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好奇心が強いのは男の子の特徴?メリットや子育てのポイントを紹介

好奇心が強いのは男の子の特徴?メリットや子育てのポイントを紹介

砂場で遊んでいたと思ったら急にブランコに向かうなど、男の子は短時間で興味を移しやすく、落ち着きがないと感じるママはいるかもしれませんね。この落ち着きのなさは好奇心の強さから来るもので、男の子の特徴的な行動ともいえます。子どもの好奇心を伸ばし、ママが男の子の好奇心に楽しく付き合う方法をご紹介します。

男の子の特徴と好奇心が強いことのメリット

男の子は好奇心が強い傾向にある

気がつくと部屋中におもちゃが散らかることが悩みという男の子のママは多いですよね。「片付けてから次を出そうね」とママが何度言っても、ブロックや電車、パズルなど色々なおもちゃが出しっぱなしの状態で、次のおもちゃを出してくるのが男の子によくある行動です。

このような行動は、強い好奇心で興味を持ったことを「今すぐやりたい」と思うためです。ママの話を聞いていない訳でも、困らせようとしている訳でもありません。好奇心を満たすための行動をしているだけなのです。

興味が次々に移り変わり行動を起こすことが早い男の子は、一見すると「落ち着きがない」と感じますが、実は好奇心が強く楽しいことを見つけることが得意ともいえますね。

好奇心旺盛なのは脳によい影響が

好奇心旺盛な男の子が何かに興味を抱くたびに「ワクワク」や「ドキドキ」が溢れます。このようなとき、脳の中では喜びや楽しさを感じるため「ドーパミン」といわれる神経伝達物質が分泌されるのです。

ドーパミンは記憶力を高めたり、やる気を出させたりする働きがあり、高次認知機能という複雑な脳内処理が活性化しますよ。好奇心が強いことでドーパミンの分泌は盛んになるため、楽しみながら脳は活性化していけるのです。

子どもは自分で見つけた「ワクワク」や「ドキドキ」の中から、さらに深く興味を持つものを探し出します。自分で好きなことを見つけ、夢中になれる何かを発見していきますよ。このような積み重ねがやがて学ぶ意欲も引き出していくのです。

行動の幅が広がり自主性も身につく

たくさんのことに興味を持つ男の子も、やがて「好きなこと」が絞り込まれていきます。一冊の図鑑をずっと見ていたり、同じDVDを繰り返し見たりと、ママからすると「飽きないの?」と思うほど熱中していきます。そして、好奇心旺盛な男の子は好きなことを「もっと知りたい」と思うようになりますよ。

ボール蹴りが好きな男の子は、より上手にボールを蹴るためにはどうしたよいかを考え始めます。サッカーの動画を見たり、サッカー観戦に出かけたり、さらにサッカーを習い始めたりするのがよい例ですね。

ボールを上手に蹴りたいという思いが、男の子の行動範囲を広げ「上手になるためにはどうしたらよいか」と自分で考えるなど、自主性も育っていくのです。

好奇心が強い男の子への子育てポイント

男の子の本質を知って受け止めよう

自分の中で「やってみたいこと」が優先順位のトップに立つ好奇心旺盛な男の子は、考えるよりも先に動き出すことが多くなります。こうなるとママが何を言っても、まずは好奇心を満たさなければ頭に入りません。

ママからすれば怪我をしたり物を壊したりするのでは、とひやひやするような行動も、とりあえずやってみなければ気が済まないのが男の子の本質です。命に危険が迫るようなことや、取り返しがつかないこと以外なら、ある程度「しょうがないか」と受け止めてみてはいかがでしょうか。

やめてもらいたいことも、10秒程度見守ってから「落ちると危ないから降りようか」「走るとぶつかるから歩こう」など具体的な理由と合わせて言うことで、男の子はスムーズに理解し納得してくれますよ。

男の子の集中力は外遊びで養おう  

幼児期はそもそも年齢プラス1分ほどが集中力の続く時間です。もうすぐ小学生という6歳児でも、7分ほどが集中力の限界といえますね。小学校に入れば45分間の授業中、じっと椅子に座る必要があるため、ママは我が子が45分も座り続けられるか心配になることでしょう。

小学校入学前に45分間座っていられるよう訓練をしたほうがよいか悩みますが、訓練よりも外遊びをした方がよいといいます。

椅子に座り続けるには体の体幹部分の筋力が高まる必要がありますが、これは外を走り回ったりジャンプしたりする運動で鍛えられます。遊びたいという子どもが持つ欲求も満たされるため、情緒が安定し落ち着くのです。集中力アップには外遊びが大切になりますよ。

好奇心を伸ばしつつ叱るコツを抑えよう

考えるよりも先に体が動き始めてしまう男の子に、ママはつい「ダメ」と叱ることが多くなりますよね。また、同じような注意を再三することも多いと思います。ですが、これらは避けたい叱り方になります。

好奇心旺盛な男の子には、叱るのではなく諭すほうが効果的です。ただ「ダメ」と伝えるのではなく「このような理由からやめたほうがよい」と言うことで、子どもはダメな理由を納得するのです。

注意したことを繰り返し注意すると、子どもは自信を無くしてしまいます。一度注意したらそれ以上同じ注意はせずに、ぎゅっと抱きしめて子どもの気持ちに共感しつつ「やってみたかった気持ちはわかるけど、注意されたことはやめようね」とママの気持ちを伝えると効果的ですよ。

男の子の好奇心をもっと育むために

ママもワクワク感を持ちながら楽しもう

大発見の毎日を過ごす男の子に対して、ママは「男の子って分からない」「育てにくい」と、どんよりとした日々を過ごしているかもしれませんね。ですがママも毎日何か楽しいことがないかを探してみてください。

ママが見つける楽しいことは、子どもに関係しないことでもよいのです。韓流スターやアスリート、アニメや漫画でも構いません。とにかくママが何かに好奇心を持ちワクワクすることで、子どもはさらに好奇心が育めるのです。

ママが持つ好奇心の種と、子どもが持つ種は異なるものかもしれませんが、お世話の仕方は一緒です。水や栄養の代わりに「もっと知りたい」という気持ちを注ぐことで好奇心は育ちます。ママの種、子どもの種をそれぞれ育て楽しみましょう。
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