3歳児は遊び方で成長できる!幼い頃の遊びと心身の成長のつながり
我が子の健やかな成長を願うとき、子どもに対してどんな接し方をするのがよいのか、ママとしては気になりますよね。幼児期の成長は、「遊び」を通して促されるものだといいます。遊びと心身の成長のつながりを知って、3歳児の成長を楽しみながら促していきましょう。
3歳児の発達と成長を促す遊び方のヒント
体全体を使った幅広い遊びが楽しめる
2歳まではママに手伝ってもらっていた食事やトイレも、徐々に自分ひとりでできるようになってきます。自立心が芽生え、なんでも「やってみよう」と挑戦していくことで、さらに成長していくでしょう。
また、体を思いどおりにコントロールする力も付き始めるので、体全体を使った幅広い遊びが楽しめるようになってきます。ダイナミックに体を動かす遊びは、幼児期の心と体の発達には欠かせない要素です。よほど危険でない限り、子どもの思うように遊ばせることが大切です。
遊びからコミュニケーション能力が身につく
言葉での意思疎通ができると、一緒に遊ぶ相手を意識するようになります。ママやパパではなく、同年代の友だちと一緒に遊び始めるのが3歳頃からです。とはいえまだまだ「自己中心的」な考え方になってしまう時期なので、ケンカしたり泣いたりすることも多々あるでしょう。
しかし、遊びの中で友だちと泣いたり笑ったりを繰り返すことで、コミュニケーション能力が身についていくのです。子ども同士のケンカが始まっても、ケガをしないようにだけ注意して、後はできるだけ子どもに任せて見守りましょう。
知育を目的とした遊びを取り入れる
知育を意識するなら、手先を使う遊びがおすすめです。3歳頃には手先も器用になってきます。ハサミやノリを使ったお制作もママが一緒ならできますよ。
「危ない」「汚れる」などママは色々気になることもあると思いますが、子どもに様々な体験をさせることで、逆に「危険なもの」「汚いもの」などを覚えていくのです。子どもが作品を作ったとき、新しくできることが増えたときは、思いっきり褒めてあげましょう。それが次の挑戦につながります。
3歳児が伸びる!幼い頃からできる遊びとは
シャボン玉遊びや手遊び歌で言葉が発達する
3歳頃は、話すときにうまく舌が使えず、活舌が悪くて「赤ちゃん言葉」のような発音が多いですね。それもまたかわいいのですが、じょうずに話せるようになると、より会話が楽しくなります。
また、「おべんとうばこのうた」「こぶじいさん」などの手遊び歌も言葉の発達には欠かせない遊びです。「手先を動かしながら歌う」ことは、3歳児の脳によい刺激になります。親子で一緒に手遊び歌をすることで、子どもとのコミュニケーションも取れますね。
お絵かきや工作、折り紙で知能をつかう
なにが描いてあるのかわからないことも多いですが、できあがった作品を家の中に飾ってあげるととても喜びます。「自分が描いたんだ」という満足感で満たされるでしょう。
お絵かきと工作をMIXした制作も楽しいですよ。廃材と折り紙を使って、立体的な制作物を作ってみましょう。うまくできていなくても、子どものやりたいようにさせることがポイントです。子どもが「できないよー!」と助けを求めてきたら、お手本を見せてもう一度挑戦させるとよいでしょう。
絵本の読み聞かせで想像力を刺激する
テレビやゲームと違って、絵本は子どものペースに合わせて物語を読み進めることができます。途中で気になるところについて話したり、お気に入りの場面を繰り返し読んだりすることで、語彙力や想像力、理解力などが育まれるでしょう。
また、絵本の読み聞かせはママとのコミュニケーションの場でもあります。膝の上でママの声を聞いて物語の世界に入っていくことは、子どもの情緒も安定させます。お気に入りの本は繰り返し読むのもよいですよ。
遊びで学んだ感覚で子どもは社会へ踏み出す
外遊びは転んでも挑戦する気持ちを育む
ママとしてはケガを心配してしまいますが、よほど危険でない限り子どもの挑戦は見守る姿勢でいたいものです。転んだりぶつかったりしながら、子ども自身で危険を学んでいくことが大切です。
また、できなかったことができるようになるという成功体験や達成感が、3歳児の心の発達によい影響を与えてくれます。何気ない遊びの中にも、子どもの発達を促す要素はあふれているのです。