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自由にのびのび子育てするために。放置放任との違いや意思の尊重

自由にのびのび子育てするために。放置放任との違いや意思の尊重

「子どもをのびのびと育てたい」親ならば、誰しもがそう思っているのではないでしょうか。しかし、「のびのび」といっても漠然としていて、具体的にどうすればよいのかが難しいところでもありますよね。子どもに自由を与えるために、パパやママは何をしてあげられるのか、一緒に考えてみませんか。

子どもの意思をどこまで尊重したらよいか

子どもが友達と喧嘩をした場合

子どもの喧嘩は必ずしもマイナスな面ばかりではなく、コミュニケーション力をつけるという意味では必要なことだといえます。

親は、子どもが友達と喧嘩をしてしまったときに、相手やその親のことが気になって、自分の子どもから理由も聞かずに叱ってしまいがちです。そうすると、子どもは「話を聞いてもらえなかった」と、親に信頼を裏切られたように感じてしまうでしょう。まずは子どもの話を聞くように心がけましょう。

また、相手に謝るときに親が全部代弁してしまうと、それが当たり前になるので注意が必要です。単に言葉で「ごめんなさい」と謝るだけではなく、「自分が同じことをされたらどう思う?」と、相手の気持ちを考えやすいように誘導してあげることも大切です。

食事にとても時間がかかる場合

子どもの食事にかかる時間が長いと、ママもイライラしてしまいますよね。また、このままでは集団生活を送るときに、本人が苦労するのではないかと心配にもなるでしょう。

しかし、あまりに急かされ続けると、子どもも焦って食事すること自体が苦手になるかもしれません。食事にかかる時間が長いことよりも、食欲がなくなることの方が気がかりです。そんなときには、子どもに合わせてママも対応を変えてみましょう。

・のんびりやさんには 
食事にかかる時間を逆算して、行動に余裕を持たせてあげる。

・好き嫌いの多い子には
献立の中の苦手なものを、食べやすく工夫して調理する。

いずれも、成長すれば食事にかかる時間も短くなっていくはずです。安心してくださいね。

朝の用意に時間がかかる場合

「朝の用意が遅くて大変…」毎朝の登園準備に頭を悩ませているママは多いですね。しかし、朝目覚めのよい子どもはまれで、ほとんどの子どもは起きてから動き出すまでに、しばらく時間が要るのではないでしょうか。

「早くしなさい」と急かせるその前に、子どもがスムーズに用意できるような環境作りをしてあげることが大切です。

・早寝早起きができるように生活リズムを整えてあげる。
・前日のうちに、一緒に着替えや制服の準備をしておく。
・朝食をパンやおにぎりなどの食べやすいものに変える。
・食事のときにはテレビを見せない。

また、朝のうちに排泄をうながすよう、朝食にバナナを加えたり、コップ一杯の水を飲ませたりして腸を刺激してあげるのもよいですね。

のびのび育てることで得るものは

失敗したときに乗りこえる力

子どもが失敗するところを見たいと思う親は、おそらくいないでしょう。かといって、失敗を知らないまま育っていくことは難しいですし、また、本人の人間的な部分での成長も望めませんよね。子どもが失敗しそうなときには、親はヒヤヒヤして手や口も出したくなりますが、よっぽど危険なとき以外は、ぐっと堪えて見守りましょう。

もしも、なにかをしようとして、それで失敗したとしても、「愛されている、見守ってくれている」という絶対的な安心感があれば、子どもはしっかりと前を向くはずです。

本当に大切なのは、失敗することよりも、それをどう乗り越えるかです。「どんどん失敗していいんだよ」と伝えて、パパとママ二人でしっかり応援してあげましょうね。

自分で考え行動する力

「好きなようにしてごらん」といっても、自分でどんどんやれる子もいれば、どうしたらよいのかわからない子もいるでしょう。自由にできるということに、不安を感じているかもしれませんね。

そんなときには、ママも一緒に様子を見守りながら、「どうしたらいいと思う?」などと、子どもが自分で考えを導きだせるように、手伝っていくことも必要です。

また、まだ幼いからといって、なんでも親が先に決めてしまったら、子どもは自分で決断することが苦手になるかもしれません。みずから考え行動する習慣をつけられるように、日頃から、自分で着る服を選んでもらったり、絵本の読み聞かせで「あなただったらどうする?」と、主人公の気持ちを考えてもらったりするのもよいでしょう。

相手を思いやりルールを守る力

人は、人から愛を受け取ることで、他人に愛を与えられるようになります。

そのためにはまず、親が子どもを愛して、「自分は愛されている」という自信を、子どもに持たせてあげることが最も重要だといえます。そうすれば、自然と他人に対しても、思いやる気持ちを持てるようになるのではないでしょうか。

また、子どもが保育園や幼稚園に通い始めたら、最初はルールがあることに、戸惑ってしまうかもしれません。しかし、家の中とは別の集団生活を送るなかで、ルールを守ることの大切さを、身をもって学ぶことができるはずです。まわりにいるたくさんの人たちと関わりながら、ルールを守る力を子どもにしっかりと身につけてもらえたらよいですね。

のびのび育てることと放置放任の違い

ほったらかしではなく見守る

「見守る」とは言葉のとおり、見て守るということ。「ほったらかし」は、見ていることにはなりませんよね。放置や放任にも、また同じ意味があります。

のびのび育って欲しいからと、子どもをほったらかしにしていると、他人に迷惑がかかってしまいますし、また、子ども自身が危険な目にあうことがあるかもしれません。

子どもがやりたいことがあるときには、それができる場所であれば、可能な限り見守っていくことが大切です。しかし、他人や自分を危険に晒すようなときには止めさせて、なぜいけないのか理由もきちんと説明してあげる必要があるでしょう。

子どものことをきちんと見つめながら、子どもの心情に寄り添って、その都度ケアしていくことを心がけておきたいですね。
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