真夏のお散歩は危険がいっぱい。避けるべき時間帯と暑さ対策
「お散歩に連れていってあげたいけれど、子どもの熱中症などが心配でなかなか出歩けない」と、夏場のお散歩をどうすればよいのか悩んでしまうママは少なくないでしょう。どのような時間帯に行けばよいのか、またどのような暑さ対策が有効なのかについてご紹介していきます。
真夏のお散歩、いつ連れて行けばよい?
昼間は避けて、朝夕の涼しい時間を狙おう
乳幼児は体温調整機能が未熟なため、熱中症にかかりやすく重症化しやすいもの。気温の高い時間帯にはエアコンの効いた涼しい部屋で遊んで過ごしたほうが無難です。
とはいえ、一日中家の中にこもっているわけにもいかないので、比較的涼しい朝夕の時間帯にお散歩に連れて行くとよいでしょう。夕方になると蚊が多く発生する場合もありますので、できればアスファルトがまだ熱くない朝の時間帯のお散歩がおすすめです。
長距離のお散歩より近所をのんびり歩こう
外に出かけることは子どもだけでなくママ自身のリフレッシュにもなるので、できれば積極的にお散歩を楽しみたいものですよね。しかし暑さに弱い子どもの体調を考えると、熱中症が懸念される夏のお散歩にはさまざまな配慮が必要となります。
はじめてのお散歩であれば5分程度、首がすわったあとの乳幼児であれば30分〜1時間程度のお散歩は可能ですが、子どもの体調やご機嫌、汗のかき具合を見ながら対応することが大切です。
体調がすぐれない場合にはすぐに帰れるように、あまり自宅から離れない距離をのんびりお散歩することが理想的です。
暑すぎる場合は無理せず諦めよう
とはいえ連日の猛暑が続く中、思うように気温や湿度が朝になっても下がらず、大人でもまいってしまう日もありますよね。地域や環境によってもお散歩に適した時間帯は異なります。
いくら熱中症や紫外線の対策をしていても、地面からの熱気により抱っこ紐やベビーカーの中は暑くなりやすいもの。あまりにも暑い日はお散歩をあきらめて、涼しい室内で過ごすほうが無難なこともあります。夏場のお散歩は、赤ちゃんとママの双方にとって負担のない範囲でしてくださいね。
お散歩に行く前に気を付けたいこと
ママも子どもも紫外線対策は万全に
太陽光に含まれる紫外線には、殺菌効果やビタミンDの合成、新陳代謝の促進などの効果がある一方で、浴びすぎると皮膚ガンや目を痛める一因になるともいわれています。肌の露出が増えがちな時期の外出は、母子ともに日焼け止めを忘れないようにしましょう。
子どもは肌がデリケートなため、日焼け止めは刺激の少ない子ども用のものを選び、事前に必ずパッチテストをしてから使用するようにしてくださいね。
水分補給をしてから出かけよう
ただでさえ水分補給が欠かせない暑い時期には、お散歩に出かけて体を動かすと汗を大量にかくため、摂取すべき水分量はさらに増えます。湯ざましや麦茶などに慣れていないお子さんも少しずつ飲めるように普段から練習をしておき、外出先でもこまめに水分補給ができるようにしましょう。
母乳、ミルク、湯ざまし、牛乳、子ども用のスポーツ飲料、スープや果物などの水分含有量の多い食事などで十分に水分を摂取してから出かけるようにしてくださいね。
帽子やタオルなど準備をしっかりと
・日よけつきの帽子
・水筒やマグ
・汗をかいたり、水遊びをしたりしたときのための着替えやタオル
・エアコンの効いた室内に入るときに使える薄手のブランケットやはおりもの
そのほかにも、ベビーカーにサンシェードを取りつける、UVカット機能付きのブランケットをかける、保冷剤入りのベビーカーシートを使う、などの工夫も有効です。お散歩に行く距離や時間帯に合わせ、必要なものを準備してくださいね。
お散歩中の暑さ対策はどうしたらいい?
こまめな水分補給を忘れずに
直射日光やアスファルトからの照り返しで、子どもは大人以上に体力を消耗してしまいますし、たとえ気温が低い場合でも湿度が高かったり風が弱かったりする日には、体に熱がこもって体温が下がりにくくなって熱中症になるケースもあります。体調の変化をこまめにチェックし、熱中症にならないよう十分に配慮してあげましょう。
乳幼児は体温調整機能が未熟なため体に熱がこもりやすく、大人よりも熱中症になりやすいもの。外遊びに夢中になって水分補給を忘れがちになりますので、こまめに摂取できるようまわりの大人がきちんとサポートしてあげましょう。