乳児との冬の過ごし方。冬ならではの悩みや疑問を解決して乗り切ろう
冬場は、大人でも寒さで風邪を引きやすい時期ですよね。赤ちゃんが風邪を引かないように、どんな服を着せたらよいのか、お部屋の温度は何℃くらいがよいのかなど、分からないことも多いでしょう。ここでは、冬場のお部屋の中の服装や、外出どきの服装などをご紹介します。
乳児が冬の室内で過ごすときのポイント
室内で過ごすときに適した湿度とは?
赤ちゃんは、大人と比べて体温が少し高いです。そのため、室内の温度を高くし過ぎてしまうと暑さから寝苦しくなり、ご機嫌が悪くなることもあります。室内に温度計と湿度計を置いて、こまめにチェックすると分かりやすいですね。
また、冬場は空気が乾燥するので、湿度も低いことが多いです。加湿器を置くのもよいですが赤ちゃんが触ると危ないので、置く場所に困るママもいるでしょう。そんなときは、洗濯物を部屋干しにして加湿器代わりにするとよいですよ。
どのように暖房を使う?夜中も使用するのか
床暖房は大人だと足元が温まってよいですが、赤ちゃんは寝ていることが多いので、長時間寝かせていると低温やけどになる可能性があります。ホットカーペットも同じなので、布団などを敷かずに寝かせたり、長時間同じ場所で遊んでいないかどうか注意しましょう。
また、夜中の暖房は、朝まで切らずに過ごしてしまうと温度が上がり過ぎる、室内の乾燥するなどの原因になります。赤ちゃんの寝かしつけの時間までに寝室をしっかり温めておきましょう。寝た後は2~3時間後にエアコンが切れるように、タイマーを設定しておくか、パパやママが消してから眠るようにするとよいですよ。
冬でも脱水症や熱中症に注意しよう
赤ちゃんはまだ体が未発達なので、急に体温が上がるときがあります。また、新陳代謝も活発なため汗もかきやすく、室内の温度が高いと汗で服が濡れていることもあるでしょう。ですから、こまめに水分補給をしないと脱水症になってしまいますよ。
熱中症は、高温多湿の環境で発症することが多いです。冬によく発症する場所は、お風呂の中なのです。冷え切ってしまった体を湯船で急激に温まるので、血流に急な変化が起きてしまうことがあります。寒いからといって長風呂すると、脱水にもなるので注意が必要です。
乳児の冬服は何をどのように選ぶ?
冬の部屋着の選び方と組み合わせ
お部屋の中では基本的に、短肌着+長肌着+カバーオールやツーウェイオールを着せましょう。冬場はフリース素材のカバーオールなども売られているので、重ね着しなくても暖かい服装ができますよ。
特に寒い日は、ベストを着せたり、腹巻きでお腹周りを温めたり、ゆるめのレッグウォーマーで足元を冷やさないようにしたりして、寒さ対策するのもおすすめです。ハイハイができるようになると行動範囲が広がり、赤ちゃんの運動量も増えます。暑そうにしていたら、肌着を長肌着1枚に減らしても大丈夫です。
乳児の外出着の選び方
外が寒いからといって、服の着せ過ぎは注意が必要です。買い物などで室内に入ると温かいので、暑くて赤ちゃんが辛くなってしまいます。寒い日でもアウターの下は、部屋着の服装でよいですよ。
外出するときの服装は、保温性の高い服選びがおすすめです。例えば、体にピッタリの服よりも、少しゆるめの服を着ると空気の層が自然とできて、保温性が高まり温かく感じます。
こまめに汗や体温を確認しよう
赤ちゃんは成長するにつれて汗腺も発達します。体は小さくても大人と同じ数の汗腺があるので、小さな体で大人と同じくらいの汗をかいていることになります。冬場は厚着になることが多いので、汗をかいたり熱がこもったりしやすいですよ。
汗で濡れた服をそのまま放置すると、体が冷えて風邪を引く原因にもなります。こまめに赤ちゃんの汗や体温を確認しましょう。汗で肌着が湿っていたら、すぐに着替えさせてくださいね。
冬場の赤ちゃんの服装の疑問を解決!
赤ちゃんに靴下は必要なの?
冬場に室内にいるときは、エアコンなどの暖房機器をフル活動しているでしょう。室内は赤ちゃんの過ごしやすい温度にしていると思うので、基本的に室内で過ごす場合は靴下は必要ありませんよ。
しかし、冬場の外は日中でも気温が低いので、外出するときは靴下を履かせたほうがよいでしょう。靴下は脱げやすかったり、履くのを嫌がったりする赤ちゃんもいるため、足先まで覆われているカバーオールを外出時に着せるのもおすすめですよ。