5歳でのスノーボードデビュー!子どもにあったボード選びと教え方
子どもにさせるならスキーかスノボどちらがよいのか迷っていませんか?スキーは小さな子でも滑っているイメージがありますが、スノボは何歳からはじめることができるのでしょうか。ここでは5歳児のスノボデビューについて、ボード選びや練習ポイントなどについて考えてみます。
子連れでスノーボードに行こうと思ったら
子どもにはスキーとスノボ、どっちが簡単?
スキーは2本の足それぞれに板をつけて滑ります。2本の足で踏ん張って雪の上に立つこともできます。でもスノボは一つの板の上に両足を乗せるので、立つだけでもひと苦労のようです。スキーの方がバランスが取りやすいのですよね。
スキーのブーツは3歳くらいの子でも履ける15cmくらいからあるのですが、スノボのブーツは5歳くらいから履ける19cmくらいからしかないそうです。そういうことからも、スノボは少し年齢の高い子がはじめるスポーツのようですね。
子連れでスノボに行くときの持ち物リスト
雪遊び程度でも、防水がないものは中まで濡れますので、防水のきいたウェアがよいです。成長が早いので、安いウェアでも十分ですよ。
・スノーボード セット(板・ブーツ・ビンディング)
最初はレンタルでもよいでしょう。板は身長に合わせてサイズが変わりますし、スノボを続けたいと思ってから買った方がもったいないことにならずにすみますよ。
・ヘルメット
後ろに転倒することも多く、大変危険です。サイズのあったヘルメットをつけましょう。
・グローブ
防水・防寒のものをつけましょう。
・ゴーグル
顔に合ったサイズをえらびましょう。
・子どもの練習用品
あれば便利ですよ。スキーパルやコーチベルトなど、子どもを支えるものが販売されています。
ボードは身長にあったサイズで軽いものを
ボードの長さは長い方が安定しますが、長すぎれば動きにくくなります。その子にあった長さを必ず選びましょう。買う場合は、成長することも考えると、身長から10cm短いくらいが長く使えておすすめだそうです。
初心者には、軽い板がよいです。動かしやすく、移動の際も運びやすいでしょう。
ブーツは、締め具合の細かい調整ができるシューレースタイプと、力をあまり必要とせずに締められ着脱が早いダイヤルタイプがあります。子どもに履かせてみて、履きやすいブーツを選びましょうね。
5歳児でも楽しめるスノーボードの教え方
まずはフラットなところで基本姿勢と転び方
基本姿勢は、進みたい方向に、胸と腰を軽く向けて、両ひざと腰を軽く落とした低い姿勢です。そして大切なのは、進みたい方向をしっかり見ることです。足元を見ていては転んでしまいますし、人にぶつかるので危険です。
言葉で伝えるのが難しい場合は「ゴリラのポーズをとる」といってみてください。軽く膝を曲げて腰を落としていませんか?小さな子ほど、言葉でいっても理解しにくいですが、動物などに例えてみると、自然とポーズをとってくれるのですよね。
横滑りでブレーキと安全に下に降りる練習
「怖い、止まりたい」と思ったら、お尻を雪につけて、尻もちをつきましょう。頭を強く打ち付けないように、お尻から落ちます。尻もちが一番安全な転び方ともいえます。でもこれができない場合は、ヘッドスライディングするように胸から倒れます。体を支えようと手を出すと、手首を痛める可能性があるので、胸から倒れる気持ちで、思い切って倒れましょう。
ブレーキのかけ方も教えます。ボードの上で、つま先を上げたり下げたりと、足を動かす練習をします。ボードは、つま先を上げるとブレーキがきき、つま先を下げると滑りはじめます。それを頭で理解してから、傾斜のある場所で大人が助けながら横滑りして、ブレーキがきく感覚を身につけましょう。
横滑りしながら左右に移動する木の葉落とし
教えてあげるときは、大人は傾斜の下側に立ち、子どものボードの下に足をいれて、子どものつま先が上がるようにして支えます。こうしているとブレーキがかかっているので、ボードは滑りだしません。
そしてボードの下の足を抜き、子どもが自分で少しずつつま先を降ろし、進みたい方向をしっかり見て、進みたい方向の足に体重を乗せるようにいいます。すると体重を乗せた方向にボードは滑りはじめます。
方向を変えるには、一度正面を向き直し、体重も両足に均等にかけます。それから進みたい方向を向き、体重もその足に乗せます。
大人が近くで見守っていると安心できますよ!
スノボを安全に子どもと一緒に楽しもう!
ロープを使った補助で、子どもの暴走を防ぐ
コーチベルトなども販売されていますが、ロープでも子どもを補助できます。ロープは水を吸いにくく硬すぎないものを選びます。例えばロッククライミング用のロープも使いやすいですよ。登山用品店で切り売りしていますし、太さ1cmくらい長さ10mくらいがよいでしょう。
補助するときは、暴走しはじめたらロープを引くようにして、基本は子どもが自分のペースで滑るように距離を保って滑っていくのがポイントですよ。子どもも大人も、暴走しないと思うと安心して滑れますよね。