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2歳児の理想の睡眠時間とは?お悩み別対処法と早寝早起きのコツ

2歳児の理想の睡眠時間とは?お悩み別対処法と早寝早起きのコツ

睡眠時間は足りているのか、昼寝をどれくらいさせればよいのかなど、子どもの睡眠に関するママの悩みは次から次へと出てきますよね。そこで今回はとくに、2歳児の理想的な睡眠事情とはどのようなものなのか、睡眠の悩みを改善するためのポイントなどについてご紹介していきます。

2歳児にとって理想的な睡眠事情とは

2歳児の睡眠時間の理想と現実

「寝る子は育つ」とは、昔からよくいわれてきた言葉ですよね。子どもの成長に欠かせない成長ホルモンは、とくに睡眠中にたくさん分泌されます。子どものすこやかな成長のために、ママとしてはしっかりと睡眠時間を確保していきたいところです。

とはいえ、日本の2歳児の平均的な睡眠時間は10時間程度だといわれています。これは他の国と比べるとかなり少ない数字で、とくに22時以降に就寝している子どもが多いことも特徴的です。

2歳ともなればお昼寝をしない子もちらほらいるかもしれませんが、一日あたり11〜14時間程度の睡眠をとることが理想です。家庭によって様々な事情があるとは思いますが、可能な限り11時間以上の睡眠時間を確保していくことが大切です。

夜に影響しない昼寝の時間

生後間もないころは一日の大半を寝て過ごしますが、成長とともに昼夜の区別がしっかりとつくようになります。2歳ごろには体力がついて活動時間がますます長くなるため、昼寝もせずに遊び続ける子も出てくるでしょう。

しかし、まだまだ2歳の小さな子どもです。運動能力や知能の発達が著しい一方で、そのあり余る体力を調整したり、情報を整理したりすることはうまくできません。体や脳を休ませるリラックスタイムとして、昼寝が必要となるのです。

午前中はしっかりと遊ばせて、昼食後に1〜2時間程度昼寝ができるとよいでしょう。長時間寝かせたり、夕方近くまで寝かせると夜の睡眠に影響が出てしまいます。遅くても15時ごろには切り上げるようにしてくださいね。

2歳ごろの理想的な生活スケジュール

それでは、理想的な2歳児の生活スケジュールを見ていきましょう。おおむね以下のようになります。

[7時] 起床、朝ごはん

[午前中] 外遊びをしたり、児童館などで室内遊びをしたりして、活動的に過ごす

[12時] 昼ごはん

[12時半〜14時半ごろ] 昼寝

[15時] おやつ、晩ごはんまで午後の遊びをする

[18時] 晩ごはん

[19時] お風呂

[20時〜21時半ごろ] 絵本の読み聞かせをする、就寝

このスケジュールであれば、理想的な睡眠時間が確保できますよね。なかなか昼寝をしなかったり、就寝時間が遅くなったりすることも多々あるかとは思いますが、生活リズムを見直す際の参考にしてみてください。

2歳児のママが悩んでいる睡眠事情と対処法

お昼寝を子どもが嫌がるときの対処法

子どもが2歳にもなれば、昼寝で睡眠時間を補いつつ、早寝早起きを心がけた生活リズムを確立していきたいところですよね。

しかし「魔の2歳児」という言葉があるように、2歳の子どもはなかなか親のいうことを聞いてくれません。これは何もパパやママに反抗したくて「イヤ!」といっているわけではなく、自分のやりたいことや思いがはっきりしてきたという成長の証です。

とはいえ、子どものやりたいことを優先するあまり睡眠不足になってしまうと、ぐずりがひどくなってお世話がますます大変になります。「まだまだ遊びたい!」と昼寝を嫌がるときには、子どもに人形の寝かしつけをお願いして眠りをうながす、「昼寝から起きたら公園に行こう」と昼寝との交換条件を出すなどのやり方が効果的ですよ。

夜の寝かしつけで手こずる場合の対処法

「日中にたくさん身体を動かして遊んだのに、なかなか寝てくれない」などと、夜の寝かしつけに苦戦するママは少なくありません。

しかし、疲れると自然に眠くなる大人と違い、子どもは眠りにつくのが苦手です。というのも、日中にたくさん動いて疲れすぎてしまうと、ストレスホルモンが過剰に分泌されて興奮状態になり、寝つけなくてぐずったり、夜泣きをしたりすることが多々あるのです。

子どもがあくびをしたり、ぐずったりするのは疲れすぎている証拠ですので、そうなる前に寝かしつけを行いましょう。2歳児の活動時間の目安は6時間程度とされています。それを超える前に布団に入り、絵本の読み聞かせをするなどして入眠をうながしましょう。

朝の寝起きが悪くて大変なときの対処法

子どもは寝かしつけだけでなく、起こすときも一筋縄にはいきません。忙しい朝に限って子どもがぐずり、支度に時間がかかってしまうこともあるでしょう。子どもの朝の寝起きが悪い原因として、主に以下のようなものが考えられます。

・寝不足や寝過ぎ
・テレビを見ていて脳が興奮してしまい、寝つきが悪い
・いびきや無呼吸によって睡眠の質が悪くなっている
・低血圧や貧血のせいで起きられない

活動的に過ごす、バランスのよい食事をとる、早寝早起きを心がけるなどして、上記の改善に努めることが大切ですね。さらに以下のように、起こし方も工夫しましょう。

・カーテンを開けて部屋を明るくする
・アップテンポの音楽を流す
・やさしく明るい口調で起こす
・すばやく着替えさせる

早寝早起きを習慣化するためのコツ

日中の身体を使った遊びが早寝のカギになる

「太陽とともに起きて、太陽とともに寝る」といった生活サイクルは理想的ですよね。早寝早起きをすることで日中を活動的に過ごせるようになり、体が疲れてスムーズな入眠がうながされます。

とはいえ、家庭によって生活スタイルは様々で、なかなか理想どおりにはいきません。「寝る前にテレビを見せない、絵本を読むなど工夫しても早寝しない」など、子どもの睡眠に関する悩みも色々でしょう。

早寝早起きの習慣化に苦戦するママは少なくありませんが、一番の解決方法はやはり「日中に身体を使った遊びをたくさんすること」です。身体を動かしたり日光を浴びたりすると疲れますし、体温が上がりきってから下がると眠くなるという人間の性質もあり、昼間に動くことは理にかなった早寝のコツです。
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