子どもが歩くのは何歳から?歩きはじめるきっかけや練習方法を知ろう
同じ月齢の赤ちゃんたちが歩いているのを見ると、自分の子どもはいつ歩きはじめるのか気になったりしますよね。ずっとハイハイばっかりしているけど大丈夫なのかと不安になることもあると思います。ここでは子どもが歩きはじめる時期や前兆、歩くための練習方法などを紹介します。
子どもが歩きはじめる時期や過程について
伝い歩きをはじめるのは生後8カ月前後から
しかしまだ伝い歩きをはじめた頃は、早く移動できなかったり、歩くことに不安があったりするので、移動にはハイハイを使うことが多いようです。
伝い歩きをはじめると、転倒や怪我をする危険も増えてくるので、今一度家の中を見直してみるとよいでしょう。特にローラー付きの家具はローラーが転がってしまわないように、ストッパーで固定するようにしましょう。
歩きはじめの過程はハイハイから
ハイハイは全身を使う動きなので、筋力の発達にも優れており、今後二足歩行をしたり走ったりするために必要な筋力も鍛えられます。
また、今まで自分の行きたいところへ行くことができなかった赤ちゃんも、ハイハイによって自分の思いどおりの場所へ移動することができるようになります。好奇心旺盛な赤ちゃんは、あらゆる物に興味を持ち、なんでも口に入れたりしてしまうので、赤ちゃんの手の届くところに危ない物は置かないように気をつけましょうね。
歩きはじめる前のサインはある?
伝い歩きをはじめるとさらに歩きはじめるまで近づいているサインですが、赤ちゃんにとって手を放して自分の力で立つのは思いのほか難しいものです。赤ちゃんは体の割に頭が大きいためバランスを取るのが難しく、つかまり立ちや伝い歩きをしながらバランス感覚を身につけます。
つかまり立ちから両手を放したり、何にもつかまらずに立ち上がったりすることができるようになれば、歩きはじめる直前だと考えてよいでしょう。
歩きはじめが遅くても心配しすぎないで!
なぜ歩きはじめるのが遅いの?
1人で歩くためには、足にしっかりと筋肉がついている必要があります。歩きはじめない赤ちゃんは、筋肉がまだ発達していなかったり、うまくバランスを取れなかったりするということなので、筋力をつけるためにもつかまり立ちや伝い歩きをしやすい環境を作ってあげるとよいですね。
1歳半健診では歩くことができるかどうかのチェックもありますので、1歳4カ月を過ぎてもまだ1人で歩くことができないときには、一度かかりつけの小児科の先生に相談してみてもよいかもしれません。
歩きはじめるのが遅い方がよいことも
まず一つ目は筋力が発達することです。歩いたりジャンプしたり走ったりするために重要な役割を果たす腸腰筋はハイハイによって鍛えられます。
次にハイハイのよいところは骨が整うことです。背骨はまっすぐではなく少し反っているのが正しい状態です。ハイハイをしているときは背骨が少し反った状態になっていますよね。この時期に将来の骨格も決まってくるのです。
またハイハイをすることによって脳にもよい影響を与えるといわれています。ハイハイは腕をよく使い、手で床をつかんで進んでいきます。手を使うことは脳を活性化させるといわれています。
歩かない子どもにしてはいけないこと
そんな状態で無理矢理歩かせようとしても、体に負担がかかってしまいますし、精神的にもストレスを感じてしまいます。
体の大きな子は小さな子と比べると歩きはじめるのが遅いことが多いようです。体の大きな子は自分の体を支えるためにより多くの筋力を必要とします。
ほかにも赤ちゃんの性格も歩く時期に影響します。歩きはじめるのが遅い子は、慎重な性格の子が多いのです。
同じくらいの月齢の子が歩いていると焦ってしまうこともありますが、優しく見守ってあげることが大切です。
歩きはじめるための練習法できっかけ作り
手押し車で遊んでみよう
歩きはじめる練習といっても、赤ちゃんが楽しみながらできることが一番です。ママやパパも楽しく声をかけながら一緒に遊んであげましょう。
しかし初めのうちは、赤ちゃんは手押し車を押すスピードの加減がわからずに、転倒してしまう恐れがあります。手押し車で遊ばせるときには必ず近くで見守るようにしましょう。