赤ちゃんの髪の毛で筆を作ろう!必要な長さや時期の目安をご紹介
パパやママにとって、赤ちゃんの成長はどれをとっても愛おしいものですよね。多くの人が「成長を思い出に残したい」と思うことでしょう。今回は、子どもの成長を記念品として残すことができる「あかちゃん筆」について紹介します。赤ちゃん筆に必要な髪の長さや量、時期の目安など、参考にしてみてくださいね。
赤ちゃん筆や胎毛筆とはどんなもの?
生まれて初めて切る髪の毛を筆に仕立てる
生まれてから一度もカットしていない赤ちゃんの髪の毛は、先が細く繊細な形をしています。一度でもハサミを入れてしまうと、毛先の形が変わってしまうため、赤ちゃん筆は「一生に一度しか作ることができない貴重なもの」といってよいでしょう。
古くより日本では、髪は神聖で願いが宿るとされていました。そのため、赤ちゃん筆は記念品というだけでなく、子どもの健やかな成長や頭脳明晰などを祈願したお守りでもあるのです。
筆以外にはストラップやアクセサリーも
たとえば、一摘み程の少量の髪の毛をクリスタルに納めて、ストラップやブレスレット、ペンダントなどにして身に付けられるものがあります。髪の毛と一緒にネームプレートを付けたり、誕生石を合わせたりしても素敵ですね。
また、自宅に飾っておくことができるオブジェタイプもあります。写真と一緒に入れられるフォトフレームや、アクリル製のヘアーフレームなど、インテリアに合わせて選んでみましょう。ほかにも、へその緒・髪の毛・乳歯・母子手帳などを一緒に入れられるメモリアルボックスを利用するのもよいですね。
赤ちゃんの成長を記念品にして残そう
赤ちゃん筆を作るときは、赤ちゃん筆のメーカーと提携している美容院なら、髪のカット・申し込み・受け取りまでをお願いすることができます。
また、美容院に行かなくても、インターネットで赤ちゃん筆の注文が行えるメーカーもたくさんあります。セルフカットした髪を郵送するだけなので、自宅にいながら注文できて便利ですよ。メーカーによって色々なデザインがあるので、お気に入りを見つけてみましょう。
赤ちゃん筆を作るのに必要な髪の長さや量
5cm以上の長さがあると理想的
まず、必要な髪の長さです。赤ちゃん筆を作るときは、作りたい筆の大きさによっても違ってきますが「5cm以上」とされることが多いようです。長さがある方が、筆軸とバランスが取りやすくなります。穂先のしっかりした筆を希望する場合は、5cm以上となっていても5cmピッタリにせず、ゆとりをもって長めにカットするとよいですよ。
また、5cmに満たない短い髪が混ざっていても、筆の芯に使用できることがあります。そのため、捨ててしまわず、合わせてメーカーに渡すようにしてくださいね。
束ねて鉛筆の太さ程度になる量を
たとえば、カットしてみたものの、毛量がたりないということがあるかもしれません。そのときは切った髪を一旦保存しておき、カットしてないほかの部分が伸びるまで待ちましょう。そして十分な長さになったら再度カットして、初回分と合わせて量を調節します。
赤ちゃん筆は、一度もハサミを入れていない髪で作るものです。そのため、2回目のカットは、初回カットした部分以外を切るように注意しましょうね。
少ない髪でも対応できる場合も
たとえば、髪の長さが3~4cm以上あれば作れるものや、束ねた髪の量が直径0.5~0.6cm以上あれば大丈夫なものもあります。
また、くせ毛の赤ちゃんもいますよね。もちろん、くせ毛を直して真っすぐに筆を作ることは可能です。しかし、せっかくならくせ毛を生かして、そのまま筆を作ってみるのはいかがでしょうか。赤ちゃんの可愛らしいくせ毛を、当時のまま思い出の品として残すことができますよ。
赤ちゃん筆を作るのに適した時期は?
髪の長さや量が十分ならいつでもよい
ただし、髪の長さや量が十分になったとしても、人見知りが激しかったり、大人しく座っていられなかったりする時期は、避けた方がよいでしょう。せっかくカットしようと美容院に連れて行っても、大泣きしてしまい子どもも親も大変な思いをするかもしれません。また、ハサミを使うので、動き回ると怪我をする危険もあります。
初めて髪を切る日は、親子にとって素敵な思い出にしたいですよね。そのため、髪だけでなく子どもの状態も考えて、時期を決めることが大切ですよ。