抱っこはいつまで?そのメリットと離乳食時や抱っこ紐をやめる目安
子育てをしていると「これはいつまでしてもよいのだろう?」「ほかの子より遅いかしら」と気になることがいっぱいありますね。「抱っこ」もその中の一つで「いつまでも抱っこするのは甘えさせ過ぎかしら」と心配しているママもいるでしょう。ここでは、抱っこのメリットや、やめる目安などを考えてみます。
子どもの抱っこはいつまでするべき?
子どもが望まなくなるまで抱っこをしよう
抱っこは、子どもの大事な表現方法だといえます。親と子どもの愛情確認です。子どもにとって親は一番頼れる相手で、その人に愛されたい、守って欲しいという気持ちが、抱っこという行動になるようです。
子どもによって成長の早さは違います。早くに抱っこから卒業する子もいれば、そうでない子もいます。抱っこという愛情確認方法をまだ必要としているうちは、ママは子どもの「抱っこして」の言葉を受け入れるのがよいでしょう。
小学校までは抱っこをしよう
自分中心だった幼少期から変わって、学校に通い出すようになると、周囲のことを気にしたり、勉強や友だちのことなど、周りと自分を比べるようにもなってきます。そうすると悩みも生まれてくるものです。
こうした子ども社会に慣れて、自分でうまく感情のコントロールができるようになるまでは、抱っこという形で子どもを安心で包み込むのはよいことではないでしょうか。そのうち、子どもは自然と親から離れていきます。学校にいる時間が増え、親以外に安心できる相手をみつけて自然と抱っこは必要なくなるでしょう。
3歳までは抱っこを否定しないようにしよう
ですので3歳までは、子どもが「抱っこして欲しい」と言ったなら、否定しないで抱っこをしましょう。子どもは「抱っこ」の言葉に、ほかの言葉では表せない色々な感情を込めています。抱っこしてもらって気持ちが満たされたとき大きな幸せを感じるのです。
3歳までは特に、わがままを言ったり暴れたり、本当にママが苦労する時期です。そんなとき、抱っこで愛情確認をすることで、いろんな問題が解決することもあるでしょう。ママは疲れているかもしれませんが、抱っこを受け入れてこの時期を乗り切りましょう!
子どもを抱っこするメリットは?
抱っこで子どもの心が満たされ自立が早い
公園で遊ぶにも「嫌われるのではないか」と思うと、怖くて仲間に入れませんよね。自分で歯を磨くにしても「まだ1人でできないでしょ」と言われると消極的になるでしょう。でも愛情を感じて自信をつけている子は、新しい世界や物事に積極的になれるのです。
まずは一番身近な親から認められ、子どもは外の世界に出る勇気をもらいます。認めてもらえないと、守って欲しくてなかなかママから離れられないのです。
抱っこで脳が発達し心と体の成長によい
まだ何も話せない小さな赤ちゃんですが、ママに抱っこされたときの感情は、脳に伝わり成長に影響します。繰り返しママの温かみを感じることで、人へ優しい気持ちを起こさせる神経回路もできあがり、人に優しく、スキンシップのできる大人に成長していくといわれています。
人とのふれあいを快く感じるか感じないかも、赤ちゃんのころや、幼少期に経験した親からの温かみが影響しているともいわれています。記憶として残っていなくても、脳の奥に残りつづけるのですね。
抱っこで得られる安心感は心の栄養
親子のコミュニケーションとしても抱っこはとても大切です。大きくなって抱き上げることができなくなっても、膝の上に乗せたり、ギュッと抱きしめたりすることで、子どもは親の愛情を感じることができます。
人は、肌に触れられることで、ほかでは感じることのできない安心感を得ます。頭をなでられると嬉しくなったり、手をつないでもらうと心強くなったりしますよね。抱っこにかぎらず、スキンシップは子どもの心を豊かに成長させます。
離乳食時の抱っこと抱っこ紐はいつまで?
7カ月ごろから離乳食は座って食べさせよう
食べてくれない理由の一つとして考えられるのが、まだ自分で安定して座っていられないということがあります。クッションを腰回りに詰めてあげて、少しもたれかかることもできるようにすると安定しますね。足がブラブラ動くのが嫌な子には、足を置くステップのあるイスを用意してみましょう。