慌てないために。必要なことと習慣作りのコツ

小学校入学前の準備で慌てないために。必要なことと習慣作りのコツ

交通ルールを確認しておく

就学前の子どもが外を歩く際は、必ず保護者と一緒に歩いていると思います。しかし小学校に入学した後は、子どもたちだけで歩くことになります。交差点や横断歩道、踏切など、危険がたくさんあるので、しっかりと交通ルールを教えておく必要がありますね。

【教えておきたい交通ルール】
  • 信号の見かた
  • 横断歩道の渡り方
  • 道の歩き方(白線の内側を歩くなど)
  • 交差点の渡り方・待ち方
  • 「止まれ」の道路標識
  • 横に広がって歩かない
  • 踏切の渡り方 など
幼児期は車や自転車での移動が多いと思いますが、子どもに交通ルールを教えるときは、実際に歩きながら実践で学ばせるのが近道です。1度や2度では覚えられないので、何度も繰り返し教えましょう。

入学してから慌てないための習慣作りが大事

朝は時間との戦い!早寝早起きの習慣

小学校の登校時間は、幼稚園や保育園に比べて多少早いところが多いようです。寝坊したり、朝の支度に時間がかかっていたりすると、遅刻グセがついてしまうこともあります。

「早寝早起き」は、幼児期からしっかりと身につけておきたい生活習慣です。成長期の子どもには十分な睡眠をとることが欠かせないですね。小学一年生くらいの年齢では、10~13時間の睡眠が必要とされています。

早起きすることで、朝食の時間がきちんと取れることも重要です。朝食を抜いてしまうと、学校での勉強がボーっとして頭に入りにくくなってしまいます。例えば、朝7時に起きると想定すると、夜は6時~9時までには寝たいところ。生活習慣はすぐには身につかないので、早めに練習しておきましょう。

自分のものは自分で揃える

小学校では教科書をはじめ、宿題のプリントや筆記用具など、持ち物がとても多くなります。当日の朝ではなく、前日のうちにしっかりと自分で準備する習慣をつけておきたいですね。

幼稚園や保育園の持ち物は、ママが用意することも多いでしょう。入学していきなりすべて自分で揃えなさい、というのは難しいと思うので、早いうちから「自分のものは自分で揃える」という練習をしておきましょう。

忘れ物をしたときは、ママだけのせいにするのではなく「確認しなかったママも悪いけど、あなたも悪かったよ。明日から2人で気をつけようね」と、子ども本人にも責任があることを伝えてみてください。忘れ物をして困ったり恥ずかしい思いをしたりすることで、「次は絶対忘れない!」と思うようになりますよ。

人の話を聞き自分の気持ちを伝える

5、6歳くらいの子どもだと、自分の話をしたい気持ちが先行して、なかなか人の話が聞けません。幼稚園や保育園では先生が根気強く聞いてくれていたかもしれませんが、小学校ではそうはいかないため、しっかりと人の話が聞けるように練習しておくとよいでしょう。

「人に何かを教えてもらうときは、相手の目を見て話を聞く」ということは、大人でもできない人がいるくらい難しいこと。まずは、ママやパパが話しているのをきちんと聞く練習をさせましょう。

そして、自分の気持ちを相手に伝えることも大切です。その際「相手がどんな気持ちになるかも考えられたらいいね」と声掛けしたいですね。楽しい学校生活を送るためにも、子どものコミュニケーション能力を養っておきましょう。

新生活に備えママが準備しておきたいこと

準備に必要な費用のサポート制度を知る

ママもしくはパパがシングルで経済的に余裕がなく、新生活の準備にかかるお金が不安というケースもあるでしょう。お住まいの市区町村によっては、経済的に大変な家庭を援助するための金銭的サポート制度があるかもしれません。

各自治体に問い合わせて聞いてみましょう。学用品や通学費、給食費などの援助が受けられる就学援助制度は、生活保護を受けている世帯や生活保護は受けていないものの児童扶養手当を受けている世帯などが対象になります。

自分の家庭が条件に当てはまるかどうか、検討したいですね。支給を受けるには各自治体に申請し、審査を受ける必要があるので早めに調べておくと安心です。

子育てにはお金がかかるので、少しでも利用できる制度について知っておきたいですね。

ママの働き方や子どもの預け先について

ママが仕事をしている場合、学校後の子どもの預け先はどうなるのか不安になりますよね。「小学1年生の壁」について聞いたことがあるママもいるでしょう。

これは子どもの小学校入学により、ママの仕事時間の調整が難しくなり退職するママが増える現象のことを指します。子どもが入学し、新しい生活に慣れるまではママのサポートが必要となります。

さらに1年生から宿題が始まるので、夜はママが子供の宿題を見る時間を確保するのも必須です。授業後に子どもを学童へ預けたとしても、保育園の延長保育より早めに迎えに行かなければならないケースが多く、どうしようかと頭を悩ませるママも少なくありません。

ママによってはファミリーサポートや民間学童を利用しているケースもあるようですよ。

子どもの留守番に備え練習しておく

学校から戻り、ママやパパが帰宅するまでの時間が比較的短いようであれば、子どもひとりでの留守番を視野に入れてもよいかもしれません。子どもの性格をよく見極め、ママやパパとの約束が守れて一通り身の周りのことが自力でできるようなら、留守番の練習から始めてみましょう。

家に入ったらきちんとカギをかける、インターフォンが鳴ってもむやみに扉を開けないなどの約束をすることが大切です。それ以外にも、火や包丁はひとりで使わないなど基本的な約束も確認するようにしましょう。

就学前の春休みに短時間から留守番の練習を始めてみるのもよいですね。留守番中はママやパパがこまめに電話をするなどして子どもの安全確認をするように心がけましょう。

まとめ

小学校に上がると生活習慣も人間関係もガラリと変わり、最初のうちはママも子どもも戸惑うことがあるかと思います。入学前にある程度できることを増やしておけば、子どもの自信になり、新生活にもなじみやすいのではないでしょうか。

その際子どもには「できないと学校行ってから困るよ!」とはいわず、「できていたらすごくかっこいいよね!」とポジティブな声掛けで学ばせるとよいでしょう。入学準備を万全にして、安心して子どもを小学校に送り出せるようにしたいですね。
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